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2016年6月18日 (土)

3回目のプラハ

なぜか、チェコのプラハには縁がある。最初に来たのは1984年3月。そして、5年前に大学の関係の会議で来た。今回は、数年前に教えたチェコ人の留学生が講演会を企画してくれたので、行くことに。

1回目は、共産圏のなかの不可思議な奥の深い文化を歩いて味わった。3月だったが、とにかく寒かった。2回目は、モダンでお洒落になった街並みの変容に驚いた。さて今回はどうかと言うと、お洒落ではあるが、便利で少し野暮ったくていい感じに思えた。

まず、町中を「チンチン」と音を出しながら走る市内電車がいい。今回は、着いた日は教え子に案内してもらい、その電車に何度も乗って散歩をした。

ホテルの近くには大きなショッピングセンターがあり、スーパーもあるから何の不便もない。レストランはどうも観光客向けと地元向けに分かれるようで、プラハ城やカレル橋の付近には観光客向けの店が立ち並んでいる。

今回良かったのは、市内電車の乗り方を教えてもらったこと。切符の買い方を聞いていたので、翌日はホテルでバスの番号と停留所の場所を教えてもらって1人で乗った。6駅ほど乗るだけだが、住民と同じように動いているようで気持ちがいい。

市内電車とバスと地下鉄を使えば、だいたいどこにでも行けるようだ。そもそもタクシーは観光地を除くとあまり見ない。観光客もパリやニューヨークに比べると多くない。プラハ城も、特に有料の城の中に入ると、あまり人はいない。街を見渡す山の上に中世に作られた城を巡りながら、なぜか沖縄の首里城を思い出した。

完璧なゴチック形式の聖ヴィート大聖堂やロマネスク様式の聖イジー教会のほか、歴史博物館や絵画館など、とにかくヴェルサイユ宮殿のように広くて、2時間余り歩いたところでダウンして外に出た。

夜、講演が終わってチェコ人に地元向けの店に連れて行ってもらったのも良かった。天井が高く、いい雰囲気の気取らない感じ。4人でグーラーシュ、ソーセージ盛り合わせ、生肉のタルタル、鴨肉のローストを頼んで、ビールを1、2杯ずつ飲んだ。お世話になったお礼にご馳走したところ、4人分で5000円くらいで拍子抜けしてしまった。

たぶんユーロを導入していないのがいいのだろう。古い建物が残る美しい街で、公共交通網が発達していて物価は高くない。ホテルも、パリだったら3万円は超える部屋が1万円強。空港からはタクシーで30分弱で2千円くらい。

チェコ人に聞くと刺激がないというが、とりあえず50過ぎのアジアの中年男にとっては、極めて居心地が良かった。国立博物館が改装中で閉まっていたのは残念だったが。そんなこんなで、プラハの日々も無事に過ぎた。さて、講演で何を話したかは、後日書く。

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