もう、映画を見るヒマもない:その(1)
帰国に向けて、大変なことになってきた。秋の新作映画で見たいものがあるが、もうそのヒマはなさそう。ベネチアで32本も見て、映画にはうんざりしてはいるにしても。まず、ベネチアの原稿書きがあった。
日経新聞の分は昨日の夕刊に載ったが、WEBRONZAはまだ書いてもいない。今回はもう無理かもしれない。映画祭の文章は、1週間もたつと忘れて書けないくなるから。
それから、宴会が毎晩ある。もともとこれを避けるために一度にまとめて自宅でパーティをすることにしたが、その案内を送ったとたんに、その日は無理なので別の日に会おうと言ってきた。これを受けていたら、帰国までほぼ埋まってしまった。体が持つのか。
さらに17日(土)には、シネマテークの座談会に出ないといけない。これはもともとフランスで初めて出る日本映画事典の仕事を知らないフランス人から受けたことに端を発し、いつの間にかこうなってしまった。
私以外の3人はいずれもフランス人なので、もともとフランス語の発音に自信がない私は、みっともないことになりやしないかと心配している。テーマはフランスにおける日本映画というが、邦画の仏語題を聞いても時々何のことかわからないし。
この関係で、ラジオ番組にまで出ることになった。France Cultureという評価の高いラジオ局らしいが、生番組である。いったいどうなることやら。前にNHKのラジオ生番組に出た時の、苦い経験を思い出した。
さらに、シネマテークにお願いしていた未公開資料の調査がある。これはパリの端の倉庫まで行かないといけない。実は、帰国前日までもう日程が埋まっている。スーツケースを詰める時間はあるのだろうか。
そのほか、若い友人の博士論文の審査を見学に行ったり、スタンバーグの『アナタハン』をめぐる知り合いの講演会を聞きに行ったりとか、本当に行けるのかどうかわからない。
だから、このブログを帰国まで書き続けられるか自信がない。本当はラジオに出た笑い話などを書きたいのだけれど、帰国後かもしれない。だから、ブログが途切れたらごめんなさい。
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コメント
お疲れさまです。
毎日すごいなーと思ってました。
まー、人生ぼちぼちで!
投稿: 木下 | 2016年9月14日 (水) 20時42分