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2015年1月22日 (木)

代官山化する神楽坂だが

神楽坂のはずれに住んで、17年半が過ぎた。最近になって驚くのは、ここは代官山か青山かというような今風のカッコいい店や可愛らしい店が増えたことだ。そしてそれが潰れない。

2年ほど前にオープンした「アルタムーラ」は何とフォカッチャ専門店!イタリアのピザのようなものだが、よりパンに近い。一切れ250円で何種類もあるがこれが実に本格的でうまい。狭い間口だが、入口や壁は黄色で塗ってあって、そこだけイタリアの空気が漂う。

これが江戸川橋通り沿いにできた時は、1年と持つまいと思った。渋すぎて、神楽坂通りでさえも難しいだろう。ところが、いつ行っても買っている人がいる。奥にはカウンターと小さなテーブルが1つあるが、昼は埋まっている。

その斜め前に昨年の夏にできたのが、ジェラート専門店の「Buon d'amore」。スティックのアイスだけを売っている珍しい店で、「アルタムーラ」と同じく間口が狭いが、こちらは奥行きもない。値段は1本300~500円でかなり値が張るが、よく若い人が店の外でアイスをくわえているのを見る。一度買ったら実に濃厚でおいしかったが、私はそもそもアイスクリームは苦手。

神楽坂上の景観を変えたのが、昨年10月に新潮社の倉庫を隈研吾が改装した「la kagu」ラ・カグ。家具、小物、衣類、本などが、倉庫のなかに所狭しと置かれている感じ。カフェもある。いつも人がいるが、家具や服はすいぶん高いが使えるものがなく、本は中身のないものが多い(新潮社なのに)。これは誰も買わないのではないか。いいのか。とにかく嫌なところも含めて代官山風。

ここの経営がサザビー・リーグと聞いて、「それならわかる」と思った。「サザビー」という英国のオークション会社に似せた名前で、ブランドものをパクッた財布やバッグを作り、アニエスb.やスターバックス・コーヒーを日本で売り出した会社だ。今やアニエスやスタバは売却しているが、サザビーやアフタヌーン・ティーは健在だし、エストネーションのようなセレクトショップも大規模だ。

そんな巨艦の正面に11月末にできた「かもめブックス」という小さな書店が、何とも素晴らしい。京橋のINAXブックギャラリーのような渋い品揃えで、小さなカフェやギャラリーまである。ここは居心地がよい。聞いてみたら地元の校正専門の会社が始めたという。道理で本好きの本が並んでいる。私は本はここで買うことに決めた。

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