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2017年2月10日 (金)

試写会について語ろう:その(1)

このブログを読めばわかる通り、私はよく試写を見る。たぶん年に50本は見ている。夕方6時半からの一般向けのホール試写ではなく、午後の1時と3時半(と時々6時)からひっそりと映画会社や渋谷や京橋の小さな試写室で開かれるマスコミ試写会のことである。

葉書の試写状が送られてきて、日程が書いてある。メジャーな映画だと20回は上映され、マイナーだと5、6回。そして必ず「記名ご本人のみ有効」とか「満席時には入場をお断りする」とか書かれている。

映画担当の新聞記者でもなく、知られた映画評論家でもない私になぜ試写状が届くのか。正直なところ自分でもはっきりとはわからないが、「この機会にぜひご高覧ください」と書かれているので、「もらったからには行ってもいいだろう」と図々しく出かけてゆく。

試写状が来る理由を考えてみた。新聞社時代に映画祭をいくつも企画した時に、その都度宣伝専門の小さな会社にPRを委託していた。だからその会社の方々とは仲良しになり、今も義理で試写状をくれるのかも。

新聞社では製作や配給の出資の窓口をしていたこともあるから、各社から「見てください」とよく言われていた。その時のリストで今も送ってくる場合もあるが、ほとんどの場合は削られている。記者をしていたことも少しあるが、主な担当は美術だったし。

ごくたまにプレス資料や劇場パンフ、あるいは雑誌に書くことがある。特に大学に移ってからは、大学の肩書は便利らしく依頼がちょっと増えた。そんなこともあるから試写状はとりあえず送っておくかということか。

試写に行くと、その後に「大学の授業で学生にチラシを配布して欲しい」とメールが来ることがある。もちろんタダで見せてもらったから、よほどひどい映画でなければ断らない。あるいは大学での試写会開催を頼まれることもある。もちろん学生が喜ぶから引き受ける。

ひょっとすると、このブログに書くから送る会社もあるのだろうか。知らない会社から大学の住所宛に試写状が来るのはこのケースかも。

実を言うと、このブログを書き始めた理由はこうだ。親しい宣伝会社のWさんに「大学に行ったら試写状を送る理由がなくなるね。ブログでも書いてよ」と言われた。そんなことで大丈夫なのかと、半信半疑で始めたのがこのブログである。

そんなこんなで何となくマスコミのような関係者のような顔をして、試写会に行く。試写会をめぐって言いたいことは多い。30年近く前にマスコミ試写会に初めて行った時の感動とか、試写会で会った変な人々などのエピソードは後日。

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