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2015年1月26日 (月)

『通販生活』で「日本の借金を考える」

『通販生活』というのは、同名の通販が年に4回出しているカタログだが、一度ここで安眠枕を買ってから、定期的に送られてくる。これが通販カタログと思えないほど「政治性」が強い。最近は毎号題字の上に「巨大地震はいつ来るかわからない、原発ゼロ今すぐ」と書かれている。

2015年春号は、表紙の左端に「読者が選んだ暮らしの道具ベスト100」とあるが、真ん中には「原発が一基も動いていない 2015年のお正月」と赤で書かれている。見出しは「原発が動けば、シャッター通りが明るい通りに戻るのですか」。いつもながら、反安部的な「政治性」は徹底している。

ページを開くと中村哲氏の「戦争の実態を知らぬ指導者たちが勇ましく吠え、戦の準備をする日本」という題の見開きエッセーがある。私が気になったのは、その次の落合恵子と小林慶一郎慶大教授両氏の対談「日本の借金を考える」。

現在、日本政府の借金は1038兆円あるという。うち867兆円が国債発行による。2000年の国債発行額は318兆円だから、倍以上になった。2014年度で歳入は約96兆円だが、そのうち国債が41兆円を越す。つまり国家予算の半分近くを国債に頼っていることになる。

現在は国民の預金が銀行を通じて国債に流れているが、今後高齢化が進むと預貯金が減り、銀行は国債を買い支えられなくなる。そこで日銀がその分を買うことになるとお金が市場に大量に出回り、インフレがものすごいスピードで進行する。

小林氏は「現在のペースで借金を続ければ、私は東京オリンピックが終わった2~3年後が一番危ないのではないかと考えています」と言う。彼の試算だと物価が10倍。それを防ぐには「消費税を増税し、社会保障の大改革をして歳出をカットするしかありません」。

毎年50兆円づつ借金が増えており利子を考えるとさらに20兆円必要なので、消費税だけでまかなうとすると、借金地獄から抜け出すには35%の消費税が必要らしい。基本的にはそういうことかもしれない。だが個人的には行政の無駄がいくらでもあるだろうと思う。

私のよく知る世界だと、こんなに美術館や美術展はいらないと思う。区にまで美術館があり、全国各地でトリエンナーレが開かれて国の助成金がばらまかれている。美術館・博物館の統廃合をするだけで、相当の維持費が浮くのではないか。

この件については後日もう一度書きたい。

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