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2019年3月19日 (火)

昔、マラソンが早かった

小さい頃からとにかく体育が苦手だった。走ると遅く、野球ボールは遠くまで投げられないし、バットを回しても当たらない。水泳は怖くて泳げず、飛び込みもできない。ずっと体育は「2」だった。
確か小学2年生の時の担任の立花先生が、「体育ができるのは遺伝が大きいので親に感謝した方がいいですね」と言ったのを聞いて、妙に安心した。これは仕方がないのだと思った。
ところがたぶん4年生の時に、私に体育の得意分野が忽然と現れた。マラソンである。ある時、体育で2キロ走ったら、最後まで速度が落ちずに走っていたのは私だけだった。そこで妙にマラソンに自信を持った。最初に早めに走ってそれを持続させたら勝つというコツをつかんで、学校のマラソン大会で学年で2位になった。
6年生のマラソン大会5キロで1位を狙ったが、なんと5位だった。あまりに前半を飛ばし過ぎて、途中からきつくて脱落していった。私の唯一の体育の自慢は、それで終わってしまった。その後はたぶんマラソンはしていない。
今から考えてみたら、3年生の時に剣道を始めたのが大きかったのではないか。剣道の練習は、約1時間、大声を挙げて走り回り、両手を動かす。それを毎日やっていたのである種の持久力が備わったのだろう。ただ、小学校高学年になれば、みんなどんどん筋肉も育つ。持久力だけでは持たなかったのだろう。
それでも、テレビなどでマラソンを見ると、まだ自分が早かった頃を思い出すから不思議だ。なんとなく自分には、「持久力」、つまり、がまんする力が備わっている気がする。本当かな。
今は大学に行く時に、わざと10分以上歩く経路を取っている。乗り換えがなく気楽で、安いからもあるが、朝夕の早歩きに最適。自宅の5階も大学の4階も階段を歩いて登る。そして週に一度のスポーツジムと水泳。ひょっとして同世代とマラソン大会をやったら、勝つのではないかと妄想している。
子供の頃の小さな自慢は、なかなか終わらない。

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