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2017年4月26日 (水)

不穏な福岡

福岡が不穏な雰囲気だ。少し前に、突然博多駅前の地盤が沈下した時にも驚いたが、今度の3億8千4百万円強盗問題にはびっくりした。地盤沈下は、福岡の「よかよか」気質が生んだもののような気がしていたが、今度はもっと深い。

なぜ足立区の29歳の男性が、福岡で4億円近い現金を引き出すのか。「金塊を買うため」という言い訳もいかにも怪しい。

さらに同じ日に、7億円を超す現金を香港に持ち込もうとした韓国人4人が福岡空港で逮捕された。普通はこれかと思うが、その後の捜査では全く別のお金のようだ。「高級輸入車の代金」という話だが、なぜ福岡から香港にこれほどの現金を運ぶのか。

まるで福岡では、数億円が日常的に現金であちこちに運ばれている印象を与える。それがちょっとリアリティがあるのは、その地形と歴史によるのだろうか。福岡はまず韓国や中国に近い。博多港からフェリーに乗れば、3時間で釜山に着く。もちろん飛行機は東京に行くより近い。

だから元寇の役のように中国から攻められることもあれば、江戸時代は長崎が唯一の海外への窓口になる。長崎では隠れキリシタンが育ち、第二次大戦中は門司港が下関と共に中国大陸への窓口となる。

明治時代から新政府に不満を持つ右翼の玄洋社が福岡を拠点として活躍し、その幹部の息子に夢野久作がいる。あるいは明石元二郎は玄洋社の社員として、日露戦争時にスパイ活動を行い、日本を勝利に導く役割を果たす。

私自身は福岡南部の田舎の出身だが、福岡に行って中洲あたりを歩くと、この危ない匂いを感じる。やたらに金回りのいいヘンな紳士があちこちにいて、「おい、兄ちゃん」とすぐに声をかけられる。屋台でラーメンを食べていると、怪しげな男女をよく見かける。

佐賀出身の孫正義や福岡出身のホリエモンや山口出身の柳井正が大金持ちでも怪しいのは、たぶんこの九州北部の「川筋もん」の素性ゆえではないだろうか。先日、映画『怪物と呼ばれた男』を見た時に、岡田准一演じる出光佐三像にも、同じようないかさま感を持った。

そういえば、教授の顔をつくろっている私にもそんなインチキ感があるのかもしれない。何と、孫正義やホリエモンは同じ高校だし。

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今度、中州で飲もう!

投稿: 木下 | 2017年4月26日 (水) 21時56分

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