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2018年11月14日 (水)

母のお見舞い:その(2)

九州にいる母のお見舞いに行く時は、当然飛行機に乗る。その時に感じるのは、空港に働く人が多すぎるのではないか、ということ。まずチェックインで迷っていると、必ずどこからか若く優しい女性(男性はいない)がやってきて手伝ってくれる。

これがヨーロッパ内で例えばベネチアからパリに行く時などは、自分で荷物を預けなくてはいけない。タグも自分で機械から取り出して付けるのでかなり大変だ。

そうしてゲートから飛行機に乗る時も、日本だと4、5人がいて、ひっきりなしに案内をする。ヨーロッパはだいたい2人で、いかにもテキトーだ。だから日本と違って飛行機の出発が遅れることも多い。

いや飛行機だけではない。飛行場のお土産売り場には本当に大勢の人がいる。ぼうっと立っていると、いくつでも味見を持ってくる。あれだけの人を雇うには相当売れないといけないはず。あるいは全員最低賃金のバイトか。

空港でなくても、病院でも、電車に乗っても、デパートに行っても、コンビニに行ってもとにかく人が多い。コンビニで列が2人できると2つめのレジを開ける。別にあと1分待ってもいいのに。

最近、「働き方改革」が話題だが、私の印象だと日本人はフランス人の3倍は働く。なにせフランスは夏に5週間の休みがある。日本人は1週間だ。そうしたらGDP=国内総生産はフランスの最低3倍にはなってよさそうなのに、2倍にもならない。

会社員をしていた頃から、会社にいる2割くらいはほとんど何もしていないと思っていた。働く「ふり」をして、実は一日中何もしていない人があちこちにいた。特に40歳を過ぎると威張るばかりで、手を動かさない人が多い。そういう人が高い給料をもらっている一方で、派遣やバイトの人々の数を毎年増やしていた。

彼らは働かないと辞めさせられるので、よく働く。会社はその方が便利なので、どんどん正社員を減らす。平成の30年は、結局のところ低賃金の人々を膨大に生んでしまった。日本の失業率は相変わらず低いが、低賃金で必死でサービスを高めている。

母のいる病院にも多くの人が働いている。病院もやはり派遣やバイトが増えているのだろうか。痩せてゆく母の顔を見ながら、そんなことを考えた。

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コメント

確かにそうですね。
資源のない日本では、新たな技術を生み出して、外貨を稼いできましたが、賃金も上がり、製造を東南アジア諸国に移してきましたが、それも限界が近づいて、今日の様な状況になってきてると思います。
これからは、中国もかつての日本の様な状況になると思われるので、新たな技術を生み続ける必要が有ると思います。
どうしても円の価値が下がってきた時には、どうやって飯を食うかになり、自給率を上げる必要があるので、農業を大切にしておくべきですね。
あと、今の大企業で本当に頑張ってる人は、2割だと思います!

投稿: 木下 | 2018年11月14日 (水) 22時47分

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