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2019年2月

2019年2月28日 (木)

『ビール・ストリートの恋人たち』の限界

バリー・ジェンキンス監督の『ビール・ストリートの恋人たち』を劇場で見た。アカデミー賞の授賞式を(途中まで)見ていたら、この映画で助演女優賞を取ったレジーナ・キングが出てきて、見たくなった。先日『アリータ』のようなおバカな映画を見た反動もあった。

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2019年2月27日 (水)

トリエステに思いを馳せる

3月15日公開のハンガリー映画『サンセット』についてはここに2回も書いたが、もう1つ気になることがあった。主人公イリスがハンガリーのブダペストを訪れる前に住んでいた「トリエステ」という街だ。

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2019年2月26日 (火)

『アリータ』のアニメ顔について

『アリータ バトル・エンジェル』を見た。予告編で実写のなかにアニメ顔の少女が出てきたのが気になったし、「朝日」で石飛徳樹記者が、「20世紀フォックス」のマークが「26世紀フォックス」に変わると書いていたから興味が湧いた。冒頭で米メジャーのマークに異変があるのは大好きだ。

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2019年2月25日 (月)

母の死:その(4)

母が亡くなってひと月がたつが、意外な時にその不在を感じる。一番は、雑誌に文章を書いたり、新聞にコメントをした時。一部送られてくるが、自分でも一部買っていつも母に送っていた。

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2019年2月24日 (日)

映画『盆唄』は日本人論

東日本大震災をテーマにしたドキュメンタリーは多いが、中江裕司監督の『盆唄』はそのどれにも似ていない。町のほとんどが帰還困難区域に指定された「双葉町」の住民にカメラを向けているが、あちこちに引っ越して住む彼らの生活を見せるわけではない。

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2019年2月23日 (土)

夜中にじんましんが出た

私はアレルギーとかじんましんとか、一切無縁だと思っていた。花粉症も全くないし、正直に言うと、そんなものは暇な人がかかるものだとさえ思っていた。ところが、ある夜中に足のあちこちに突然じんましんが出た。

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2019年2月22日 (金)

日本統治下の韓国映画の「植民地メランコリア」

昨年末に私の学生が企画した映画祭「朝鮮半島と私たち」のために買った本で李英載著『帝国日本の朝鮮映画』(2013)があった。読もうとしたが難しいのでそのままになっていたが、本を整理しながらパラパラとめくっていて驚いた。

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2019年2月21日 (木)

『サンセット』は『サンライズ』と呼応する:続き

ネメッシュ・ラースローの『サンセット』(3月15日公開)は、冒頭がすばらしい。「ベールを上げて」という言葉で、端正な女性の顔が一挙に現れる。実はこの映画自体が「ベール」を上げて、隠された真実を探る物語だ。

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2019年2月20日 (水)

ニキビの話

昔、ニキビに悩んでいた。といっても中学生から高校生にかけてのこと。そんなことを考えたのは、最近入試の試験官をして受験生の顔をじっくり見ていたから。試験官の手元には、全員の顔写真がある。

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2019年2月19日 (火)

『ナポリの隣人』の力業

劇場でイタリアのジャンニ・アメリオ監督『ナポリの隣人』を見た。日経新聞で古賀重樹記者が5つ星を付けていたから。この映画は去年のイタリア映画祭で「世情」の邦題で上映されていたが、見ていなかった。

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2019年2月18日 (月)

「新・北斎展」など

六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーは、森美術館の1階下にある。美術館の方は現代美術を中心とした企画展が年に2、3本開催されるが、ギャラリーはいわば貸しスペース。漫画展もファッション展も借りる主催者が動員が見込めると思ったら、なんでもあり。

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2019年2月17日 (日)

ブルーノ・ガンツが亡くなった

昨晩酔って帰ってきたら、ブルーノ・ガンツが亡くなったというニュースがネットで流れていた。少し前の映画ファンなら、ロングランをしたヴィム・ヴェンダースの『ベルリン 天使の詩』の主人公として覚えているだろう。スイス生まれで英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語に堪能なので、欧州各地の映画に出ていた。

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2019年2月16日 (土)

『500年の航海』を楽しむ

フィリピンの元祖インディペンデント映画作家、キドラット・タヒミックの『500年の航海』を劇場で見た。この監督は『悪夢の香り』(77)の昔から、日記のような映像で文明批判を展開する驚異的な存在だった。映画にも監督がよく登場するが、実際に本人を何度も日本で見た。

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2019年2月15日 (金)

人生の中抜け感

私にはこれまでの人生で、どうも「中抜け感」がある。通過すべきある地点を経ずにここまで来た感じというか。たぶん小さい頃は普通の田舎の子供だったと思う。それから、大学生になってだんだん大人になった。そして働き始めた。ここまではたぶんみんなと同じ。

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2019年2月14日 (木)

六本木で日本美術の個展2つ

六本木で始まったばかりの日本美術の大きな個展を2つ見た。1つは3月31日までサントリー美術館で開催の「河鍋暁斎展」で、幕末から明治の動乱期にかけて活躍したこの天才画家を120点余(2/3は途中で展示替えなので、実際は1度に80点くらい)で見せる。

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2019年2月13日 (水)

マスクをしたら

いつの頃からか、マスクをする人の数が増えた。これは日本だけの現象なのか、外国人によく言われる「日本の不思議」で必ず挙がる。最初は風邪なのかと思ったが、私の教え子には4年間いつもマスクをつけていた女子がいた。
いったい何のためか。

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2019年2月12日 (火)

『ちいさな独裁者』の救いのなさ

ドイツのロベルト・シュヴェンケ監督の『ちいさな独裁者』を劇場で見た。この監督は昔「ドイツ映画祭2005」で『タトゥー』(2002)を上映したことがあったが、その後ハリウッドに行って『フライトプラン』や『RED/レッド』など大作を撮っていた。今回は久しぶりにドイツで撮ったというのが気になった。

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2019年2月11日 (月)

昔、『噂の真相』に書かれた

岡留安則氏が亡くなったというニュースを聞いて、昔、彼が編集長をやっていた『噂の真相』に書かれたことを思い出した。当時はこの雑誌の名前は知っていたが、たぶん読んだことはなかった。新聞社に勤めていた時だが、ある時文化部の記者が私の机にやってきた。

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2019年2月10日 (日)

『家族のレシピ』の快さ

(この文章は手違いで数日前に1度アップしました)
3月9日公開の『家族のレシピ』の試写を見た。監督のエリック・クーは話題になった『TSUNAMI マンガに革命を起こした男』(2011)は見ていないが、『部屋のなかで』(2015年、大阪アジアン映画祭で上映)は2年前にパリで見て、その器用さに唸った。

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2019年2月 9日 (土)

入試の『徒然草』に考える

何度かここに書いたように、2月、3月は大学の教師にとって「つらい」時期。期末試験や採点もあるが、何といっても入試が一番。試験官の日は、ロボットになった気分で約3時間ひたすら立ちつくす。

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2019年2月 8日 (金)

『たちあがる女』は元気が出る映画

いつ頃からか、私は社会に逆らう人に憧れる。テロリストや銀行強盗や詐欺師でさえも、制度に対して反逆して1人あるいは数人で立ち上がる姿が好きだ。そんな私にぴったりの映画が3月9日公開の『たちあがる女』。

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2019年2月 7日 (木)

『フィリップス・コレクション展』は「すごい絵が、たくさん。」

20年くらい前のことだが、展覧会のキャッチ・コピーに「すごい絵が、たくさん。」と付けたことがある。木場の東京都現代美術館の「ポンピドー・コレクション展」だが、30万人を越す動員となった。その時は、美術関係者に「あのコピーはひどい」と言われたが。

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2019年2月 6日 (水)

『ぼけますから、よろしくお願いします。』に考える

友人からおもしろいと聞いていたが、ぜひ見たいと思ったのはこの映画のHPで信友直子監督が私と同じ年と知ったから。母の最期を見たばかりなので、急に親近感が湧いた。

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2019年2月 5日 (火)

スマホを見ない生活へ:続き

今年からできるだけスマホを見ない生活をすることにしたと、先日ここに書いた。これまで契約が7ギガまでモバイル通信が可能だったが、1月からは1ギガを超すと料金が上がる。2ギガ以内ならそれまでよりも少し安い契約になった。

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2019年2月 4日 (月)

『バーニング』の強さ

韓国のイ・チャンドン監督の『バーニング 劇場版』を劇場で見た。見終わると、満員の観客がまるで狐につままれたように戸惑い、そして彷徨っている感じが伝わってきた。それぐらいの「強さ」を持つ映画だった。

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2019年2月 3日 (日)

母の死:その(3)

母の葬儀に行って驚いたのは、近所の方々がお葬式を手伝ってくれたこと。それを地元では「隣組」と呼ぶが、これは日本史では第二次世界大戦下に全国各地で作られた末端組織を指す。その呼び方がいまだに残っているとは。考えたら東京にも「町会」や「町内会」はあるが、お互いにほとんど知らない。

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2019年2月 2日 (土)

『天才作家の妻』にうなる

スェーデンのビョルン・ルンゲ監督の『天才作家の妻―40年目の真実』を劇場で見た。予告編がおもしろそうだったし、何よりノーベル文学賞の作家の真実というのに惹かれた。少し前のノーベル賞作家を扱ったアルゼンチン映画『笑う故郷』が抜群におもしろかったこともある。

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2019年2月 1日 (金)

初めて「整体」に行く

去年の6月頃に五十肩になって何カ月も悩んでいた。7月に友人に勧められた針治療を受けたが、どうもピンとこなかった。ある時、別の友人に「なんでも治る」と聞いたのが、西新宿の整体マッサージだった。聞いたのが10月半ばだったが、予約しようとして驚いた。

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