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2018年7月

2018年7月31日 (火)

『レディ・バード』の快さ

グレタ・ガーウック監督の『レディ・バード』をようやく劇場で見た。ここに書いたように2週間ほど前にこの映画を見に行ったが、間違えて別の映画を見た。もう縁がないかと思ったが、ぎりぎりで間に合った。

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2018年7月30日 (月)

『海を抱いて月に眠る』に心揺さぶられる

例の「朝鮮半島」学習の一環ではあるが、深沢潮が今年3月に出した『海を抱いて月に眠る』を読んで、心が大きく揺さぶられた。オビの佐藤優氏の「感動で全身で震える傑作」は誇張ではない。

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2018年7月29日 (日)

オゾンの新しい仕掛け

フランスのフランソワ・オゾン監督は、毎回違った手法を見せて楽しませる。8月4日公開の『2重螺旋の恋人』は何を繰り出してくるかと思ったら、双子の両方を好きになる女を主人公にしたサスペンス・ホラーだった。

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2018年7月28日 (土)

冷房なしで過ごせるか

この数日はすこしマシだが、この夏はとにかく暑い。大学で働き始めた10年前と比べても、ずっと暑くなった。10年前は大学に行く時は7月でもジャケットを着たが、今はそれは無理。裾をズボンに入れる普通のシャツも暑いので、Tシャツにカジュアルなシャツを羽織るくらい。

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2018年7月27日 (金)

『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』に驚く

湯浅弘章監督の長編商業映画デビュー作『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』を映画館で見て、その才能のきらめきに驚いた。監督は39歳でこれまで短編などで受賞歴も多いが、今年一番の「新人」ではないか。

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2018年7月26日 (木)

エルメスの「彼女と。」を見る

実は、ファッション・ブランドが好きだ。それぞれが自分の世界を構築しているのを見るのは楽しい。実際にはまず買わなくても、ヨージ・ヤマモトやイッセイ・ミヤケの服が店に並んでいると、心が躍る。

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2018年7月25日 (水)

日本統治下の韓国映画:その(5)『半島の春』

『家なき天使』と同じ1941年に作られた李炳逸(イ・ビョンイル)監督『半島の春』も、プロパガンダ色は濃くない。日本語はかなり出てくるが、日本人は出てこない。2015年末にフィルムセンターで見て、かなり好きだった記憶がある。

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2018年7月24日 (火)

チアシードの効果か

前にここに書いたが、藤田紘一郎氏の本を読んで、「チアシード」なるものを試してみた。少し前に「スーパーフード」と話題になった南米産の植物の種だが、どうもこの効果が出たようだ。

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2018年7月23日 (月)

『グッバイ・ゴダール!』への違和感

ミシェル・アザナシウス監督の『グッバイ・ゴダール!』は試写で6月に見ていたが、その時に感じた違和感を正直に書くために、公開後にアップする。タダで見ているのに公開前に否定的な意見を書きにくいこともあるが、それ以上に見た人によって感想が異なると思ったから。

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2018年7月22日 (日)

「琉球 美の宝庫」展の爽やかさ

猛暑のピッタリの美術展を見た。サントリー美術館で9月2日まで開催中の「琉球 美の宝庫」展で、多くの島々からなる「琉球王国」から爽やかな風が吹いてくる思いがした。

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2018年7月21日 (土)

『ルーム・ロンダリング』の微妙さ

ちょうど池袋で空いた時間にぴったりだったので、片桐健滋監督の『ルームロンダリング』を見た。実は題名を聞いて、原田ひ香の小説『東京ロンダリング』の映画化だろうと勘違いしていた。この小説はかなり印象に残っていた。

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2018年7月20日 (金)

『在日二世の記憶』をめぐって:続き

在日2世のへインタヴューを集めたこの本には、映画関係者が何人かいる。有名なのはプロデューサーの李鳳宇(リ・ボンウ、1960年生まれ)さんだろう。『誰も知らない』『パッチギ!』『フラガール』で3年連続で『キネマ旬報』のベストワンを取ったプロデューサーである。

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2018年7月19日 (木)

ようやく『正しい日|間違った日』を見る

これまで何本のホン・サンス作品を見たか忘れたが(どれも似ているので)、なぜか今回は4本とも見たいと思った。たぶん年を取って、この監督の一見いい加減そうに見えて、なぜか現れる奇跡的な時間に浸るのが楽しくなったのだろう。

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2018年7月18日 (水)

真夏の健康法

10年ほど前から健康診断で胆石を指摘されているが、かなりやばくなってきた。この夏は、それに五十肩の痛みが加わった。そんなこともあって、最近は妙に健康を意識している。果物と野菜のジュースは毎朝飲んでいるが、今年の夏はミックス・ナッツを買っておいて朝よく食べる。

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2018年7月17日 (火)

日本統治下の韓国映画:その(4)『家なき天使』

日本統治下の韓国映画は、『軍用列車』(38)からプロパガンダ色が出てきたことは、前に書いた。これは題名そのものの「軍用列車」という存在が、日本軍のための輸送列車だった。しかしその後の映画にはプロパガンダ色があまりないものも多い。

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2018年7月16日 (月)

ワインの金メダルとは

私はビールも日本酒も焼酎もワインも飲む。食べ物次第で何でもいいが、イタリア、フランス風の料理が好きなのでワインを飲むことも多い。最近気づいたのが、「金メダル」のシールを貼ったワインが多いこと。

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2018年7月15日 (日)

『パンク侍、切られて候』をあえて見る

昔から石井聰互(今は石井岳龍)監督の映画と町田康の小説は苦手だ。そのシュールの方向が、どうも私の神経を逆なでする。町田康は昔はロックをやっていたが、もともと私はロックがわからない。そういえば、石井聰互もロック好きだった。

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2018年7月14日 (土)

ヤン・ヨンヒの『朝鮮大学校物語』の爽やかさと苦さ

またまた「朝鮮半島」のお勉強で、ヤン・ヨンヒの小説『朝鮮大学校物語』を読んだ。今年の3月に出た本だが、この筆者はこれまでドキュメンタリー映画『ディア・ピョンヤン』や劇映画『かぞくのくに』を監督し、北朝鮮籍の自分の物語を語ってきた。

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2018年7月13日 (金)

ゾウが出ずっぱりの映画『ポップ・アイ』

8月18日公開のシンガポール・タイ合作『ポップ・アイ』を見た。昨年の東京国際映画祭で話題になった作品で、女性監督カーステン・タンの第一回長編という。サンダンスやロッテルダムでも賞を取っているので試写を見に行った。

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2018年7月12日 (木)

50円を拾った話

一応「先生」と呼ばれる職業なので「誰に見られても恥ずかしくない」を心がけている。これは公務員や新聞記者の時以上に気を使う。特に大学付近や池袋駅周辺などは誰が見ているかわからない。毎年200人を超す授業をしていると、とても全員は覚えられないし、入学式や進学相談会で会った父兄もいるかもしれない。

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2018年7月11日 (水)

日本統治下の韓国映画:その(3)『軍用列車』

徐光霽(ソ・グァンジェ)監督『軍用列車』(38)は、2015年末にフィルムセンターで見ていたが、改めて見ると抜群におもしろかった。同じ1930年代後半でも『迷夢』(36)や『漁火』(38)と違って、くっきりと日本の影がある。

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2018年7月10日 (火)

日本は野蛮国か

オウム事件で7人を同じ日に各地で処刑したニュースに、凍り付いた。いかに彼らが凶悪な犯罪を犯したとはいえ、これは野蛮な国のすることではないか。日頃、日本は一応成熟した文明国だと思っていたが、とんでもない。

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2018年7月 9日 (月)

『国家主義の誘惑』の怖さ

わかってはいるけれど、改めて正面から言われるとドキリとした。7月28日公開のドキュメンタリー『国家主義の誘惑』を見ての感想だ。これはフランスのテレビ局アルテ用に在仏の渡辺謙一氏が監督したもの。

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2018年7月 8日 (日)

小倉紀蔵『朝鮮思想全史』を読む

またまた分厚い新書で小倉紀蔵著『朝鮮思想全史』を読んだ。例の学生企画の映画祭のための韓国学習の一環だが、この本は半年ほどまえに買ってあった。

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2018年7月 7日 (土)

『焼肉ドラゴン』の描く「在日」

朝鮮半島についてにわか勉強中ということもあり、『焼肉ドラゴン』を劇場に見に行った。これは鄭義信の作・演出による同名の演劇があり、話題になって賞ももらったが、今回それを脚本家自ら映画化したもの。

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2018年7月 6日 (金)

太という名前をめぐって

私の名前は太(ふとし)。先日収賄で逮捕された文科省の局長が同じ名前だったので、急に気になって考えた。この官僚は私より1つ上のいわば同世代だが、この名前が多いのだろうか。

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2018年7月 5日 (木)

日本統治下の韓国映画:その(2)『迷夢』と『漁火』

最近急に「在日」の本を読んだり、日本統治下の韓国映画を見るようになったのには、理由がある。毎年12月に学生が企画する映画祭のテーマが「朝鮮半島と私たち」に決まったから。去年の「天皇」以上に難しいテーマで、学生と競争しながらの「にわか勉強」が始まった。

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2018年7月 4日 (水)

またまた、夢の話

最近の夢で驚いたのは、戦前の地下の映画館に行った話。たぶん台湾で、岩がむき出しだが椅子などは豪華な映画館だった。なぜか私が説明していて、テレビカメラが回っていたような気もする。

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2018年7月 3日 (火)

『女と男の観覧車』の描くコニー・アイランド

ニューヨーク近郊のコニー・アイランドは、エジソンの昔から映画によく出てくる。ウディ・アレンの新作『女と男の観覧車』が全編コニー・アイランドと聞いて、劇場に見に行った。ましてや1950年代だから。

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2018年7月 2日 (月)

後ろめたい人生

後ろめたい。最近それを久しぶりに意識したのは、私の勤める大学が例のアメフト問題で批判の対象となったから。あんなトップがいる組織から給料をもらっている自分が恥ずかしかった。教授会で偉そうに発言しても何も変わらず、結局のところ負け犬の遠吠えでしかない。

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2018年7月 1日 (日)

ホン・サンスにハマる(3)

ここにも書いたように2016年のカンヌに約30年ぶりに行ったが、その場所で撮られていたのが7月14日公開の『クレアのカメラ』。『夜の浜辺でひとり』の1つ前の作品だが、わずか数日で撮影されたという。

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