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2016年4月

2016年4月30日 (土)

ジャック・ロジエとその後継者

シネマテークでジャック・ロジエ監督の『トルチュ島の遭難者たち』(1974)を見た。この映画はフランス発売のDVDボックスには入っているので(日本では未収録)見たはずだが、どうも記憶があやふやだった。

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2016年4月29日 (金)

『舞踏会の手帖』の日々:その(2)

新聞社の文化事業部時代にも、パリにたくさんの友人ができた。若かったせいか、90年代に出会った人々の方が、2000年代よりも深い付き合いをしている。なかでも格別なおばさんが2人いる。

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2016年4月28日 (木)

MK2で2本

フランスには、MK2という映画会社がある。マラン・カルミッツというルーマニア出身の元監督の会社で、製作・配給から始まって今ではパリ市内最大のアート系映画館チェーンで知られる。30年前は3つか4つのサイトだったが、今や20くらいか。偶然に2日連続してそこでベトナム映画とアメリカ映画を見た。

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2016年4月27日 (水)

パリジャンの日常:その(2)

こちらで生活してあらためて驚くのは、夜の沈黙だ。夜の11時くらいから朝の6時までは、私のアパートには完全な静寂が支配する。シャワーも遠慮するし、トイレも流す勇気がない。

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2016年4月26日 (火)

ドゥパルドンとグリーンの新作

レイモン・ドゥパルドンとウジェーヌ・グリーンの新作を試写で見た。試写といっても、もちろん通常のプレス試写にはパリでは私に声はかからない。ドゥパルドンの「住民たち」Les habitantsは、最近日本で監督に会っていたので招待してもらった。彼の映画は『モダン・ライフ』だけが日本で公開されている。

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2016年4月25日 (月)

クレジットカードを不正使用される

生まれて初めてクレジットカードを不正使用された。私はどうもカード会社に年会費を払うのが嫌で、無料のセゾンカード2枚と別の無料のビザカード(なぜかゴールド)を持っている。それに最近作ったソニー銀行のデビットビザカードに、フランスのゆうちょ銀行のビザカード。

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2016年4月24日 (日)

ジャン・ギャバンの肖像

シネマテークでジャン・ギャバン特集が開かれており、なんとなく空いた時間にジャン・グレミヨンの『曳き船』(1941)とジャック・ベッケルの『現金に手を出すな』(1954)を見た。ジャン・ギャバンへの個人的な思い入れは特にないが、やはり尊敬のようなものはある。

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2016年4月23日 (土)

研究者用の図書館へ行く

着いて1カ月にもなるので、そろそろ「研究活動」もしないとまずいと思い、先週は研究者用の専門図書館に2つ行った。1つはシネマテーク内図書館の研究者スペース、もう1つは新しい国立図書館の研究者棟。どちらも簡単には入れない。

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2016年4月22日 (金)

「夢が作られる森」の見せる世界

クレール・シモンというフランスの女性監督の新作ドキュメンタリー「夢が作られる森」Les bois dont les reves sont faitsを見た。アルルカンという6区の古いアート系映画館で今回初めて行ったが、ここもパノラマ式スクリーンでいい感じ。

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2016年4月21日 (木)

パリジャンの日常:その(1)

こちらに着いて、1カ月がたった。何もしていないのに早いものだ。先日、天気のいい日に思い立って大掃除をした。まず掃除機をかけて、その後に雑巾で拭き掃除をした。

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2016年4月20日 (水)

よくしゃべる映画2本

ホセ・ルイス・ゲリンの『ミューズ・アカデミー』L'academie des musesをサン・ミシェルの劇場で見た。この監督は『シルヴィアのいる街で』が東京国際映画祭で上映された時に、蓮實重彦氏が「ビクトル・エリセが絶賛」という噂を広げて、急に注目された。それ以降、日本で彼の映画は映画祭を含めると、ほとんど上映されている。

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2016年4月19日 (火)

シネマテーク・ノスタルジア

シネマテーク・フランセーズは、昔から世界の映画ファンにとっての聖地である。1936年にアンリ・ラングロワたちによって設立され、戦後そこに通った若者たちの中からヌーヴェル・ヴァーグの監督たちが生まれたことはよく知られている。かつては長い間、トロカデロのシャイヨー宮にあった。

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2016年4月18日 (月)

『舞踏会の手帖』の日々:その(1)

1937年のフランス映画に『舞踏会の手帖』というのがあった。私は80年代前半の学生時代に福岡で見たから、その頃でもプリントが全国に出回っていたのだろう。ジュリアン・デュヴィヴィエ監督、マリー・ベル主演で、夫を亡くした中年女性が、若い頃に自分の両親が開いた舞踏会に来た男たちを、芳名帳を手がかりに訪ねてゆくという話。

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2016年4月17日 (日)

2つの記者会見に出る

先週はこちらに来て、初めて記者会見というものに2つ出た。1つはシネマテークの「ガス・ヴァン・サント展」の内覧に続く監督同席の記者会見、もう1つはカンヌ映画祭のセレクション発表のもので、なかなかおもしろかった。

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2016年4月16日 (土)

パリの生活が始まった:その(12)ゆうちょ銀行口座の怪

フランスのゆうちょ銀行のカードが来て、パスワードなども別送されてきたので、これでネットで家賃の銀行送金もできるぞと思ったが、甘かった。もともと自分のフランスの口座にお金を入れないと、当然ながら送金できない。そこで海外引き出し手数料が一番安いソニー銀行で、円が強い頃に買っておいたユーロ口座から下ろすことにした。

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2016年4月15日 (金)

アルゼンチンとフランスの新作2本

最近は中南米映画が注目されているせいか、こちらでも公開が多い。知り合いの映画評論家のジャン=ミシェル・フロドンさんがほめていたので、アルゼンチンのパブロ・アグエロ監督の「エヴァは眠らない」Eva no duermoを見た。ガエル・ガルシア・ベルナルとドニ・ラヴァンの共演というのも気になった。

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2016年4月14日 (木)

パリの生活が始まった:その(11)毎日何を食べるのか

外食も料理も好きな私が、毎日パリで何を食べているのか。簡単に言うと、昼は1人で外でランチを食べて、夜は誰かと食べなければ家で作る。昼は12時を過ぎると、13区の自宅近くのレストランやビストロを端から順番に回っている。まず、「Alouette」(アルエット=ひばり)という地下鉄のGlaciere駅近くのビストロは、とにかく感じがいい。

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2016年4月13日 (水)

ミア・ハンセン=ラヴの「未来」の抒情に泣く

「アルモリカ組曲」が良かったので、またフランスの女性監督と考えて、ミア・ハンセン=ラヴの新作「未来」」L'avenirを見た。行ったのは自宅から歩いて5分ほどの、「エスキュリアル」L'escurialという1910年にできた映画館。椅子も床も赤で、パノラマのようなスクリーンが何とも古めかしい。

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2016年4月12日 (火)

パリの生活が始まった:その(10)ウーバーと国際シンポ

ウーバーUBERという配車サービスをご存じだろうか。アメリカを始めとして、世界中で流行しているもので、一言で言うと「スマホのアプリを使った白タク」。日本ではタクシーやハイヤーの補助的な配車をやっているようだが、フランスも含めて世界各地で本格的なサービスをしている。

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2016年4月11日 (月)

「クレー」展から「キーファー」展へ

ポンピドゥ・センターで「アンゼルム・キーファー」展が4月18日まで開催と聞いて慌てた。キーファーは、池袋西武にまだ「セゾン美術館」があった頃の1993年に個展を見て感激したが、それ以降はほとんど見ていない。もう終わった人かと思っていたら、大間違いだった。

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2016年4月10日 (日)

パリの生活が始まった:その(9)プールで叱られる

久しぶりの独り暮らしにあたって、決めたことがあった。一番は、飲み過ぎないこと。二番は、食べ過ぎずいろいろな食材を食べること、三番は運動をすること。このうち、二番と三番を同時にする方法を見つけた。歩いて10分ほどの近くのプールに行って泳ぎ、その後に魚屋で買物をする。

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2016年4月 9日 (土)

「アルモリカ組曲」の新しさ

パスカル・ブルトンというフランス女性監督の新作「アルモリカ組曲」Suite Armoricaineを、ソルボンヌ大学そばのアート系映画館で見た。パリ在住の日本人の友人に勧められたからだが、今回来てから見たフランス映画では一番良かった。

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2016年4月 8日 (金)

パリの生活が始まった:その(8)フランスもカード社会

銀行以外にも、たくさんカードを作った。まずパリ長期滞在者の必需品は地下鉄やバスの「ナビゴー」と呼ばれるパスで、日本の「パスモ」などに近いが、完全記名式で写真付き。

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2016年4月 7日 (木)

アート系映画館で新作2本

フィリピンのブリランテ・メンドーサ監督の新作「タクルブ」Taklub(英語題はTrap)をバスで15分ほどのリュクサンブールの劇場で見た。昔、よく通ったアート系映画館。ほかの映画館のように入場料をクレジット・カードで払おうとしたら、ダメだった。

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2016年4月 6日 (水)

パリの生活が始まった:その(7)アパートの住み心地

パリ13区の家具付きアパートを、6カ月の契約で借りている。ベッドからテレビ、洗濯機、タオル類、食器類からWIFIまですべて完備されている。それでも最初に買ったのは、包丁と水切りかご。

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2016年4月 5日 (火)

グラン・パレの「カランボラージュ」展とは?

グラン・パレで「カランボラージュ」展を見た。1995年の映画百年以来の友人のフィリップ君が、メールで勧めていたから。ポンピドゥ・センターの元学芸員のアランさんが、ある夕食会でけなしていたことも気になっていた。そもそも「カランボラージュ」とは何か。

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2016年4月 4日 (月)

パリの生活が始まった:その(6)銀行口座の続き

銀行口座開設の話を続ける。次に、日本での年収について聞かれた。さっそく2015年の収入証明を見せると、「日本のプロフェッサーはこんなに多いのか!」。ちなみにフランスのプロフェッサー=教授は、中学や高校の先生にもいる。だから「教授」は数も桁違いに多く、日本ほど尊敬されない(日本でもされないか)。給料は大学でもさほど高くない。

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2016年4月 3日 (日)

テシネの新作

アンドレ・テシネの新作「17歳の時」Quand on a 17 ansをアパートから歩いて10分強の映画館で見た。87歳で元気バリバリの映画評論家、ジャン・ドゥーシェさんに勧められたから。公開の翌日だった。

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2016年4月 2日 (土)

パリに着いても日本の話:その(4)『家族はつらいよ』

フランスについて10日ほどになるが、パリに行く直前に劇場で見た『家族はつらいよ』について書いておきたい。最近の山田洋次はどちらかというとシリアスなテーマにコメディ要素を入れる感じだったが、今回は全体が喜劇で本来の持ち味が出ているような気がした。

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2016年4月 1日 (金)

パリの生活が始まった:その(5)銀行口座を開く

フランスで銀行口座を開くべきか。滞在費は日本からもらっているし、長期ビザの条件で「収入を得ない」とサインしている。唯一必要そうなのは、大家さんの銀行口座に家賃を振り込む時。日本で払った1カ月分はカード決済で良かったが、次からは銀行振込と言われていた。

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