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2017年8月10日 (木)

同じものを2度も買う

最近、同じものを2度買うことがある。かつては似たような柄のシャツやネクタイなどを間違えて買うことがあったが、この頃は同じ本やDVDを買ってしまう。自分でもびっくりしたのが、アラン・レネの『去年マリエンバードで』のブルーレイを2つ買ったこと。

マイナーな作品のブルーレイは、出た時に買わないとなくなってしまう。そこで買ったつもりが、半年前に既に買っていた。もし買った時に見ていたらそんなことはないが、「いずれ役に立つ」と思って買ったものは、そんなことが多いようだ。

中条省平さんの『決定版!フランス映画200選』も2冊買った。これまた「いずれ役に立つ」と思って、中身はまだ見ていなかった。これは中条さんが教える大学の大学院に進学する学生に進呈した。

最近驚いたのは、既に読んだ本をまた買って読んでいたこと。古川隆久氏の『昭和天皇』で、何と2012年2月にそれについてブログまで書いていた。分厚い新書を半分くらい読んで気がついたが、何となくどこか既視感がありながらも、おもしろいと思いながら読んでいた。

そんな時、別の本を探して本棚を見ていたら、同じ本が見つかった。どう見ても、読んだ跡があった。今回、ちょうど半分を超えたあたりまで読んでいたが、何となく読む気が失せた。とりあえず1冊は「映画と天皇」のテーマで映画祭を準備している学生に貸し出すことにした。

かつて似た柄のシャツやジャケットを2つ買ったのは、単純にその時の気分にピッタリあったから。今と違ってかつてはよく服を買ったので、間違いも多かった。

今は本やDVDをよく買う。だから間違いも多い。服は消耗品なので似た服はそれなりに役に立つが、同じ本やDVDは全く意味がない。特に高価なブルーレイなどは茫然としている。そういえば、大学に移ってすぐに、ビクトル・エリセのDVDボックスを半年おいて2つ買ったのを思い出した。

「いずれ役に立つ」という考えは、将来に期待しているから生まれる。もう50代も後半にさしかかり、期待も希望も野心もなくなったので、そろそろ「今欲しいもの」だけを買うようにしたい。まあ、同じものを2つ買うのはボケた証拠だけど。

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