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2018年1月15日 (月)

バーゲンにうろたえる:続き

先日「私学共済」で(ほんの少し)安く買った話を書いたら、学生から「先生はそんな特権があるんですね」と言われた。そこで誤解のないように説明しておく。50人以上で10年以上続く会社や省庁から区役所まで役所には、だいたいそういう「特典」がある。

いわゆる社員の「福利厚生」で、百貨店のほかホテルや冠婚葬祭やスポーツクラブなどが安くなったりする。前にいた新聞社では、銀座松屋がいつでも10%オフになるカードもあった。

ちなみに有楽町阪急で使った「団体お買物申込券A」の控えを見ると、東京特別区とか衆議院とか警視庁や国土交通省とかあらゆる役所の名前がある。たぶんかつてはそういう「特典」は大きかったけれど、カード決済やネット予約やポイント制の時代になると、あんまりメリットはなくなったと思う。

それはともかく、今年の冬のバーゲンを「無難なジャケット」だけでは終わらせるのは抵抗があった。自宅の近くの「La Kagu」という大きなセレクトショップを覗いたら、ジョン・スメドレーのセーターやラルディーニのジャケットがあった。聞いてみると、やはり好きな色も合うサイズもない。

そこで、映画を見るついでにこの店と経営が同じ「エストネーション」有楽町店に行ってみた。そこの方が種類は豊富だがサイズがない。ふと近くの「アルマーニ・コレッツィオーニ」に行ったら、実にいい黒のタートルセーターを見つけた。ここもサイズはなかったが、「有楽町阪急店にはあるはず」と言われてまた阪急へ。

行ってみるともう電話がしてあって、用意して待っていてくれた。すっかり上機嫌になって、また百貨店をうろうろ。実は事前に「コール・ハーン」のサイトを見て、チョコレート色のブーツは安くなっていることを知っていた。そこで行ってみると、ぴったりのサイズが見つかったのでご機嫌になった。

これで今年の冬のバーゲンはおしまい。そういえば友人から「最近は「バーゲン」とはいいませんよ。「セール」です」と言われた。しかし古くさい私は、「バーゲン」の方がみんなが大騒ぎして取り合う感じで好きだ。

大学生の頃、尊敬する評論家の加藤周一がインテリの条件をどこかに書いていたのを読んだ。そのうちの一つが「服装にお金をかけない」だった。やはり「インテリ」にはなれなかったと、今頃になって思い出す。

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