たまに「週刊朝日」を手に取ると
週刊誌でよく買うのは「アエラ」と「週刊文春」。先日「週刊朝日」を買ったら意外におもしろかった。「死後の手続き」という特集があったからだが、ほかのどうでもいい記事がおかしい。
「文春砲」のような特ダネはない。もちろんゴーン逮捕の件は、「朝日新聞」本体がスクープ並みに頑張っていたのですごいが、あとは庶民的というか、どうでもいい話。
「死後の手続き」は極めて常識的で、「おっ」という情報はない。一人暮らしなら電気など公共料金を止めるとか、カードを止めるとか、少し考えればわかることだらけ。
逆に「銀座コリドー街が“新ナンパの聖地”は本当か?」のようなくだらない特集がおもしろい。グラビアで3頁、中面に2頁。50代の編集者が2人で飛び込んで次々と玉砕するさまを描く自虐ネタ。まず私はコリドー街がそんな場所とは知らなかった。
「一流企業の若手エリートとの出会いを目当てに、知性と美貌を磨いた若い女性が集まる人気スポット」というが、私の印象はガード下の安くてうまい店がたくさん、という程度。編集者2人は15組に声をかけて、たった1組だけが一緒に飲んでくれたという。それでもその敗戦記の全文を読んでしまった。
意外におもしろかったのが、「前川喜平の“針路”相談室」。これは読者の質問に話題の元文部次官が答えるコーナーで、もちろんまじめな回答。今回はなぜ日本では女性の幹部登用が進まないかというのが、質問。
前川氏の答えは、優秀な女性は多いが「古いオジサンの風習」が残っているので進まない、というもの。ただしそれもじきに解決するだろう、という楽観論。女性政治家で、野田、小渕、田中(真紀子)は「人間的に信頼できる」が、「片山さん、稲田さん、小池さんは、あまりお付き合いしたくないタイプですね」
私は田中真紀子はそんなに嫌いではないので、この選択にはほぼ同意。終わりの3人は私もかなり嫌な感じを持っている。
ほかに真剣に読んだのは「インフルエンザ予防、肌荒れや肥満の改善…最新!最強の乳酸菌」とか「健康寿命が伸びる ひざ裏伸ばし」とか。こんな特集を読むと、自分が60歳目前の「終わった人」という気持ちが押し寄せてきて、この雑誌、好きかもと思った。
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