風邪蟄居中の読書:『なぜ日本人は戒名をつけるのか』
昨日、少し熱があったので日曜も開いている区の健康センターに行った。美人の女医さんは「37.4度なのでインフルエンザではないでしょう」と言って、せき止めと鼻水止めと降熱剤を処方してくれた。降熱剤は38.5度を越したら飲むようにとのこと。
それから日の当たるソファでじっと本を読んだりDVDを見たりしていた。一晩たったけれど、体温も症状もあまり変化がない。ちょっとだるいが食欲はある、というところ。
そういえば、1年前も今頃インフルエンザに罹った記憶がある。このブログで調べたら、去年の1月17日に病院に行っているので、わずか一日違い。
その時にも書いたが、去年まで私は何十年も風邪とかインフルエンザに罹ったことがなかった。というか、病院自体、人間ドック以外は行ったことがない。それが毎年罹るとは、もう私も普通の人間になった気がする。やはり50歳を過ぎるとただの人である。
これからは、風邪とか高熱とかで休む学生に優しくなるだろうか。課題提出とか発表の日に限ってそんな学生が多いのだけれど。
さてこの風邪がどうなるかは全く分からない。今日はとりあえず午前中の授業をしてから、また病院に行ってみる予定。
昨日午後いっぱいソファに寝そべって読んだのは、島田裕巳著『なぜ日本人は戒名をつけるのか』。病気をしている時にふさわしい内容ではないが、軽い文庫で読みやすそうだったので。
これが思いのほか、おもしろい。戒名は仏教に根拠がない。同じ仏教国でも日本にしかない制度らしい。もともと院号や院殿号などの位の高い戒名は、寺に建物などを寄贈した人に限られていた。それが戦時中に少将以上で戦死した人に院殿号、普通の戦士が院号になったらしい。そしていつの頃から、払う金額で戒名の挌が違うようになってきたという。
これについては、後日また書く。
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