マスクをしたら
いつの頃からか、マスクをする人の数が増えた。これは日本だけの現象なのか、外国人によく言われる「日本の不思議」で必ず挙がる。最初は風邪なのかと思ったが、私の教え子には4年間いつもマスクをつけていた女子がいた。
いったい何のためか。
授業中に人前で発表をする時も、注意しないとマスクははずさない。いくらなんでもマスクをしてモゴモゴ話すのは失礼だと思うが。
花粉症が原因の人もいる。昔は花粉症はなかったが、最近はどんどん増えている。ただそれならば春先とかだろう。今の時期は、風邪やインフルエンザの人もいる。でもなんで年中マスクをするのか。
学生に「マスクをすると顔を見られなくて安心」と聞いたことがある。もしそれが精神的なものならば奥が深そう。
昔、医者から聞いたのは、マスクをすると風邪を人にうつさない効果はあるが、他人の風邪のウィルスを遮る効果は少ないというもの。確かに風邪を引いて大きな咳をすると、「うつる」感じはする。
最近、私もマスクをすることがある。きっかけは母の入院のお見舞いで、集中治療室ではマスク着用が義務付けられている。だから6個のセットを買った。
また、ネットで飛行機の中はうつりやすいと読んだ。長時間密室がまずいらしい。母の見舞いには飛行機で行くので、ついでにつけることにした。
同じくらいの時間の密室と言えば、映画がある。特に試写室は狭いので、うつりそうな気がする。最近はインフルエンザが大流行なので、試写室でもマスクをしてみた。
でもやはりメガネは曇るし、気持ちが悪い。やはり続かなかった。私は体にいいものを食べて運動して、ウィルスを撃退する免疫力をつける方に力をいれたい。
そういえば、黒マスクが増えている。なぜか中国人や韓国人が多い。と思ったら、1940年の島津保次郎監督、原節子主演の『嫁ぐ日まで』を見ていたら、電車で黒マスクの若者がいたのに、びっくりした。戦時中の黒マスクは、何か意味するものがあるのだろうか。
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