真夏の気分転換に『パイレーツ・オブ・カリビアン』
『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』を劇場で見た。あまりに暑い夏の気分転換にいいと思ったから。実際に大半が海を舞台にしたドラマなので、涼しさを味わった。大海が真っ二つに割れて、その奥で最後の戦いが繰り広げられるのだから。
終わってしまうとストンと落ちるが、序盤の30分ほどに語られる話はかなり複雑だ。ウィル・ターナーは幽霊船フライング・ダッチマンの船長として大海を彷徨っている。その息子のヘンリーは英国海軍の水兵となるが、捉えられる。そこには科学者の美女、カリーナも魔女として捕まっていた。
英国海軍の船は、「海の死神」サラザール(ハビエル・バルデム)率いる幽霊たちに襲われて遭難し、カリブ海のセント・マーチン島に流れ着く。そこでは銀行の開所式が行われている。そこでようやくジョニー・デップ演じるジャック・スパロウ登場。
まずそこで銀行の建物が、ジャックの仲間たちによって猛スピードで町中を引きずられる場面の迫力に目を奪われる。その意味はよくわからないながら。このギャグはバスター・キートンから来たものだろう。英国海軍はジャックを捉えるが、ヘンリーがジャックとカリーナを開放する。
ここからは英国海軍は関係なく、「ポセイドンの槍」をさがすヘンリーとカリーナとジャック、ジャックのライバルのキャプテン・バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)とその一味、幽霊となったサラザールたちの三つ巴の戦いになる。サラザールたちは半分体の形が消えていて、それがハビエル・バルデムの不敵な顔にぴったり。
結果としては、ヘンリーたちが「ポセイドンの槍」の島に到達し、カリーナが父から預かったガリレオの日記にはめ込まれたルビーを使って、地下の帝国にたどり着く。そこで「ポセイドンの槍」をめぐって、バルボッサもサラザールを交えた最後の戦いが始まる。
もともと私はこのシリーズは、海外に行く時の飛行機で2本ほど見た程度。それも一度は途中までだったかも。だから細部がすべて謎のままでちんぷんかんぷん。それでもジョニー・デップはいつもおかしいし、いくつかの場面ではCGを楽しんだ。最後にカリーナの父親がわかったり、ヘンリーが両親と再会するシーンもなかなかじんと来る。
監督はノルウェー出身のヨハヒム・ローニングとエスペン・サンドベリのコンビ。『コン・ティキ』のみが日本で公開されている監督たちの4本目の長編だが、監督が代わってもプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーを始めとするスタッフが同じような映画を作らせるのだろう。
TOHOシネマズの大きなスクリーンでTCX+Dolby Atmosだったので真夏の気分転換にはよかったが、このシリーズは私にはこれで十分かも。
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