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2015年1月27日 (火)

京都の話:その(2)鯖サンド

大学に移ってもうすぐ5年が過ぎるが、一年で一番忙しいのは1月末から2月中旬だということが、ようやくわかってきた。学期末の試験を作って採点し、課題のレポートを読んで赤で直しながら点をつける。そして出席状況とあわせて成績を打ち込んでゆく。

卒論を読んで審査するのもこの時期。4万字以上がルールだが、読むのは1時間以上かかるし、講評を書かないといけないし今週末は審査。これが15本。特に授業は1月いっぱいまで続くから、まさに今が一番タイヘン。

そんな時期に去年も今年も風邪をひいた。去年のインフルエンザに比べたら今年は単なる風邪だったが、それでも数日間活動ができない。その分、子供映画教室や友人の講演会などのイベントに参加できなかったから、ある意味では時間もできたけど。いずれにせよ、映画は10日も見ていない。

そんな時に先週末は京都の出張があった。この時間のない時にと思ったが、ある意味では気分転換になった。今回の京都で一番印象に残ったのは、祇園の小料理屋「ろはん」で食べた「鯖サンド」だった。

この店は友人に連れて行ってもらったが、雑誌に載っていたらしい。カウンターが10席ほどで、コースも単品もある。コースといっても4000円から5000円で「魚定食」「牛定食」「豚定食」「鳥定食」とメニューに書いてある。それぞれに選ぶことができ、「魚」ならば刺身、煮つけ、焼き魚から選ぶことができ、さらに魚も選べる。

「牛」はすき焼き、炭焼き、冷しゃぶ、「豚」は炭焼きと生姜焼き、「鳥」は炭焼き、唐揚げ、すき焼きと書かれている。豚肉の生姜焼きや鳥の唐揚げが4000円は高い気がするが、これが違う。先付に始まって、懐石料理のコースだった。

私たちはノドグロの炭焼きと牛の炭焼きを取ったが、そこに至るまでどれも品がよく凝った味が続く。加えて単品で牛蒡の料理とカキフライと鯖サンドを頼んだ。

鯖サンドはこの店の名物でシメに食べる人が多いらしい。我々の時も6人分くらい一度に作っていた。薄切りの食パンをトースターで焼いて、バターを塗り、薄く切った白い野菜と大葉にしめ鯖を乗せて、6つに切る。これが和洋の合わさった不思議な味と食感で、クセになりそう。野菜はカブの一種で「すぐき」という京野菜とのこと。

カウンターで板前さんが必死で作っていてとても声を掛けられない感じだが、聞くと気持ち良く答えてくれる。アシスタントの男性や給仕の女性も優しい。私たちの後に本物の芸妓さんとお付きの女性が入ってきたのには驚いた。彼女たちは「定食」を食べてさっと出て行った。田舎者にとって、京都はやはり謎である。

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