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2015年6月24日 (水)

八王子の『マッド・マックス』

八王子に行く用事があったが、せっかくだからついでに何かないかと調べると、「ニュー八王子シネマ」で『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』をやっていた。行ってみたら、その映画館は何と火曜日は「メンズ・デイ」(!)で男性は千円だった。

もちろんシネコンではなく、怪しげな雑居ビルの3フロアーを占めていたが、館内もレトロな感じだった。そんな中で見る『マッド・マックス』もまた古めかしい魅力に満ちていた。

『マッド・マックス』と言えば、第1作の公開が1979年でその時は映画館で見た。その後は2作目も3作目も見ていなかったが、今度の新作にも1作目の構造が引き継がれているのに驚いた。つまり、近未来の荒廃した砂漠を、バイクに乗ったマックスと滅茶苦茶な改造車がバトルを繰り広げるというもの。

今回の一番の特徴は、女性たちが大活躍をすることだろう。冒頭はバイクに乗ったマックス(トム・ハーディ)が囚われの身になる様子が描かれるが、支配者ジョーに反逆を企てる女兵士フュリオサ(シャリーズ・セロン)が出てきてからは、彼女が中心になる。

フュリオサはジョーの相手役の5人の美女を連れており、彼女は自分の故郷を目指すが、マックスも同行することになる。それを追いかけるジョーの大軍隊。驚いたのは故郷に着くと、そこには彼女を知っている中年女性たちが何人もいて、一緒にジョーの軍団と戦うことに。

フュリオサが抜群にカッコよく、彼女の指揮で戦う女たちも勇ましい。男性社会への怒りを一挙にぶつける感じがいかにも現代的だ。フュリオサが出てきてからはほとんど最後までアクションの連続で、2時間があっという間だった。

そのうえ、派手な改造車両ではエレキギターで全体を鼓舞する男がいたり、「ウォー・ボーイ」と呼ばれるジョーの子分たちが『メトロポリス』を思わせたりと、細部も楽しい。これは今年一番の娯楽映画ではないか。

ところで「メンズ・デイ」というのは初めて見た。入る前に、一瞬ゲイのたまり場かなとも思ったが、そんな雰囲気はゼロの暇そうな会社員とオジサンが10人ほどいただけだった。

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