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2015年9月 3日 (木)

またエール・フランスに乗った

毎年、夏の終わりになるとソワソワする。ベネチア国際映画祭の晩夏のリド島の景色を思い出すと、いてもたってもいられなくなる。そんなわけで、今年もいそいそと出かけた。去年に続いて、ある新聞に報告を書く予定。

去年はベネチア行きの直行便があったので今年は乗ってみようと思ったが、どうも人が少なかったのか1年で廃止になった。結局、またエールフランスに乗ることに。

一般的にはこの航空会社は評判が悪い。ところがなぜか私とは相性が良く、何十回も乗ったが、一度もトラブルがない。なぜかアップグレードしてもらったことが何度もあるくらい。言葉ができるのはあるけれど、私はフランスのおばさんにはウケがいい気がする。

フライトは最近気にいっている羽田発の夜便にした。これだと家で夕食をしてから、6000円の定額タクシーに乗れば30分で着く。飛行機に乗ったらぐっすり眠ることができる、はずだたったが、今回はそうでもなかった。何となく起きたり寝たりしていたが、それでも楽だった。

驚いたのは、映画などを見る画面で、今の飛行機の位置を示す映像が、急激に進化していたこと。というより、今年は画面自体がタッチ式になっていた。飛行機の映像にはたぶんグーグルマップが埋め込まれ、飛行機の上からどんどん近づくことができる。ある程度まで行くと、一挙に写真から地図に変わる。

そのほかコックピットからとか左翼や右翼から見た時の地形も見ることできて、なかなか飽きない。ひょっとすると、もうJALなどでもあるのだろうか。

ここ数年来、少し余計に払ってプレミアム・エコノミーにしているが、今年は羽田でもパリの乗り換えでもラウンジに入れなかった。どうも規則が変わったらしい。フランス人はトップが変わるとすぐに些末な規則を変えるのは慣れているので、文句も言わなかった。今は普通の待合室に無料のWIFIネットもあるので、別に困らないし。

ベネチアは、そこに着く時が一番いい。列車が左右が海の1本道を走ってゆくさまは何とも気持ちがいいし、飛行機が海に囲まれた島にたどり着く瞬間も、毎回嬉しくなる。そしてヴァポレットに乗ってリド島に着くまでの、ゆったりした気の抜けるような1時間がいい。これから1週間ほど、ベネチア映画祭のことを書く。

そういえば、「朝日」の沢木耕太郎の連載小説を旅行中も読みたくて、デジタル会員になった。あの会社に金を貢ぐのはしゃくだけど。

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