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2017年1月

2017年1月31日 (火)

映画のデジタル保存を考える

先日、京橋のフィルムセンターで「映画におけるデジタル保存と活用のためのシンポジウム」が2日間開かれた。何とか時間を見つけて2日目のみ参加したが、いろいろ考えることが多かった。

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2017年1月30日 (月)

トランプ大統領はチャンスかも

トランプ大統領の暴言は続いているが、最近は彼の出現をあえてポジティブにとらえる論調も出てきたようだ。歌手のブライアン・イーノは、「アメリカでドナルド・トランプが大統領に就任し、UKでEU離脱が起きたことについて「ケツを叩いてくれた」という点では「喜んでいる」」

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2017年1月29日 (日)

『モン・ロア』の愛憎劇を楽しむ

フィルムセンターでデジタル時代の映画保存についての討議を一日中聞いていたら、疲労困憊した。そこで見たのが、ちょうど近くで夕方に試写をやっていた3月25日公開のフランス映画『モン・ロア 愛を巡るそれぞれの理由』。

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2017年1月28日 (土)

ネクタイと時計

40年使った電気ストーブの話を書いてから、ほかに長く使ったものはないかと考えた。部屋の中を探していたら、大量のネクタイと時計が見つかった。とりわけネクタイは、たぶん一本も捨てていない。

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2017年1月27日 (金)

『サラエヴォの銃声』の摩訶不思議

ダニス・タノヴィッチ監督の映画をまた見た。3月25日公開の『サラエヴォの銃声』だが、この監督らしく85分という上映時間がいい。最近では2時間を超す映画が当たり前になってしまったが。

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2017年1月26日 (木)

早大への天下りを考える

文科省の前高等教育局長が、早稲田大学教授へ天下ったことが問題になっている。このニュースを聞いた時、ひやりとした人は多いのではないか。実は私も、少しだけ心がざわついた。

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2017年1月25日 (水)

『沈黙』を見た理由

マーチン・スコセッシ監督の『沈黙-サイレンス-』を早々と劇場で見た。もちろん最近の彼の映画は封切り時にすべて見ているが、こんなに早く見に行ったのには別の理由がある。

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2017年1月24日 (火)

卒論の話:その(3)

私の大学の授業はだいたい今週までで終わる。次は4月10日からと言うと「また休みですか。いいですねえ」とよく言われる。ところが大学の教師にとって、とりあえず3月半ばまではむしろ繁忙期。

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2017年1月23日 (月)

いまさら押井守:その(4)

『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』(1995)と『立喰師列伝』(2006)を見た。どちらもかなり期待していたが、正直に言うとがっかりした。今回は、これで押井守はおしまい。

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2017年1月22日 (日)

私はケチな男か

長年使っていた電気ストーブが壊れた。冬に自宅の机の脚元に置く小さなものだが、最近、スイッチが壊れてしまった。シャープ製だが、実は40年くらい使っていた。

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2017年1月21日 (土)

『海賊と呼ばれた男』の何がいけないか

ようやく『海賊と呼ばれた男』を劇場で見た。『永遠の0』は映画としてはそれなりによくできていたが、戦争肯定の展開にどこか無理があると思った。今回も同じ百田尚樹の原作なので、見るのを躊躇していた。

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2017年1月20日 (金)

映画音楽の本が続々

「○○が続々」とか「△△の動きが止まらない」という表現は、ちょっとした流行を書く時に新聞が使う見出しや出だしの文章だけれど、最近思うのは映画音楽の専門的な本が増えたこと。それも「思い出の映画音楽」などとは違い、音楽の専門家が書いている本が多い。

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2017年1月19日 (木)

いまさら押井守:その(3)

押井守も5本も見るとだいたいわかったが、この監督の映画では極端な設定のなかにいる主人公が、日常を反復する。ドラマはいつも停滞し、結局は何も起こらない。しかしながら『アヴァロン』(2001)や『イノセンス』(04)では、その退廃的な美学が全面を覆っていた。

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2017年1月18日 (水)

デザイナー・ノスタルジア:その(3)

新聞社で企画する美術展のポスター、チラシ、カタログなどのグラフィックデザインは、私が美術展を始めた1990年頃は「美術出版デザインセンター」を始めとした、いわゆる「美術カタログ会社」に丸投げをしていた。こういう会社は社内デザイナーがいて、実にうまく仕上げてくれた。

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2017年1月17日 (火)

いまさら押井守:その(2)

フィルムセンターで1日のうちに、押井守が海外で撮影した実写映画を2本見た。台湾ロケの『StrayDog Kerberos Panzer Cops ケルベロス 地獄の番犬』(1991)と、ポーランドで現地の俳優のみで撮った『AVALON アヴァロン』(2001)。

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2017年1月16日 (月)

小津と文学について考える

川本三郎氏の『銀幕の東京』を読んでいたら、小津と文学について気になったので、本棚から貴田庄著『小津安二郎 文壇交遊録』を取り出して読んだ。前に読んだはずだが、今読むとこれがなかなかおもしろかった。

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2017年1月15日 (日)

いまさら押井守:その(1)

もともとアニメは苦手だが、このブログでもお分かりのように最近は少しは見ている。押井守は見かけも発言もどうも元祖オタクのような気がして避けていたが、今回フィルムセンターで「自選シリーズ」が始まったので、見ることにした。そのきっかけは「ニューズレター」で彼の発言を読んだから。

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2017年1月14日 (土)

『未来よ こんにちは』の抒情

3月公開のミア・ハンセン=ラヴ監督『未来よ こんにちは』をまた見た。去年4月のパリで見てここにも書いているが(その時は直訳の「未来」)、また見たくなった。最近、この映画と共に同じイザベル・ユペール主演の『エル』が賞レースで好調で、彼女の名前をよく見たこともあった。

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2017年1月13日 (金)

「日本におけるキュビズム」のインパクト

埼玉県立近代美術館で1月29日まで開催されている「日本におけるキュビズム―ピカソ・インパクト」展を見に行った。北浦和まで行ったのは、鳥取県立博物館の尾崎信一郎さんから年末に招待券が送られてきたから。

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2017年1月12日 (木)

『アイヒマンを追え!』に学ぶ

映画は娯楽だが、時には知らないことをおおいに学ぶことができる。そんな当たり前のことを考えたのは、ドイツのラース・クラウメ監督『アイヒマンを追え!ナチスがもっと畏れた男』を劇場で見たから。実に勉強になった。

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2017年1月11日 (水)

卒論の話:その(2)

前に、自分が大学生の時には一切卒論指導を受けなかったと書いた。その頃のことを思い出したので、今日は卒論ノスタルジアを書く。提出は、今の私の大学と同じく1月10日頃だった。仏文学科なので、仏語の要旨も添付する必要があった。

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2017年1月10日 (火)

「アエラ」の邦画特集が迷走

現在発売中の1つ前の正月合併号の「アエラ」の邦画特集が、迷走して物議を醸しているようだ。記事の一部がライブドア・ニュースなどで流れたこともあって、フェイスブックにも反発の声があった。表紙のコピーは「5つの決断で日本映画は頂点へ」

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2017年1月 9日 (月)

梅原龍三郎の爽快さ

山田正亮の「やがて悲しい」絵画のことから、日本の近代美術が本質的に持つ「模倣性」について考えていた。すると、丸の内の三菱一号館美術館でルノワールと梅原龍三郎の展覧会が終わりかけていることに気がついて、見に行った。今日までの開催なので、すぐに書く。

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2017年1月 8日 (日)

映画『おとなの事情』のリアルさ

今年、最初に見た試写は、3月18日公開のイタリアのパオロ・ジェノヴェーゼ監督『おとなの事情』。実はその時間にもっと有名な監督でスターの出る映画の試写を見るはずだったが、地下鉄の中で試写状を見たら、「妻の死後、夫はすべてを破壊する」というあらすじに見る気が失せた。

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2017年1月 7日 (土)

年末年始に考える:その(4)

年末に映画館で妙なものを見た。開始直前に大声で「ここはJ列ですよね」と叫ぶ中年男がいた。そんなことは、普通は人に聞かずに自分で探すものだが。誰かが小さな声で「そうですよ」と言うと、その男はずいぶん大きな鞄を文字通り振りかざして、みんなの手や足にガンガン当てながらお詫びも言わずに中に押し入った。

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2017年1月 6日 (金)

やがて悲しき山田正亮

竹橋の東京国立近代美術館は、私にとってもっとも近い美術館だ。ドア・ツー・ドアで20分くらい。ふと思い立って2月12日まで開催の「endeless 山田正亮の絵画」展を見に行った。この画家は、かつて妙な噂があったことで有名だ。

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2017年1月 5日 (木)

アメリカ映画の大作2本

年賀状書きと卒論読みに疲れたので、気分転換にアメリカ映画の大作を2本見た。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』と『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』。『ローグ・ワン』は連作の8本目(たぶん)で、『ファンタスティック・ビースト』は『ハリー・ポッター』シリーズの続きのようなものらしい。

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2017年1月 4日 (水)

卒論の話:その(1)

大学の教師になってわかったのは、年末年始が忙しいこと。なぜかというと、卒論の草稿を読むから。クリスマス前に預かり、読んで年末や年始に自宅近くのカフェで指導する。間に合わない学生は、年末や年始に速達で郵送してくる。

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2017年1月 3日 (火)

年末年始に考える:その(3)

年賀状をめくると、「親の介護」という言葉がよく出てくる。私の年になると、親が自分で1人で動けない状態になる人が多いのだろう。考えてみたら、昔はボケた老人は今よりずっと少なかった気がする。私が小さい頃には、周囲にそんな人がいた記憶はあまりない。

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2017年1月 2日 (月)

コテコテの『湯を沸かすほどの熱い愛』

最近映画館で予告編を見ていると、「余命何カ月」とか「残された日々」とかの内容の映画が多いような気がする。つまり死を知らされた人が必死に生きる話だが、当然ながら予告編の時点で既によく泣く。最近流行りの「泣ける」「お涙頂戴」の極みのような気がして、見る気がしない。

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2017年1月 1日 (日)

年末年始に考える:その(2)

神楽坂に住んで、今年の夏で20年になる。その前は約10年間を、武蔵関、高田馬場、行徳、豊洲、白山と転々とした。東京に住んで去年で30年になった。そんなことを考えたのは、年末にデジタル修復版ブルーレイで『東京物語』(1953)を見たから。

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