風邪の顛末
昨日、インフルエンザではないという診断も出ていたので少し悪寒がしたが、午前中に講義をしてみた。ところがこれがよくなかった。終わると顔はほてり、のどはガラガラで、頭がフラフラした。午後は同僚に任せて、帰宅して再び病院へ行った。
前日の美人の女医さんにまた会いたかったが、そこは区の休日用診療所なので、歩いて行ける某クリニックに行った。去年、インフルエンザの時に行った町医者だ。
もともと東京では人間ドックとその後の精密検査以外には何十年も病院に行っていない。つまり大病院以外には行ったことがなかった。昨年38度を超す熱が出た時はどこに行くべきか迷った。タクシーで大病院に行ってもよいが、アポなしの初診だと2時間とか待たされると聞いていた。
とりあえず家から出てフラフラと歩くと「〇〇クリニック」という看板があった。いかにも古びた感じが気に行って、吸い込まれるように入った。確か10時過ぎだが待っている患者は2、3人。というかロビーが小さすぎて5人くらいしか待てない。
自分の番が来ると、話を聞いてすぐにインフルエンザの検査をしてくれた。「やはりインフルですね。今日からは3日間外出禁止です」と判断が早い。いつの間にか私の保険証を見て「私学共済ですね、ひょっとして大学の先生?そんな雰囲気だなあ」と話しかけてきた。
大学名を聞かれたので言うと、「あっ、うちの兄貴と同じだ!」。都会のど真ん中なのに、まるで田舎の町医者のようなノリ。しかし、風邪とインフルエンザの違いや薬の説明などを丁寧にしてくれて、なかなかいい印象を持った。
そこで今回も行ってみた。すると去年のカルテを取りだして、「ちょうど一年ぶりですなあ」。「昔は風邪などひかなかったのですが」と言うと、「50を過ぎるとそんなもんです、ハハハ」。検査の結果、やはりインフルエンザではないが、最低明日までは安静にとのこと。
「鼻水止めはいらんでしょう?鼻水は出たらかめばいいんですから。水は補給してください。薬は少なめがいいんです」
大病院と違ってもらった薬に細かい説明は書かれていない。しかし薬品名をネットを見れば、効用から副作用まで何でもすぐわかる。すごい時代になった。
おかげで今朝は熱も下がった。今日一日は自宅で静かに過ごす予定。
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