またまた、夢の話
最近の夢で驚いたのは、戦前の地下の映画館に行った話。たぶん台湾で、岩がむき出しだが椅子などは豪華な映画館だった。なぜか私が説明していて、テレビカメラが回っていたような気もする。
これは間違いなく、最近友人がフェイスブックに投稿した、イタリアのボローニャ復元映画祭でかつての地下の映画館で映画が上映された写真を見たから。それがなぜか台湾になったのは、ここしばらく日本占領下の韓国について調べていたからか。それがなぜか台湾になった。
この夢ですごいと思ったのは、「ああおもしろい夢だった」と起きてから「また続きを見たいな」と思ったら、2度寝をして同じ夢が出てきたこと。舞台は日本の地方に変わっていたけれど。そして映画館の古めかしい感じが消えていたが。
ある日、授業で学生に「なぜ『万引き家族』が世界一になったのですか」と聞かれてかなりくわしく説明した。その翌日の明け方の夢に是枝裕和監督が出てきた。駐車場みたいなところに、ロケバスが何台もあって、その一つに是枝監督がいた。何かを準備中だった。
ところがその場所は実は、パリのポンピドゥー・センター近くの空き地だった。NHKと朝日新聞で何か共同企画があって、当然朝日側の私は時々NHK側に出かけて行って、交渉をしていた。なぜかロケバスに丸一日いた。是枝監督はいつの間にかになくなっていた。
酒を飲み過ぎた時に見るのが、「間に合わない」夢。何に間に合わないのかわからない場合が多いが、「あー、間に合わない」。たぶん会社員時代に「間に合わない」ことに追い回されていたからだろう。
一番嫌だったのは百貨店の催事場でやる美術展。閉店後に展示ケースやパネルを搬入して会場を作り上げ、朝の2時、3時くらいから作品を展示始める。朝の9時にはすべて終えて掃除をして10時に開店。終始、「間に合わない」と言いながらの仕事だった。
今の仕事は、「間に合わない」と思うことはあまりない。もう教え始めて10年なのでそろそろ落ち着いてもいい頃だが、「間に合わない」思いは酒を飲むと蘇るようだ。
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コメント
高校生の頃、家に親戚の人が下宿してました。その人は会社まで車で通っており、僕の高校が通り道なので、都合が合えば朝高校まで送ってくれてました。ある日、彼が感電して死んだ夢を見ました。朝ご飯を食べるときに、今日は車がないな(死んだから)、と思ったのですが、なんか変。昨日生きてて、死んだら、もっと何か(例えば、葬式とか)、と考えて、ああ夢か、と合点しました。その日も送って貰ったのですが、もちろん夢の話はできず、なんとなく気まずかったです。
投稿: jun | 2018年7月 4日 (水) 18時43分