最近の酒の話
最近、飛行機のパイロットや客室乗務員の飲酒事件があった。パイロットは操縦する前夜にも飲んではいけないというから、大変だと思う。こちらは授業の前の晩もいつも平気で飲んでいるが。ところで、最近は昔ほど深酒をしなくなった。
ほぼ毎日飲む。若い頃は、全く飲まない日もあったが、いつの頃からか毎日飲むようになった。かつては飲み過ぎて翌朝頭が痛くなることも多かったが、最近は少ない。日本酒にしろ、焼酎にしろ、ワインにしろ、ある程度飲んでからは、水やお茶を飲む。
それは長年の経験だろう。これ以上飲むと何を言うかわからないとか、翌日の仕事に差し支えるとか、そういうことを体が覚えて、経験値でストップをかけるのだろう。昔は上司に目の前で悪口を言ったり、後輩の女性にセクハラ発言をしたり、いろいろあった。
そうすると翌日会社に行くと、文字通り「穴があったら入りたい」気分になる。それでも明るく謝って回るのが会社員なので、年に1、2度はそういうことを繰り返していた。飲み過ぎるのは、会社員特有のストレスもあるだろう。会社にいると、その理不尽さに本当に腹が立った。
大学の教師になると、授業内容も研究内容も自由に決められるので、ストレスは少ない。学生に腹が立つことはあるが、それ以上に学生と話して楽しくなることの方が多い。そして彼らの成長を見ていると嬉しくなる。
大学に移ってからは、23時を過ぎるとがぜん眠くなるようになった。というか、眠くなったら寝て、起きたい時に起きる。目覚ましは使わない。すると、ずいぶん体調がよくなった。今では遅くとも6時半には起きるので、8時に家を出る日でも目覚ましはいらない。
それではこの10年、酒の上での問題はなかったかというと、そんなことはない。一番危ないのが「飲み放題」。これは時間が限定されているが、2時間でもかなり飲める。前に高級ホテルでシャンパン飲み放題というのがあって、貧乏性で飲み過ぎて訳がわからなくなった。
昨年末には、学生企画の映画祭の打ち上げが飲み放題だったが、これで失敗した。「料理の出るのが遅い」と店員に怒鳴り始めて止まらなくなった。幸いにして誰も殴らなかったが、学生を前にして本当に恥ずかしいことをした。まあ、女子学生に抱きつくとかではなくてよかったが。
これからは「飲み放題」は行かない。そもそも飲み放題はロクな酒がないし。安酒を大量に飲むから、頭がおかしくなる。しかし、これが新年の誓いとは情けない。
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