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2017年4月

2017年4月30日 (日)

『無冠の男 松方弘樹伝』がいい

友人に勧められて読んだのが『無冠の男 松方弘樹伝』。著者の伊藤彰彦氏は、同じ友人が読めと言った『映画の奈落 北陸代理戦争事件』が抜群だったので期待して読んだが、今回も十分におもしろかった。

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2017年4月29日 (土)

『美女と野獣』まで見る

最近は学生に「面白かった映画は?」と聞いて挙がった作品は、基本的に見ることにしている。ビル・コンドン監督の『美女と野獣』は予告編を見て既にうんざりしていたが、TOHOシネマズが6回で無料になったので、行ってみた。

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2017年4月28日 (金)

医師の語る健康法

昔から、さまざまな健康法が語られてきた。「紅茶キノコ」とか「ぶら下がり」とかいろいろあった。あるいは最近は「サプリ」を飲む人が多い。別に長生きをしたいわけではないが、50も半ばになると健康法は気になる。

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2017年4月27日 (木)

『笑う101歳×2』に考える

101歳が2人出てくる映画のドキュメンタリー映画を見た。6月3日公開の『笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ』で、冒頭に2人が舞台に出てくるシーンが写される。

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2017年4月26日 (水)

不穏な福岡

福岡が不穏な雰囲気だ。少し前に、突然博多駅前の地盤が沈下した時にも驚いたが、今度の3億8千4百万円強盗問題にはびっくりした。地盤沈下は、福岡の「よかよか」気質が生んだもののような気がしていたが、今度はもっと深い。

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2017年4月25日 (火)

『はじまりへの旅』の楽しさ

予告編を見て、見たいと思っていたマット・ロス監督の『はじまりの旅』をようやく劇場で見た。山奥で暮らす一家が、文明社会に出てきて摩擦を起こすという設定自体が、見たいと思った。監督は俳優でもあるマット・ロス。

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2017年4月24日 (月)

カンヌの保守性を考える

フランスでは大統領選の第一次選挙の結果が出たが、今日はカンヌ国際映画祭について触れたい。これまではまじめに考えることはなかったが、去年はラインナップ発表の記者会見にも出て、実際に映画祭に行ったので、いろいろ考えるようになった。基本的にはそのセレクションは極めて保守的だ。それは今年も変わらない。

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2017年4月23日 (日)

田中眞紀子『父と私』に失望

実は、私は田中角栄についての本が好きだ。政治学者や新聞記者が書いた本も、愛人たちやその子供が書いた本さえ読んでいる。大嫌いな石原慎太郎の本だけは読んでいないが。だから娘の田中眞紀子の本も楽しみにして読んだ。

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2017年4月22日 (土)

『パトリオット・デイ』に考える

ふだん、アメリカ映画の大作は試写で見ない。そもそも私に試写状が来るのは、邦洋ともにアート系が多い。つまりはメジャーに相手にされていないのだが、この映画は大作なのに配給が米メジャーではなくキノフィルムズだから試写状が来た。

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2017年4月21日 (金)

永田雅一にハマる:その(4)

大映は1971年、日活がロマンポルノを始めた年に倒産する。1970年は東映以外は各社が十億を超す赤字になり、東宝は製作部門を子会社化した。大映は71年の3月に本社ビルを売却し、11月に業務停止、12月に破産宣告。

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2017年4月20日 (木)

今頃読む『ねじまき鳥クロニクル』

この3月初めにWEBRONZAで『騎士団長殺し』の書評を書いた時に、『ねじまき鳥クロニクル』(1994-95)との類似を指摘する文章をネットでいくつか読んだ。実はこの小説は買ってあったが、冒頭しか読んでいなかった。

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2017年4月19日 (水)

『夜は短し歩けよ乙女』は抜群におもしろい

最近見たアニメで抜群におもしろかったのが、『夜は短し歩けよ乙女』。森見登美彦の原作で監督は湯浅政明だが、作風は鈴木清順みたい。時代がかっていてレトロでポップな映像だが、大筋は極めてシンプルな恋愛もの。ところが細部は謎だらけ。

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2017年4月18日 (火)

「絵巻マニア列伝」のオタクたち

サントリー美術館で5月14日まで開催の「絵巻マニア列伝」は、実は普通の展覧会と少し違う。題名の通り、数多くの絵巻が展示されているが、それを収集したコレクター別に展示しているところが新しい。副題は「うい、らぶ、えまき」。

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2017年4月17日 (月)

『グレートウォール』にびっくり

チャン・イーモウ監督の『グレートウォール』を劇場で見て、びっくりした。何と怪物との戦いだったから。冒頭に、万里の長城には多くの史実と伝説があるが、この映画はその伝説の一つを描くと出てくる。本当にこんな伝説があるのかと思うくらい、とんでもない話だった。

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2017年4月16日 (日)

春の快楽

ようやく、春になった。コートやマフラーやブーツなしで外に出かけることが、こんなに楽しいとは思わなかった。去年はこの時期にパリだったので、まだまだ寒かった。パリで本当にコートがいらなくなるのは、5月のカンヌの後ではなかったか。

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2017年4月15日 (土)

『ありがとう、トニ・エルドマン』を再見

今年は、去年のカンヌやベネチアで見たものを再見する機会が多い。気に入った映画はもう1度見るが、そうでなくても現地の新聞や雑誌の評価と自分の考えが違った時には、もう1度見る。6月24日公開のドイツ映画『ありがとう、トニ・エルドマン』もその1本。

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2017年4月14日 (金)

神楽坂の人気中華再訪

最近お気に入りの「エンジン」にまた行ってみた。今度は2人でカウンターだったが、若いシェフの仕事ぶりが見えるし、会話もできて楽しかった。まず友人に「どれがおいしかった」と自慢していると、カウンターの向こうから「ご説明、助かります」

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2017年4月13日 (木)

わかりやすかった『ゴースト・イン・ザ・シェル』

今年の1月に押井守の映画を何本もフィルムセンターで見たこともあり、『攻殻機動隊』のハリウッド版を楽しみに劇場に見に行った。感想を一言で言うと、「押井守よりずっとわかりやすい」「日本に対するリスペクトに満ちている」

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2017年4月12日 (水)

永田雅一にハマる:その(3)

さて、1951年にベネチアで金獅子賞を取った『羅生門』に永田はどう関わったのか。自伝『映画自我経』によれば、東宝争議の時に、東宝の森岩雄から「われわれの芸術家をまもってやってくれませんか」と頼まれたという。その時に既に、「『藪の中』と『羅生門』をミックスしたもの」のアイデアはあった。

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2017年4月11日 (火)

江戸のパノラマから山崎博へ

東京都写真美術館で5月7日まで開催の「日本写真開拓史」展を見た。「朝日」の夕刊で紹介されていた時、《愛宕山から見た江戸のパノラマ》の横に長い写真が載っていたから。江戸時代末期、1863-64年の江戸の町を一望に見下ろす写真を見たくなった。

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2017年4月10日 (月)

『トトとふたりの姉』の強さ

4月29日公開のドキュメンタリー映画『トトとふたりの姉』を見た。ルーマニアのアレクサンダー・ナナウという監督の映画で、ブカレスト郊外の貧民地区を描いたもの。今世紀になってルーマニア映画は勢いがあるので、見たくなった。

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2017年4月 9日 (日)

死んでもネットは生き続ける

このブログは、普段は毎朝書くが、数日前に書いてアップ日時を予約していることもある。春休みなど時間がある時は、書き溜める。新学期は朝9時から所沢でガイダンスという日があるので、朝は書く時間がない。

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2017年4月 8日 (土)

『ムーンライト』の気になる上質感

今年のアカデミー賞はどうも相性が悪い。『ラ・ラ・ランド』と『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(5月公開)がどこか自分の感性と違うと思っていたが、昨日の「朝日」朝刊を見て、『ムーンライト』もほめ過ぎだと思った。

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2017年4月 7日 (金)

雪村に驚く

やはり、美術史はつくづく知らないことが多いと思った。東京芸大美術館で5月21日まで開催中の「雪村 奇想の誕生」展を見てのこと。チラシには「「ゆきむら」ではなく「せっそん」です」と大きく書かれているが、私の知識もそのレベル。

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2017年4月 6日 (木)

『夜空はいつでも最高密度の青色だ』の現代性

大学で教えて8年になるが、最近思うのは、今の大学生の世界観は自分とは全く違うということ。同じ世界で生きていながら、今の若者は能天気な私たちの世代とは別の見方で世の中を見ている。5月13日公開の『夜空はいつでも最高密度の青色だ』を見て、そのことを考えた。

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2017年4月 5日 (水)

河鍋暁斎は楽しい

渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで4月16日まで開催されている「これぞ暁斎」展は、とにかく楽しい。ゴールドマンという人の個人コレクションなので小さいものばかりかと思っていたが、大きな作品もある。

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2017年4月 4日 (火)

『キングコング 骸骨島の巨神』を楽しむ

『キングコング 骸骨島の巨神』を劇場で見て、ずいぶん楽しんだ。全体は軽いノリで進みながらも、そこにはさまざまな歴史が埋め込まれていたし、登場人物も生き生きとしていた。何よりキングコングを始めとして怪獣同士の戦いが抜群だった。

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2017年4月 3日 (月)

永田雅一にハマる:その(2)

永田雅一の戦後の最大の功績は黒澤明の『羅生門』(1950)を製作し、翌年のベネチア映画祭で金獅子賞を取って日本映画海外進出のきっかけを作ったことだが、その前にいくつか書くことがある。

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2017年4月 2日 (日)

インド映画『裁き』の視線

7月公開のインド映画『裁き』を見た。昨年5月にパリにいた時に公開されて高い評価を得ていたが、見ていなかった。今年ようやく30歳になるチャイタニア・タームハネーという若い監督の映画で、相当の実力派である。

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2017年4月 1日 (土)

草間彌生展への疑問

狂ったような芸術家の個展を続けて見た。今年88歳の草間彌生と幕末から明治の前半に活躍した河鍋暁斎。草間展は5月22日まで国立新美術館で開催されているが、休日の午後に行ったらものすごい人だった。

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