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2018年1月21日 (日)

アマゾン効果の時代に

学生にはよく、今は映像をめぐる環境の過度期だと説明する。19世紀半ばに写真が生まれ、90年代に映画が生まれた。列車や飛行機や自動車や電話や電報やタイプライターができて、20世紀の道具立てがほぼ整った。

それが20世紀末から変わってきた。携帯電話、パソコン、インターネットが生まれた。映画もデジタルになり、最近は配信が中心になりつつある。最近米ウーバーをソフトバンクが買収したニュースが流れたが、車も自転車もシェアが普及するだろう。

そんななかで、最近よく聞く言葉が「アマゾン効果」「アマゾン・エフェクト」。英語のAmazon Effectだが、日経MJ(マーケティング・ジャーナル)の去年のヒット商品番付の東の横綱が「アマゾン・エフェクト」という。この言葉は、すべてをスマホでネット決済して宅配するアマゾンによる効果という意味だろう。

アマゾンはもともと本から始まったが、ビデオに進み、最近は電化製品からファッション、ついには去年から「アマゾン・フレッシュ」として野菜や肉まで売り出した。その影響でアメリカでは既に書店やスーパーの撤退が続いているという。

だから日本でも潰れるお店が出てくるに違いない。セブン・イレブンはアスクルと組んで今秋に生鮮宅配を始めるようだし、ツタヤはビデオレンタルから大型書店にシフトし、最近は主婦の友社など出版社を買収している。楽天がスマホ事業に参入するのも、アマゾン効果だろう。

先日、もよりの駅で宅配ボックスを見つけて驚いた。コンビニでの受け取りはあったが、今では駅でも受け取れる。どんどん便利にはなる。

映画関係者から最近聞いたのは、ツタヤは今やTカードが儲け頭らしい。ビデオレンタルで始まったカードだが、今やドトール、ファミリーマート、三越伊勢丹、ソフトバンク、ガストなどやたらに使える場所が増えた。提携した会社は、すべての消費データを受け取るかわりにTカードにお金を払うらしい。

私の購入データは相当Tカードに取り込まれているはずだが、今のところはまだそれを使った販売攻勢はない。アマゾンだけが、購入のみならずサイトを見ただけでデータ化し、おススメ商品リストを送ってくる。

そんなデータ解析と通販の時代に、どうして生きてゆくのか。ちょっと突飛だが、とりあえず私は歩くことから始めている。できるだけ電車やタクシーに乗らず、体を動かすと違う風景が見せてくる。エレバーターを使わず階段を歩く。それがあらゆるデジタル化を拒む文字通りの第一歩だと勝手に思っている。

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