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2016年6月28日 (火)

ヘルシンキからボローニャへ

ヘルシンキ空港は、私の知る限り欧州で最も気持ちのいいチェックインや乗り換えができるのではないだろうか。事前にネットでチェックインしておくと、スマホを画面で見せて並ばずにすぐに荷物を預けられた。それから普通は時間のかかる手荷物検査が、10カ所近くに分けてやっており5分とかからない。

フィンエアーは飛行機への案内も行きと同じく時間通り。そして予定の5分前にパリに到着。問題はここからだった。

パリでいったん荷物を受け取って、ボローニャ行きに乗り換える。まず、荷物も機械で自動で預けろとのことで、みんなできなくて大混乱となった。私は5分ほどかかってタッグが出てきたが、不安で係員に確認してもらった。それから自分で自動のベルトコンベアに載せる。本当に運んでくれるか、心配は増すが仕方がない。

ようやく搭乗口に行くと、しばらくして1時間半遅れの連絡が出た。かと思うとそこに表示がなくなり、別の搭乗口に表示が出た。それからさらに2回も搭乗口が変わった。ボローニャ行きの人々は、おろおろして流浪の民のように2Fターミナルを彷徨った。

結局2時間半遅れで飛行機は出た。着くと荷物が出始めるのに30分以上かかった。するとイタリア人たちは騒ぎ出す。それに気温は30度と暑い。なんだか未開の地に来た気分になった。

幸いにして、荷物は無事に出てきたし、タクシーにボラれることもなかった。経験から言うと、ローマ以南はタクシーが危ないが、ボローニャあたりは大丈夫。ホテルに着くと、こちらがイタリア語で話しても、すべて英語で答える。このあたりはフランスと違う。外国人は誰もイタリア語なんて話さないと決めているかのよう。

ホテルは比較的安かったので街で一番のホテルにしたが、いかにも元宮殿のような豪勢な作りだった。もちろん、最近作られたホテルの方が快適には違いないが、個人的にはこういう南の国の贅沢な装飾過多のホテルは嫌ではない。

夕食はホテルで偶然会った友人と一緒に出かけた。こってりした味のパスタを食べると、やはりイタリアに来た気がする。翌朝起きて、教会の鐘の音があちこちで聞こえるとこれまたイタリアらしい。

翌朝、映画祭に参加者カードを取りに行くと、9時からのはずなのに時間になっても開いていない。何十人も並んでいて10分後くらいに始まったが、すべてが混乱してはかどらない。これまたイタリア的か。

ひやりとするイタリア的事件もあった。1人でスマホの位置情報を使いながらホテルに帰っていると、大通りに出たところで若い娘に声を掛けられた。満面の笑みで「煙草ちょうだい、お願い!」。もちろん煙草は持っていないが、よく見るとそばに男の子が2人。煙草を出す隙を狙ってスマホを奪うという作戦なのは明らか。

北欧のヘルシンキから南欧のボローニャに移って、その落差の大きさに愕然としている。

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