体が干からびてゆく
久しぶりに旧友と会って「老けたな」と思うのは、普通は白髪やハゲの進行具合を見た時だ。私の場合は50代後半にしてはどちらもまあ大丈夫だが、最近感じるのは「体が干からびてゆく」ということ。
もともと「濃い顔」とか「脂ぎっている」と言われたタイプだが、最近は体から脂分が抜けてパサパサになっているのがよくわかる。ある時、手の甲を見て愕然とした。
「こりゃ、田舎のおばあさんの手だ」。自分ながらそう思って、心配になって無印で300円ほどの乳液の小瓶を買ってみた。つけるとすぐに効果が出た。その乳液の表示をよく読んだら「化粧水の後に」と書かれていた。
無印はファミマでも売っているので(ともに元西武系)、透明の化粧水も買ってきた。これまでも朝、顔を洗って髭を剃った後に「アフター・シェイブローション」はつけていた。その代わりに顔全体に化粧水を塗ることにした。
そして乾燥の目立つ手の甲などには乳液も塗る。あら、これだけでずいぶん顔や手がつるつるして、若返った気分になった。
足の甲や親指のように「化石」に近いくらい固まったところにも乳液を塗ったが、およそ効かない。ここにはもっとべっとりしたクリームを買ってきて塗った。こちらはなかなか効果がでないが、前よりだいぶましになった。
耳の内部には2年ほど前に耳鼻科でもらったクリームを時々塗る。こうしておかないと、耳が痒くなって掻き過ぎると腫れる。冬は無意識のうちに痒くて膝のあたりを掻き過ぎて炎症を起こすこともある。これには毎朝痒くなったところに皮膚科でもらった軟膏(副腎皮質ホルモン?)を塗る。
髪にはヘアクリームを塗らないと、パサパサですぐ原始人になる。そんなこんなで、朝は5分以上かけでさまざまな液体を体に擦りこんで誤魔化している。学校の教師は人前に出るので、定年までは続けないといけない。じきにさらにもっと別の液体が必要になるかもしれない。これから、もっと体は干からびてゆくのだろう。
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コメント
石鹸も注意した方がいいです。顔がきれいになると思い、「キレイキレイ」で顔を洗ったら、ひりひりしました。
投稿: jun | 2018年2月 7日 (水) 18時24分