自分はノスタルジア症候群か
40歳後半あたりから、だいたい仕事も暇になって同窓会が流行りだす。そうでなくても、何十年ぶりの友人と会うことが多くなった。そんな時私は嬉しくて興奮するのだが、おおむね相手はそれほどではないことが多い気がする。
最近ほぼ30年ぶりに会ったのは、高校時代の友人U君。今は青森で医者をしているが、東京に来るというので同じ同級生のK君が調整してくれた。そこには弁護士になった同級生T君も現れた。
K君やT君は10年ほど前にあったきりか。4人で中華を食べたが、みんな淡々としている。「ああ懐かしかあ」と言っているのは私ばかりのように思えた。最初に見た時は誰かわからなかったが、話し出すと昔と同じ。話し方、仕草、内容など。
そして「いっちょん変わっとらんばい」と言いながら、酔っぱらうだけ。翌日になると、何を話したか覚えていない。また次に会おうという話もしなかった。
そういえば、1つ下の銀行員のいとこにも最近会った。彼の母親が亡くなってお香典を送ったら、そのお返しが長男である彼の名前で送られてきた。住所を見てかなり近いことがわかったので、手紙を出したらメールが来て、一杯飲むことに。
10年前とか20年前とかに葬儀でチラリと会っているが、ゆっくり話すのはほぼ40年ぶりではないだろうか。私はかなり楽しみにしていたが、相手は落ち着いていた。銀行員らしく、私が日経新聞に文章を書いたことは覚えていて「すごい」と言った。
こちらは、本当に話すことがなかった。小さい頃に一緒に剣道をした話とか、高校受験の話とかをすると、後はお互いの現況報告。これも仕事の内容をあまり細かく話しても相手にはわからない。そうこうしているうちに、酔っておしまい。たぶん次に会うのはまた誰かの葬儀だろうか。
半年過ごしたパリでも多くの旧友と会ったが、こちらは本当に懐かしいのに、先方はおおむねクール。かつては仲良くても結局は違う人生を歩んだのだから、今さら会っても仕方がないのかも。私一人がノスタルジア症候群なのかもしれない。あるいは暇だから昔のことが懐かしいのか。
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コメント
俺は、結構嬉しかったばい。
また会おう!
投稿: 木下 | 2017年8月28日 (月) 23時26分