週末の福岡に考える
週末に福岡の実家に帰った。84歳になる母が骨折して入院したので、そのお見舞だった。高齢で骨折をすると寝たきりになる場合が多いと聞いていたので心配になった。久しぶりに2泊したが、いろいろなことを考えた。
まず、往復に初めてスカイマーク航空に乗った。現在、経営再建中の会社だが、乗ったのは偶然だった。2週間ほど前にJALのホームページを見たら、往復で4万円前後。そこで「羽田 福岡 格安」で検索してみたら、いくつもの旅行代理店のチケットをまとめたサイトが出た。
そこで2万円前後のチケットを見つけたら、聞いたことのない旅行代理店のサイトに飛んだ。そこからスカイマークの便を指定したら、「予約可能」と出た。支払いは銀行振り込みかコンビニという。そんなところに払って大丈夫か不安になったけれど、思い切って振り込んだ。
翌日、メールで航空引換証がPDFの添付で送られてきた。そこには自動チェックインのQRコードもある。まだ不安なのでそこにあった照会番号をスカイマークのホームページに入れてみたが、お客様センターに電話するようにとの表示が出てさらに心配に。電話をするが、なかなかつながらない。
30分ほどでつながって予約が確認でき、座席の指定もできて一安心。それでも当日は少し早めに着いた。スカイマークのチェックイン場所は空港のはるか端の方にあったが、自動チェックイン機でQRコードをかざすと無事航空券が出てきた。
乗ってみると悪くない。飲み物はすべて有料だが、オレンジジュースやウーロン茶のペットボトルや紙コップのコーヒーが100円で、映画館より良心的だ。ガラガラと全員に配るサービスはいらない。客室乗務員はたぶんみんな20代で若々しいうえに、オレンジのポロシャツで実に爽やか。
機内誌は薄いし、ニュースの上映も音楽のサービスもないが、そんなものはいらない。全体にシンプルさが貫かれていて、ちょうどユニクロの感じか。私にはそれが今風に見えて心地よかった。
同じことを感じたのは、母の入院していた病院。移転してできたばかりの病棟だったが、看護師や補助員やリハビリ担当など、大勢の若い人々が快活に動き回っている。見知らぬ私がキョロキョロしていても、「こんにちは」と挨拶をしてくる。これまたユニクロの店内のよう。母のベッドのそばに座っていると、主任の看護師が向こうから自己紹介をしてきて恐縮した。
大学にいるとわからないが、世の中は変わりつつある。そんなことを考えた。母は思いのほか元気で、まだボケていなかった(たぶん)。
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コメント
古賀はだいたい福岡出身だね(^_^)v
投稿: 石飛徳樹 | 2015年5月 6日 (水) 13時58分