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2018年11月

2018年11月30日 (金)

たまに「週刊朝日」を手に取ると

週刊誌でよく買うのは「アエラ」と「週刊文春」。先日「週刊朝日」を買ったら意外におもしろかった。「死後の手続き」という特集があったからだが、ほかのどうでもいい記事がおかしい。

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2018年11月29日 (木)

ベルトルッチが死んだ

夜、「ベルトルッチが死んだ」と聞いて、彼の『1900年』の冒頭に出てくる「ヴェルディが死んだ」という言葉を思い出した。イタリアのベルナルド・ベルトルッチ監督は、若い頃一番好きな監督だった。最初に見たのは、たぶん『暗殺のオペラ』(1970)で、大学2年生の時、福岡での自主上映を手伝って見た。

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2018年11月28日 (水)

『近代日本の150年』に考える

山本義隆著の新書『近代日本の150年―科学技術総力戦体制の破綻』を読んだ。今年の1月に出た本でその時に買っていたが、いかにも内容が重そうで本棚に積んだままだった。筆者の山本氏は元東大全共闘議長である。

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2018年11月27日 (火)

『バスキア、10代最後のとき』の描くニューヨーク

ニューヨークには、2度しか行ったことがない。1988年と2016年で、どちらも5泊ほど。最初に行った時はむやみに楽しかったが、2度目は物価が高すぎたせいか妙に落ち着かなかった。12月22日公開のサラ・ドライバー監督『バスキア、10代最後のとき』は、1980年前後の荒れたニューヨークを映し出す。

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2018年11月26日 (月)

母のお見舞い:その(3)

先月に九州の母のお見舞いに行った時は、脳梗塞の後で左半身が自由に動かなかった。だからベッドから立つことはできなかったが、普通に話せたし、自分で食事もできた。

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2018年11月25日 (日)

いよいよマニアックになった東京フィルメックス:その(4)

今回のフィルメックスの欠点は、1回しか上映がない映画が多いこと。公開が決まっている作品だけではなく、台湾の金馬賞を取ったばかりの『象は静かに座っている』なども1回の上映。そのうえ、夜9時15分からの上映も多いので、早寝早起きの私には無理。

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2018年11月24日 (土)

『おかえり、ブルゴーニュへ』の心地よさ

東京国際映画祭や東京フィルメックスで、アジアや「辺境の地」のきつい状況の映画ばかり見ていると、急にフランス映画やイタリア映画を見たくなる。何よりもその言葉を聞きたくなる。若い頃必死で学んだ言葉だから、聞くだけで体が反応する。

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2018年11月23日 (金)

目覚まし時計のない生活

目覚まし時計を使わなくなって、たぶん5年くらいたつ。こう書くと「大学は暇だから」と言われそうだが、週に2日は朝8時半に家を出ているし、年に4、5回の入試の時は8時前に出る。それでも目覚ましは使わない。

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2018年11月22日 (木)

いよいよマニアックになった東京フィルメックス:その(3)

今年のフィルメックスの2日目に「ラウンドテーブル:映画担当新聞記者と語る」というのがあった。誰が映画記者と語りたいかとも思ったが、登壇者が全員知り合いなので、「怖いもの見たさ」に行くことにした。こんなシンポを企画するのはフィルメックスならではだし。

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2018年11月21日 (水)

いよいよマニアックになった東京フィルメックス:その(2)

今年のフィルメックスは欧米の映画祭で賞を取ったものばかり、と昨日書いた。だが、ネットで出ている市山ディレクターのインタビューを読むと、少なくともロカルノやベネチアやトロントの賞はフィルメックスで選んだ後に決まったという。それならばすごい。

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2018年11月20日 (火)

いよいよマニアックになった東京フィルメックス:その(1)

今年の東京フィルメックスは、オーナーがオフィス北野から木下グループに変わった。もともとオフィス北野の森社長の「日本にも海外に誇れる映画祭が欲しい」という思いから始まった映画祭だから、どうなるか心配だった。

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2018年11月19日 (月)

都写美で展覧会2つ

恵比寿の東京都写真美術館がリニューアルして「TOPMUSEUM」と名乗るようになってから、どうも相性が悪い。その英語略称が恥ずかしいこともあるが、そんなことより昔に比べて「スカした」感じの展覧会が増えたような気がする。「写真」ではなく、「現代美術」として見せているような。

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2018年11月18日 (日)

映画で歴史を学ぶ

大学で映画を教えて10年目になる。映画史や映画理論や映画ビジネスを教えているが、最近気にしているのは「映画を通して歴史を教える」こと。昔は映画から映画以外の何かを学ぶのは邪道のような気がしていた。今は、ちょっとしたセリフの一つに歴史を感じる。

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2018年11月17日 (土)

ペドロ・コスタの不思議な言葉

若い友人の土田環さん編・訳の『歩く、見る、待つ ペドロ・コスタ映画論講義』を読んだ。ポルトガルのペドロ・コスタ監督の映画はヘンだ。だいたい貧民窟のようなところで、モソモソと生きている人々を描く。物語はあるにはあるが、奇想天外でよくわからない。

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2018年11月16日 (金)

「アジアにめざめたら」展に考える

私の自宅から一番近い美術館は、たぶん竹橋の東京国立近代美術館だ。ドア・ツー・ドア、つまり家の玄関を出て東近美の入口まで15分くらいか。だから、原稿が行き詰った時や、期末試験の採点で疲れた時にふっと出かける。

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2018年11月15日 (木)

『search/サーチ』に驚く

アメリカ映画『search/サーチ』は、すべてがパソコンの画面で展開する映画、と聞いて最初は特に見たいと思わなかった。ところが『アエラ』の記事で監督も主人公もアジア系と聞いて、妙に興味が湧いてきた。

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2018年11月14日 (水)

母のお見舞い:その(2)

九州にいる母のお見舞いに行く時は、当然飛行機に乗る。その時に感じるのは、空港に働く人が多すぎるのではないか、ということ。まずチェックインで迷っていると、必ずどこからか若く優しい女性(男性はいない)がやってきて手伝ってくれる。

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2018年11月13日 (火)

東京国際映画祭についてもう一度

先週火曜日にWEBRONZAに東京国際映画祭の総評を書いたら、映画祭内部の方から複数の反応があった。いつものように事務局には取材していないので、当然知らないこともある。今回は昨年に比べて微妙な変化があったようだが、教えられて知った次第。

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2018年11月12日 (月)

風邪をひくようになった

また風邪をひいた。前にここで書いた気がするが、昔は風邪をひかなかった。「中学2年生の時にひいて以来、少なくとも30年はひいていない」、というのが自慢だった。すると「バカは風邪をひかない」とよく言われたが、会社員の頃は「そんな暇はない」というのが正直な気分だった。

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2018年11月11日 (日)

『華氏119』に考える

トランプ大統領が、米中間選挙で下院を民主党に取られた。そもそもアメリカの選挙制度はさっぱりわからないが、マイケル・ムーアが選挙に合わせて緊急公開したという本作を見てみたいと思った。この監督は『ボウリング・フォー・コロンバイン』(02)の頃は本当におもしろかった。

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2018年11月10日 (土)

中野理惠さんの『すきな映画を仕事にして』を読んで

中野理惠さんは、「パンドラ」という会社の社長さんだ。今年で会社を創立して31年目らしい。先月には新宿のK'S シネマでこれまで公開した作品の特集上映が開かれていた。

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2018年11月 9日 (金)

「働き方改革」への違和感

世の中では「働き方改革」が流行っているらしい。一言で言うと、会社員が当然のように夜まで働くのを止めて、早く家に帰って家族を大事にしよう、ということ。それ自体は実にいいことだが、個人的には違和感もある。

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2018年11月 8日 (木)

『ガンジスに還る』に身につまされる

インド映画『ガンジスに還る』を劇場で見た。新聞各紙の映画評も評判がよかったし、最近のアジア映画はとにかくおもしろいので、劇場公開作は見ることにしている。監督は、27歳のシュバシシュ・ブティアニ。

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2018年11月 7日 (水)

2つの映画祭が合併か

昨日の朝日新聞に今年の東京国際映画祭を振り返る記事が載っていた。前半の伊藤記者による審査委員長のブリランテ・メンドーサ監督のコメントもおもしろかったが、後半に石飛記者が東京の2つの国際映画祭をまとめる提案をしていたのを読んで目を剝いた。

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2018年11月 6日 (火)

ボナールの快楽

映画祭が終わってからだが、六本木の国立新美術館で12月17日まで開催の「ピエール・ボナール展」を見た。ボナール展はこれまで何度か開かれているが、今回の展覧会はたぶんこれまでで最大でかつ質が高い。

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2018年11月 5日 (月)

映画祭中の読書:『ブルーロータス』

今回、事前予約制のなくなった東京国際映画祭のプレス・業界上映は、20分前には行くようにしていた。土日は特に満席が相次いだから。というわけで、20分ほどの時間に読むのに、「引き」の強い娯楽小説を選んだ。

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2018年11月 4日 (日)

『ハナレイ・ベイ』の静かさ

東京国際映画祭で毎日評価の定まっていない作品を1週間見続けて疲れた。何か安心して見られるのをと考えて見たのが、松永大司監督の『ハナレイ・ベイ』。この監督は『ピューぴる』も『トイレのピエタ』も大好きだった。

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2018年11月 3日 (土)

映画祭中に六本木で見た美術展

東京国際映画祭の上映の間に1時間以上空くと、美術展を見る。サントリー美術館で11月11日まで開催の「京都・醍醐寺 真言密教の宇宙」展と森美術館で来年1月20日まで開催の「カタストロフと美術のちから」展。密教と現代美術で全く違う世界だったが、それなりに楽しんだし妙な共通点もあった。

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2018年11月 2日 (金)

東京国際映画祭で1人星取表:その(6)

さてもう終わりに近づいたが、31回目のこの映画祭の感想を一言で言うと、「誰も変える気はないのだな」ということ。会場は映画祭には向かないシネコンだし、内容はカンヌのようなプロ向けでもトロントのような観客中心でもなく中途半端。

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2018年11月 1日 (木)

東京国際映画祭で1人星取表:その(5)

コンペのプレス・業界試写に通っていると、アジア映画だけを見に来る評論家やライターがいる。彼らは東京国際映画祭の全セクションからおもしろそうなアジア映画を見ているようで、信用できる映画通はむしろこちらに多い。これは正しい選択かもしれない。

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