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2017年9月24日 (日)

『奥田民生になりたい…』を見た

予告編を見たら妙におかしかったので、『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』を劇場に見に行った。『バクマン。』の才人、大根仁の監督でもあったし。

考えてみたら私は奥田民生の歌をよく知らない。ついこの間まで小説家の奥田英朗との区別も定かでなかったくらいだから。それでもこの監督ならと期待したが、今回はさほどでもなかった。

33歳でライフスタイル雑誌「マレ」編集部に配属されたコーロキ(妻夫木聡)は、昔から奥田民生のファン。彼は取材で会ったファッションブランドのプレス担当の天海あかり(水原希子)に一目惚れする。あかりと付き合いだしたが、あかりの相手はコーロキだけではなかった、というもの。

雑誌編集部の雰囲気は実によく出ている。広告タイアップの微妙さやライター(リリー・フランキーや安藤サクラの変人ぶりがおかしい)との付き合い、ブランドの女社長(天海祐希)や編集長(松尾スズキ)、先輩(新井浩文)などとのやりとりなど、本当にリアルだし笑える。

何より主人公を演じる妻夫木聡のダメさ加減が抜群だ。本当にどこにでもいる若い雑誌編集者みたい。ところが見ていてあまりおもしろくないのは、たぶん徹底的にセクシーに見せられる水原希子に私が全く興味がないからかもしれない。

彼女の唇や胸やお尻がしつこく見せられても、何とも平板でつまらない。あるいは演技が下手な水原を、あえて薄っぺらに描くのが演出の目的なのかもしれないが。

後半、もっと破壊的になるかと思ったが、意外に常識的なのも物足りなかった。大根監督作品としては期待ほどではなかったが、それでも最後まで見せてしまう力は持っている。最後に出てくる「3年後」の描写はちょっとグッときた。

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