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2016年1月

2016年1月31日 (日)

新聞は大丈夫か:その(2)リベットさん

この29日にジャック・リヴェット監督が亡くなった。フランスのネットに出たのが、日本時間で29日の夜20時頃だから、30日の朝刊に出るかと思ったが、「朝日」は夕刊だった。それはいいとしても、問題は「ジャック・リベットさん」と書かれていたこと。

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2016年1月30日 (土)

学生の卒論に驚く

大学で教え始めて、もうすぐ7年になる。最初は教える内容を準備することで精一杯だったが、最近はだんだん学生の4年間の成長を楽しむ余裕ができた。入学して白黒の映画を初めて見て眠ってしまった学生が、いつの間にかフリッツ・ラングやシュトロハイムを滔々と論じるようになる。これを見るのは何とも楽しい。

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2016年1月29日 (金)

林芙美子のパリ

たまたま本屋で見つけて買ったのが、岩波文庫の林芙美子著『下駄で歩いた巴里』。林芙美子という作家は、映画好きにとっては成瀬巳喜男監督の『浮雲』や『放浪記』などの傑作の原作者というイメージが強い。それらの映画は戦後作られたものだが、林芙美子自身は戦前から活躍していた。

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2016年1月28日 (木)

大使館に来た人々

先日フランス大使館にビザの申請に行ったが、そのビザセクションの待合室にいた人々が何とも興味深かった。まず、私の近くにいたブロンドの美人が妖艶すぎてどこか変だなと思った。

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2016年1月27日 (水)

たった1点ずつの「フェルメールとレンブラント」展

美術展ではよく「セザンヌ展」といっても、セザンヌ本人の作品は10数点でその周辺の画家が大半ということはある。セザンヌ以上にフェルメールは点数が少ないから、フェルメール展といっても、数点しかないのが当然なのは承知している。それにしても、現在六本木の森アーツセンターで開催中の「フェルメールとレンブラント」展はひどいのではないか。

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2016年1月26日 (火)

パリの缶詰ノスタルジア

土曜日の朝に、「朝日」の赤い「be」を読んでいたら、「作家の口福」というコラムに藤田宜永さんという作家が書いていた。1973年に23歳でパリに着いて、貧乏暮らしを始めた時の話。よくカスレやビーフシチューの缶詰を食べたという文章を読んで、私の脳裏に急にその味が蘇ってきた。

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2016年1月25日 (月)

透明な三隅研次

週末に朝から卒論を立て続けに5、6本読んでいたら、気が滅入ってきた。4万字=400字原稿用紙で100枚以上が規則だが、倍近いものもある。つまらないと、審査の日に厳しい言葉を発する自分を想像して嫌になってくる。気分を変えようと、フィルムセンターで三隅研次を見ることにした。

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2016年1月24日 (日)

ビザを取りにフランス大使館へ

3月から半年パリに行くので、フランス大使館にビザを申請に行った。この大使館は、昔はよく大使公邸の昼食会や夕食会、パーティーに行ったものだが、その頃のビザセクションは建物が古いこともあって、かなり悲惨な感じだった。寒い日に何人も外で列を作っていて、それこそ難民申請を思わせた。

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2016年1月23日 (土)

今年最初の試写:『マネー・ショート』

正月が明けると、大学の教師は一挙に忙しくなる。課題の採点、期末試験問題作成と採点、卒論審査、来期のシラバス作成、入試などが断続的に押し寄せる。そのせいで、時間の決まった試写はほとんど見られない。ようやく見たのが3月4日公開の『マネーー・ショート 華麗なる大逆転』。

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2016年1月22日 (金)

新聞は大丈夫か:その(1)

20年近くも新聞社に勤めていたので、やはり新聞は気になる。購読している「朝日」は毎日隅から隅まで読むし、気になる事件があると他紙も買う。病院などの待合室では必ず他紙を読む。金曜夕刊の映画評はもはや影響力を失ったとわかっていても、各紙を買う。

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2016年1月21日 (木)

ロン・ハワードの安定感

ロン・ハワード監督の『白鯨との闘い』を劇場で見た。この監督は学生時代に見た『ラブINニューヨーク』(1982)、『コクーン』(85)の昔から実に手堅い。『天使と悪魔』(2009)はちょっと手を抜いている感じもしたがそれでも見せてくれるし、前作の『ラッシュ/プライドと友情』(13)は自動車レースを迫力満点に描いていた。

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2016年1月20日 (水)

「ボッティチェルリ展」のありがたみ

上野の東京都美術館で始まったばかりの「ボッティチェルリ展」を見た。一言で言えば、「何ともありがたい」気分になった。日本でこれだけの質と量のルネサンス絵画が見られるのは空前絶後ではないか。

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2016年1月19日 (火)

散々な一日

北海道や北陸の方には笑われそうだが、昨日の雪には参った。朝起きた時はもう小雨に変わっていたが、積もった雪の量が多めなのが気にはなった。朝、フェイスブックを見ていると、交通機関が通常でないとわかったので、早めに出た。所沢校舎の授業だったから。

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2016年1月18日 (月)

パソコンとお金と中国人

ようやくパソコンを買い替えた。これは新しいパソコンで書く初めての文章。タッチの変換はほんの少し早いけれど、やはり慣れるまでは打ちづらい。前に買ったパソコンは一応使えたが、相当ガタが来ていた。

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2016年1月17日 (日)

『クリード』はスピンオフか

『クリード チャンプを継ぐ男』を劇場で見た。もともとシルベスター・スタローンはあまり好きでない。「ロッキー」も「ランボー」も。昔から痩せている私は、肉体派の男性にコンプレックスを感じるからかもしれないが。だから彼がボクシングの老コーチ役という『クリード』は見るつもりはなかった。

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2016年1月16日 (土)

電気釜の宣伝をする田中泯

いつの間にか、通販をよく使うようになった。セシール、無印などに始まって、通販生活やユニクロ。最近はユニクロで、フランスのデザイナーのルメールとのコラボ商品を何点も格安で買って喜んでいる。

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2016年1月15日 (金)

近美の常設展で建築を考える

最近、どんどんおもしろくなっているのが、竹橋の東京国立近代美術館と木場の東京都現代美術館の常設展。かつてのように所蔵する代表作を時代順に展示させるのではなく、何らかのテーマ性を持たせることで、見慣れた作品を別の角度から照らし出している。先日「ようこそ日本」展を見た東近美の常設もおもしろかった。

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2016年1月14日 (木)

男が化粧品を使うなんて

男性用化粧品については、男同士でもめったに話さない。顔を洗うのに何か使うのか、洗顔後に顔に何か塗るのか、髪に何をつけるのか。実は私は、長い間石鹸とシャンプーしか使ってこなかった。

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2016年1月13日 (水)

「ようこそ日本へ」展を見る

連休で空いた時間に見たのが、東京国立近代美術館の常設で開催されている「ようこそ日本」展。別にいまの「クール・ジャパン」ではなくて、副題の「1920-30年代のツーリズムとデザイン」からわかるように、戦前のポスターを中心としたものだが、これが何ともおもしろかった。

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2016年1月12日 (火)

人はなぜ壁を作るのか

『ブリッジ・オブ・スパイ』で一番おもしろかったのは、ベルリンの壁を作っている場面だったかもしれない。1961年、アメリカ人学生が作られつつある壁のまだできていない場所を見つけて、西側からドイツ人の恋人のいる東側へ自転車で移動する。恋人を連れて西に行こうとすると、壁は完成していて渡れなくなってしまい、警察に捕まる。

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2016年1月11日 (月)

スピルバーグは正統なアメリカ映画を引き継ぐ

スティーヴン・スピルバーグ監督の『ブリッジ・オブ・スパイ』を封切り早々に見た。彼の映画は中学生の時に同級生10名ほどで『ジョーズ』(1975)を見に行って以来、かなり見ている。どの映画も、楽しませながらも見応えがある。今回見ながら、やはりスピルバーグは正統なアメリカ映画を引き継いでいると思った。

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2016年1月10日 (日)

無声映画の音楽を考える

無声映画、サイレント映画と言えば、全く音の出ない映像を沈黙の中で息を飲んで見るイメージがある。あるいはDVDでかなりテキトーな音楽と共に見るか。ところが、当時はピアノなどの生演奏付きの上映が大半だったという。

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2016年1月 9日 (土)

年末年始の読書:『若冲』

電車や地下鉄に乗る時は、一駅でも必ず本を読む。いい年のおやじがスマホをいじるのはカッコ悪いから。だから必然的に文庫や新書が多くなる。正月明けに読んだのは、辻惟雄著『若冲』。

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2016年1月 8日 (金)

年末年始のDVD:『五人の斥候兵』と『風の中の子供』

実は私の大学の授業は今日からで、昨日までは休みだった。といっても卒論の草稿を読んだり、自宅近くの喫茶店で指導をしたりと意外に忙しい。授業の準備もあるが、それで再見したのは、『五人の斥候兵』(日活、田坂具隆監督)と『風の中の子供』(松竹、清水宏監督)。

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2016年1月 7日 (木)

海外で日本のお金を使うには

飲んだ時の気前はいいが、実はお金にはケチである。特に銀行やカード会社などの金融機関に手数料を払うのは大嫌い。クレジットカードはよく使うものでも4、5枚あるが、年会費を払うものは1枚もない。いい年をしているのだから、アメックスやダイナースやビザのゴールドを持った方がとも言われるが、御免である。

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2016年1月 6日 (水)

また『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』を見る

今年になって劇場で見た2本目は、去年見た『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』だった。去年公開された『スターウォーズ』も『007』も『ジュラシック・パーク』もどこかピンと来なかったが、この映画だけは続編なのに抜群にすばらしかったから。自宅近くの名画座にかかったので、スクリーンで見るチャンスと思って見に行った。

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2016年1月 5日 (火)

『禁じられた歌声』を見るのは現代人の義務である

今年最初に映画館で見たのは、フランス=モーリタニア映画の『禁じられた歌声』。去年6月の「フランス映画祭」で『ティンブクトゥ』の題で上映されたアブデラマン・シサコ監督の映画だが、見終わって、これを見るのは現代人の義務だと思った。

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2016年1月 4日 (月)

年末年始の読書:『日本映画史110年』

四方田犬彦著『日本映画史110年』は2014年に出た新書で、もともと2000年に出た『日本映画史100年』の改訂版だ。その時に読んでいたが、今回確認したいことがあって改訂版を初めて読んだ。さすがに才人の四方田さんらしい斬新な指摘が溢れている。

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2016年1月 3日 (日)

年末年始のDVD:『東京ジョー』と『アナタハン』

この数年、年末年始は極力出歩かない。本を読み、DVDを見る。親戚や友人と酒を飲む。ある種の充電といった感じ。年末に見たのは、スチュワート・ヘイスラー監督の『東京ジョー』(1949)とジョセフ・V・スタンバーグ監督の『アナタハン』(1953)。

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2016年1月 2日 (土)

年末年始の読書:『「昭和天皇実録」を読む』

原武史著『「昭和天皇実録」を読む』を読んだ。本来なら去年から刊行が始まった『実録』そのものを読むべきだが、全19巻はちょっと無理。そこで信頼する原武史氏の解説本をまず読むことにした。

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2016年1月 1日 (金)

正月に外国人問題を考える

正月の朝、たぶん4時頃に夢でうなされて起きた。タクシーに乗ったら、とんでもない場所に連れて行かれて首を絞められた。そういえば、数日前も怖い夢を見た。パリを歩いていたら迷ってしまい、いつの間にか日が暮れて自分がどこにいるのかわからない。

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