香水の話
先日、ある女子学生に「先生の香水、いいですね」と言われた。思わずニヤリとしてしまったが、香水の話はほとんどしたことがない。いったい男性でどれだけの割合がつけているのか知らないし、友人ともたぶん一度も話したこともない。
ネットで見ると、約半数の成人男性が使っているようだ。女性では3割以上が全く使っていない。私が使い始めたのは、大学を卒業して大学院に入って、夏休みにパリに行った時だと思う。
当時仲良くなったフランス人女性のMさんが選んでくれた。「AZZARO」という今もあるブランドだったが、全くわからないから言われるがままにそれを使うことにした。仕事を始めた時は、彼女は「職場にも1つ置くべき」というので、どこかでもう1本買った。
当時は東西線の行徳に住んでいて、満員の東西線から有楽町線に乗り換えて麹町にあった職場に着くと、仕事前に一振りした。ところがある時、年配の女性に「香水がきつい」と言われて、自宅を出る時だけにつけることにした。
いつの間にか使わなくなったが、時々「勝負」と思った日に付けていた。結婚してからは、たぶんあまり使っていない。2本の「AZZARO」の瓶はいつの間にかなくなった。再び使いだしたのは、2001年の「日本におけるイタリア年」の頃。
イタリアのブランドと仕事をすることが多くなり、香水一瓶もらうことが増えた。「ソプラーニ」とか「ブルガリ」とか「フェラガモ」とか、とにかくいつももらい物ばかり使っていた。
それから大学に移ってそれらの瓶がすべてなくなった。そこである時思い立って百貨店に行って選ぶことにした。女性の店員の勧めに従っていくつもトライしたが、どれも強い。昔使った「AZZARO」なんて実に「イヤミでいやらしい男」の感じがした。
結局買ったのは、アルマーニの作っている1本。値段が高過ぎず、匂いが強くなく、清潔感があったから。しかしこれが回りにどんな匂いをばらまいているかは、怖くて誰にも聞いたことがないのでわからない。
いつか、香水に詳しい人にいろいろ聞いてみたい。
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