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2015年1月

2015年1月31日 (土)

『二重生活』の熱さ

風邪や出張などが重なったため、2週間ぶりに映画を見た。公開中のロウ・イエの『二重生活』で、彼の作品の中では中くらいの出来かもしれないが、やはりスクリーンで見る快感を十分に味わった。

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2015年1月30日 (金)

これ以上、アートはいらない:その(1)

先日送られてきたリリースに、「神戸ビエンナーレ」というのがあった。今年の9月から11月に開催らしい。「海で出合う芸術祭」とも書かれている。「出合う」ではなく「出会う」という気もするが、それはおいておく。

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2015年1月29日 (木)

「ボガマリ」の新しさ

日本の食が豊かなのは、海外の料理を積極的に受け入れ、微妙に変容させてゆくところにあるのではないか。古くは天ぷらやすき焼きに始まり、ラーメンやカレーも完全に日本化してしまった。最近の変容はさらに繊細だ。

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2015年1月28日 (水)

日下部五朗の見た東映

昨日の「読売」朝刊に、ここでつい先日書いた神楽坂の書店「かもめブックス」についての大きな記事があって驚いた。そういえば、日曜の「朝日」読書面ではここで書いた伊藤彰彦『映画の奈落』を紹介していた。まさか新聞記者はこのブログを見てネタを探していないだろうけど。

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2015年1月27日 (火)

京都の話:その(2)鯖サンド

大学に移ってもうすぐ5年が過ぎるが、一年で一番忙しいのは1月末から2月中旬だということが、ようやくわかってきた。学期末の試験を作って採点し、課題のレポートを読んで赤で直しながら点をつける。そして出席状況とあわせて成績を打ち込んでゆく。

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2015年1月26日 (月)

『通販生活』で「日本の借金を考える」

『通販生活』というのは、同名の通販が年に4回出しているカタログだが、一度ここで安眠枕を買ってから、定期的に送られてくる。これが通販カタログと思えないほど「政治性」が強い。最近は毎号題字の上に「巨大地震はいつ来るかわからない、原発ゼロ今すぐ」と書かれている。

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2015年1月25日 (日)

京都の話:その(1)ノスタルジア

今年の前半はいくつかの用事で京都に何度か行く。おりにふれて、京都の話をしたい。まず言っておくと、私は関西が苦手だ。何より関西弁がたまらない。もちろん一度も住んだことがない。

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2015年1月24日 (土)

「情」の話

少し前の朝日新聞の「オピニオン」面で、「逆境に学ぶ」というテーマを3人が語っていた。私はそのうちの鈴木宗男氏の話に心を動かされて、切り取っていた。「「情」で倒れ、「情」で復活した」という見出し。

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2015年1月23日 (金)

戒名についてもう一度

風邪で熱が出ていた時に読んでいた島田裕巳著『なぜ日本人は戒名をつけるのか』についてもう少し書く。なぜ、日本の仏教だけに戒名ができたのだろうか。仏教はインドに生まれたものだ。

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2015年1月22日 (木)

代官山化する神楽坂だが

神楽坂のはずれに住んで、17年半が過ぎた。最近になって驚くのは、ここは代官山か青山かというような今風のカッコいい店や可愛らしい店が増えたことだ。そしてそれが潰れない。

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2015年1月21日 (水)

「シャルリー・エブド」襲撃事件に考える:その(3)

イスラム国で日本人2人が人質になり、2億ドル=200億円超を日本政府に要求しているという。そのタイミングの良さや映像のわかりやすさに、思わず「ほら、言わんこっちゃない」と口走りたくなった。

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2015年1月20日 (火)

風邪の顛末

昨日、インフルエンザではないという診断も出ていたので少し悪寒がしたが、午前中に講義をしてみた。ところがこれがよくなかった。終わると顔はほてり、のどはガラガラで、頭がフラフラした。午後は同僚に任せて、帰宅して再び病院へ行った。

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2015年1月19日 (月)

風邪蟄居中の読書:『なぜ日本人は戒名をつけるのか』

昨日、少し熱があったので日曜も開いている区の健康センターに行った。美人の女医さんは「37.4度なのでインフルエンザではないでしょう」と言って、せき止めと鼻水止めと降熱剤を処方してくれた。降熱剤は38.5度を越したら飲むようにとのこと。

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2015年1月18日 (日)

シャルリー・エブド襲撃事件に考える:その(2)

どうも風邪をひいたようだ。熱は高くないのでインフルエンザではないだろう。これから病院に行くので、今日は短く書く。

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2015年1月17日 (土)

『LEGOムービー』の驚異の世界

一部の人がフェイスブックですごいと騒いでいたのを覚えていたので、見に行った。「早稲田松竹」に行ったのは何十年ぶりか記憶にないが、何と今では椅子も座りやすく、トイレも綺麗になっていたのに驚いた。

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2015年1月16日 (金)

「シャルリー・エブド」襲撃事件に考える:その(1)

1月7日の「シャルリー・エブド」襲撃事件については、既に専門家も含む多くの人が新聞やテレビではなくネットを中心に語っているが、私の率直な意見も書き留めておきたい。この事件が起こった時に私が最初に感じたのは怒りというより、「ああ、とうとうやっちゃたなあ」という感じだった。

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2015年1月15日 (木)

シェアするレストラン2軒

日本やアジアと違って、ヨーロッパのレストランでは料理をシェアすることは少ない。あくまで一人一皿が原則。しかし日本人としてはフランスやイタリアの料理もみんなで取り分けて食べたい。最近それが似合う店に2軒行った。

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2015年1月14日 (水)

関西弁で語る「任侠映画」

大学の教師になって初めて依頼を受けた一つに、「事典」の項目を書く仕事がある。記名の場合には肩書が大学の方が「座りがいい」のだろう。そんな時はいい機会だと思ってついでに勉強して書く。

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2015年1月13日 (火)

『ヴェラの祈り』の象徴性

朝、55歳の大学非常勤講師が21歳の女子学生の要求に応じて学内で全裸になったというニュースを聞きながら、ふと『ヴェラの祈り』を見ようと思った。最近『エレナの惑い』(2011年)を見たアンドレイ・ズビャギンツェフ監督の2007年の作品だが、大学の教師が妻に不倫をされる話だと聞いていた。

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2015年1月12日 (月)

『0.5ミリ』に驚愕

今頃恥ずかしいが、ようやく安藤桃子監督の『0.5ミリ』を見て、ぶっとんだ。これは間違いなく去年の日本映画のナンバーワンだった。年末にWEBRONZAの映画ベスト5に「邦画には決定的な作品がなかった」と書いたが、間違いだった。

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2015年1月11日 (日)

『トラッシュ!』の楽しさ

東宝シネマズのカードが貯まって無料で見ることができたので、どれを見ようかと探して選んだが、『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』。ありがちと言えばまさにありがちだが、十分に楽しんだ。監督はスティーヴン・ダルドリーで、アカデミー賞の常連。

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2015年1月10日 (土)

『フォックスキャッチャー』の孤独な男たち

2月14日公開の『フォックスキャッチャー』を見た。『カポーティ』と『マネーボール』のベネット・ミラー監督の新作だが、実は私はそれらを見逃していた。それでも去年のカンヌの監督賞だし、アカデミー賞候補最有力というから期待して見に行った。

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2015年1月 9日 (金)

年末年始の読書:『億男』

そもそも今回の年末年始はトマ・ピケティの『21世紀の資本』を読むことが最大の目標だったにもかかわらず、そちらはあまりに分厚く、くどいのでまだに3分の1ほどしか読み終わらず、その合間に読みやすそうな本を読んでいた。その一冊が、川村元気著『億男』。

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2015年1月 8日 (木)

年末年始の展覧会2つ

仕事以外は映画と読書と酒盛りに費やしている年末年始に、展覧会を見るといい気分転換になる。視覚的な世界に頭の別のところが刺激されるというか。まず見たのは、上野の国立科学博物館で2月22日まで開催の「ヒカリ展」。

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2015年1月 7日 (水)

年末年始の読書:『33年後のなんとなく、クリスタル』

田中康夫の『なんとなく、クリスタル』は1980年、つまり私が大学に入学した年に「文藝賞」を受賞して話題になった本だ。そして去年末に『33年後のなんとなく、クリスタル』が出版された。高橋源一郎や浅田彰を始めとする私が信頼する人々が絶賛しているので年末に読んでみた。

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2015年1月 6日 (火)

『千年の一滴』の描く神秘の日本

一応フェイスブックはやっているけれど、あまり更新していない。それでも暇な時に見ると、おもしろい情報もある。天皇の新年挨拶の平和主義とか、サザンの紅白の歌の過激さとか。『千年の一滴 だし しょうゆ』というドキュメンタリーを見に行ったのも、フェイスブックからの情報だった。

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2015年1月 5日 (月)

1930年代生まれのスターたち:奈良原一高からゴダールへ

竹橋の東京国立近代美術館に「奈良原一高 王国」展を見に行った。どこかでそのポスターを目にして、2本の指で両目を押さえた修道僧の姿が気になったから。東近美では企画展示室で「高松次郎展」が開催中なので、こちらは常設展の一角の小めの展示だった。

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2015年1月 4日 (日)

今年最初の映画:『エレナの惑い』

正月も3日になると、さすがに酒盛りと読書ばかりでは退屈してくる。ずんと来る映画でも見ようかと思って選んだのが、上映中の『エレナの惑い』。かつて『父、帰る』(2003)が話題になったアンドレイ・ズビャギンツェフ監督の2011年の作品だ。

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2015年1月 3日 (土)

年末年始の読書:『資本主義の終焉と歴史の危機』続き

この本に書かれた日本の今後の対処法は重要なので、あえて続きを書き留めておきたい。まずアベノミクスを批判する。「量的緩和は実物経済に反映されず、資産価格を上昇させてバブルをもたらすだけです。一方、公共投資を増やす積極財政政策は、過剰投資を維持するために固定資産減耗を一層膨らますことになります」

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2015年1月 2日 (金)

年末年始の読書:『創価学会と平和主義』

もともとテレビはあまり見ないけれど、年末年始はことさら見ない。だから初詣でをすますと、親戚との付き合い以外は本を読むか仕事(つまり授業関連か原稿書き)をするしかない。最近読んだのは、佐藤優著『創価学会と平和主義』。

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2015年1月 1日 (木)

年末年始の読書:『資本主義の終焉と歴史の危機』

新しい年が始まった。このブログでは普通は政治も経済も語らないが、大著『21世紀の資本』の読書中でもあり、あえて経済の話をしたい。大晦日の「朝日」の一面は、来年度の税制改革が企業や富裕層を優遇して個人消費の底上げを図る方向に決まったことが報じられていた。

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