« 2018年7月 | トップページ | 2018年9月 »

2018年8月

2018年8月31日 (金)

最古参になってしまったベネチア映画祭:その(1)

また、ベネチアに来てしまった。今年の夏は七月末から関西の集中講義、手術入院と続き、それが終わると今月末までに書くと約束していた2万字の論文(のようなもの)があった。手術をした時、今年はベネチアは無理かなと思った。

続きを読む "最古参になってしまったベネチア映画祭:その(1)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月30日 (木)

入院して考えたこと:その(5)

これまでいかに手術が苦しかったかを書いたが、その後は実に順調に無事に回復して、今では酒も飲める。あえて言えば、お腹に力を入れるような、激しい運動は避けているくらいか。それから翌日にまで残るような「大酒」はやめている。

続きを読む "入院して考えたこと:その(5)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月29日 (水)

『検察側の罪人』も見る

ベネチアに出る前にふと時間が空いたので、日本映画を見ようと思った。そこで原田眞人監督『検察側の罪人』を劇場で見た。予告編でキムタクが二宮和也を怒鳴りつけるシーンをさんざん見たので、少しウンザリしてはいたが。

続きを読む "『検察側の罪人』も見る"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月28日 (火)

藤田嗣治展に考える

東京都美術館で10月8日まで開催の「没後50年 藤田嗣治展」を見た。藤田については、いろいろな思い出がある。かつて新聞社勤務の頃、ポンピドゥー・センターの所蔵品展を企画した時に、藤田作品のポスターを使おうとした。

続きを読む "藤田嗣治展に考える"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月27日 (月)

『ジュラシック・ワールド』最新作を見た

『ジュラシック・ワールド 炎の帝国』を劇場で見た。どうも夏の終りになると、ハリウッド大作を見たくなる。これは少年時代の名残だろうか。

続きを読む "『ジュラシック・ワールド』最新作を見た"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月26日 (日)

入院中の読書:その(2)『国体論 菊と星条旗』

本当はポルトガルの詩人、フェルナンド・ペソアについてもう一度書く予定だったが、また引用ばかりになりそうなので、別の本のことを書く。白井聡の『国体論 菊と星条旗』は、既にあちこちで論じられているベストセラーだが、ようやく読んだ。

続きを読む "入院中の読書:その(2)『国体論 菊と星条旗』"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月25日 (土)

『カメラを止めるな』はおもしろいか

ようやく、上田慎一郎監督の『カメラを止めるな』を劇場で見た。実は7月初めに新宿の映画館に見に行ったが、平日昼間にもかかわらず、満席で入れなかった。8月からTOHOシネマズに拡大することになって、6回の無料券で見た。

続きを読む "『カメラを止めるな』はおもしろいか"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月24日 (金)

入院して考えたこと:その(4)

入院してよかったことは少ないが、あえて言えば「弱い人」の立場に置かれたことか。手術の麻酔が切れて丸1日がたち、尿管や足の拘束がなくなって、看護師の助けを借りて起き上がった。ところがこれが容易でない。

続きを読む "入院して考えたこと:その(4)"

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2018年8月23日 (木)

『ショック・ウェイブ』の楽しさ

香港映画『ショック・ウェイブ/爆弾処理班』を見た。都内でわずか一館の公開だが、これがとてつもなくおもしろい。そのアクションのスケールの大きさは、最新の『ミッション・インポッシブル』と同じレベルだろう。1時間58分、まったく退屈しない。

続きを読む "『ショック・ウェイブ』の楽しさ"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月22日 (水)

「マジック・ランタン」展に考える

東京都写真美術館で10月14日まで開催の「マジック・ランタン 光と影の映像史」展を見た。この美術館は映画前史の資料や機材を大量に所有している。その一部は、1995年の開館前に、フランスの友人ドゥズーズさんから大量に購入したこともあって、気になっていた。

続きを読む "「マジック・ランタン」展に考える"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月21日 (火)

『オーシャンズ8』を楽しむ

ゲイリー・ロス監督の『オーシャンズ8』を劇場で見た。このシリーズはスティーブン・ソダバーグ監督が立ち上げた『オーシャンズ11』など3本あるが、考えてみたら飛行機でしか見ていない。2009年に大学に移る前の10年ほどは、娯楽作はほぼ見ていなかったと改めて思う。

続きを読む "『オーシャンズ8』を楽しむ"

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2018年8月20日 (月)

入院して考えたこと:その(3)

入院日が近づくと不安が増した。「まだ断れる」とも思うが、一度延期しているし、術後にゆっくり休みが取れる夏休みがいいに違いない。直前に関西で1週間集中講義をしていたこともあって、あっという間に手術の日はやってきた。

続きを読む "入院して考えたこと:その(3)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月19日 (日)

『悲しみに、こんにちは』の機微

スペイン映画『悲しみに、こんにちは』を劇場で見た。これまた新聞各紙の映画評で評価が高かったからだが、確かに見てほっとする秀作だった。

続きを読む "『悲しみに、こんにちは』の機微"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月18日 (土)

入院して考えたこと:その(2)

別に隠すことでもないし友人には話しているので書くが、今回の入院は胆石の手術だった。もともと胆石は10年と少し前の健康診断でその存在が指摘されて「要検査」と言われた。新聞社にいた終わりの頃ですぐに推薦された大学病院に行ったが、半日費やした検査の結果は「様子見」だった。

続きを読む "入院して考えたこと:その(2)"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月17日 (金)

日本統治下の韓国映画:その(6)『志願兵』と『朝鮮海峡』

日本統治下の韓国映画で日本語が強要されるのは、実は1943年あたりからだ。『志願兵』(41)と『朝鮮海峡』(43)は、韓国人が志願兵に応募することを賞賛する映画であり、明確なプロパガンダだ。一番の違いは、『志願兵』では日本語は半分も使われていないのに、『朝鮮海峡』では全篇日本語であるという点だろう。

続きを読む "日本統治下の韓国映画:その(6)『志願兵』と『朝鮮海峡』"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月16日 (木)

入院中の読書:その(1)フェルナンド・ペソア

旅行でも何でもどこかに泊りがけで行く時は、本を5、6冊は持ってゆく。だけどいろいろやっているうちに(多くは飲んだり食べたり)時間が無くなって、1、2冊しか読まない。ところが今回の入院は違った。持って行った本をぜんぶ読んだ。

続きを読む "入院中の読書:その(1)フェルナンド・ペソア"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月15日 (水)

また『ミッション:インポッシブル』を楽しむ

ようやく『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』を劇場で見た。前作『ローグ・ネーション』と同じクリストファー・マッカリーの監督だが、映画としての出来は前作の方が上かもしれない。しかしトム・クルーズの頑張りぶりが神がかっていて、最後まで気が抜けなかった。

続きを読む "また『ミッション:インポッシブル』を楽しむ"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月14日 (火)

入院して考えたこと:その(1)

実は1週間ほど入院していた。病院に向かいながら、最後に入院したのは1980年夏だったことを思い出した。何と38年前のこと。だから入院に何が必要か全くわからない。まるで数泊国内旅行に出かけるような気分で、小さなスーツケースを持って出かけた。

続きを読む "入院して考えたこと:その(1)"

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2018年8月13日 (月)

『脱出』のローレン・バコール

ディズニーを除くあらゆるハリウッドのメジャー会社において、ほぼすべてのジャンルで傑作を作ったハワード・ホークス監督にとって、『脱出』(1944)はとりたてて傑作とは言えないだろう。私も1999年に全作品上映を企画した時は、この映画にはさして惹かれなかった記憶がある。

続きを読む "『脱出』のローレン・バコール"

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2018年8月12日 (日)

日本人はよく食べる

昔、展覧会の仕事をしている時に、フランス人とイギリス人に「日本人はよく食べる」と言われたことがあった。彼らは展示作業をしていても、毎日我々が昼も夜もきちんと食べるのに驚いていた。地方に一緒に行くと、朝食もしっかり食べる私を見て、目を丸くした。

続きを読む "日本人はよく食べる"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月11日 (土)

映画『在日』からわかること

ドキュメンタリー映画『戦後在日五十年史 [在日]』(1997)の「歴史篇」をDVDで見た。これだけで2時間15分だが、もう1つ2時間強の「人物篇」がある。ともに監督は呉徳洙で、「歴史篇」を見るだけでも「在日」の苦難の歩みに圧倒される。

続きを読む "映画『在日』からわかること"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月10日 (金)

『「右翼」の戦後史』に考える

いつも「右翼」とは何だろうと思っていたので、最近出た安田浩一著『「右翼」の戦後史』を読んだ。この著者はヘイトスピーチをする人々を取材した『ネットと愛国』(2012)が抜群におもしろかったが、この本も今の「ネトウヨ」という存在を絶えず意識しながら過去に遡る。

続きを読む "『「右翼」の戦後史』に考える"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月 9日 (木)

『泣き虫しょったんの奇跡』に泣く

9月7日公開の豊田利晃監督『泣き虫しょったんの奇跡』に泣いてしまった。もともと囲碁・将棋は皆目わからないが、新聞社にいたので馴染みがある。新聞社の事業部は囲碁や将棋の大会を主催するし、文化部には専門の記者がいる。

続きを読む "『泣き虫しょったんの奇跡』に泣く"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月 8日 (水)

私にも承認欲求が

最近、「承認欲求」という言葉をよく聞く。心理学的な正確な定義は知らないが、誰もが他人に認めてほしい欲求を持つ、ということだろう。実際に大学で教えていると、どんな怠け者の学生でも(あるいは、こそ)、この欲求があるのがよくわかる。

続きを読む "私にも承認欲求が"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月 7日 (火)

『ウインド・リバー』の雪の冷たさ

猛暑に一番効く映画を見つけた。上映中のテイラー・シェリダン監督のアメリカ映画『ウインド・リバー』では、冒頭から最後まで雪の冷たさを強烈に味わうことができる。

続きを読む "『ウインド・リバー』の雪の冷たさ"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月 6日 (月)

縄文展のありがたみ

上野の東京国立博物館で9月2日まで開催の「縄文 1万年の美の鼓動」展にやられた。土器や土偶や装飾品などが並んでいるだけだが、そのすべてが何ともありがたく、愛おしくさえある。私は陶芸や彫刻は普段あまりピンと来ないが、これは違った。 

続きを読む "縄文展のありがたみ"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月 5日 (日)

『1987、ある闘いの真実』の迫力

少し前に見た韓国映画『タクシー運転手』では、1980年の光州事件について「初めて知った」と思ったが、9月8日公開のチャン・ジュナン監督『1987、ある闘いの真実』でも、また同じ思いを抱いた。隣の韓国の最近の話なのに。

続きを読む "『1987、ある闘いの真実』の迫力"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月 4日 (土)

暗澹たる読書:その(6)『和解のために』

最近の「韓国学習」の一環として、朴裕河(パク・ヨハ)著『和解のために』を読んだが、暗澹たる気持ちになったので、少し前のシリーズに加える。2005年に出た韓国語版に続いて2006年に日本語版が出た時、大きな話題になったのを記憶している。

続きを読む "暗澹たる読書:その(6)『和解のために』"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月 3日 (金)

『寝ても覚めても』の息づかい

9月1日公開の濱口竜介監督『寝ても覚めても』を見た。『ハッピーアワー』があまりに衝撃的だったので、ちょっと心配だった。今回は東出昌大というスターを起用しているし、119分という普通の長さだし。

続きを読む "『寝ても覚めても』の息づかい"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月 2日 (木)

もう一度だけ、夢の話

最近韓国のことをよく考えているせいか、先日見た夢は、敗戦後に釜山で帰国船を待つというものだった。中国や韓国の船は戦勝国なので、安全だが運賃が高かった。美空ひばりは中国の船で帰っていった。私は金がなくて日本の船を待った。

続きを読む "もう一度だけ、夢の話"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年8月 1日 (水)

『ゲッベルスと私』の老女の顔

岩波ホールで今月3日までのドイツ映画『ゲッベルスと私』を見た。かつてナチスドイツの宣伝大臣、ゲッベルスの秘書を務めたブルンヒルデ・ポムゼルにインタビューしたものだが、チラシの老女の白黒写真が気になっていた。とにかくこんなに皺の多い顔は見たことがない。

続きを読む "『ゲッベルスと私』の老女の顔"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2018年7月 | トップページ | 2018年9月 »