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2015年8月12日 (水)

『ジュラシック・ワールド』を見る

「自宅にこもる」はずが、どうもできない。夕方になるとそわそわして、出かけてしまう。ネットを見ていたら、火曜はTOHOシネマズ会員割引とわかって、『ジュラシック・ワールド』を見に行った。

もともと小さい頃から恐竜に興味がない。だから「ジュラシック・パーク」のシリーズは実は1本も見たことがない。それでも見ようと思ったのは、若い友人が「マッド・マックスよりおもしろい」と言ったから。

結果はそんなことはなく、しょせん子供向けの映画だった。退屈したわけではない。2万人以上が楽しむコスタリカの島の恐竜テーマパーク「ジュラシック・ワールド」で、遺伝子操作で生まれた新たな恐竜インドミナスが暴れ出す。そこの責任者のクレア(プライス・ダラス・ハワード)は、恐竜の調教師オーエン(クリス・プラット)に協力を求めてその恐竜を捕まえようとするが、ワールド全体の恐竜が騒ぎだし、観客は四方に逃げ惑う。

その展開は見ていて手に汗を握る。なにしろワールドの関係者や観客が、どんどん恐竜に食べられるのだから。子供向けにできるだけ残酷なショットは避けているが、それでもかなりの衝撃だ。恐竜が退屈だとスマホを見ている子供たちが襲われるシーンなど、何ともいい。

映画は、高校生と小学生の兄弟が、両親に見送られて飛行機に乗るところから始まる。伯母のクレアが世話をしてくれるはずだったが、彼女は忙しくてその暇はない。結局自分たちで勝手に動くうちに、インドミナスに追われる。だから映画の半分は、子供たちの視点で描かれる。

クレアとオーエンが力を合わせるうちに愛が生まれ、甥たちは何とか助かってラストに両親と再会するというハッピーエンドだけれど、恐竜たちが人間を追い回すおもしろさに比べて、人間ドラマの部分は何ともチープな作りに見える。クレアたちに反旗を翻したインジェン社の人々や中国人のウー博士のドラマも尻切れトンボだし。何より中心となるクレア役のプライス・ダラス・ハワードに魅力が足りない。

この夏の洋画大作の私の評価は、1位が『マッド・マックス』で2位『ミッション・インポッシブル』、3位『ジュラシック・ワールド』、4位『ターミネーター』かな。『アベンジャーズ』など見ていないものもあるけど、このへんにしておこう。

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受信: 2015年8月21日 (金) 00時30分

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