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2019年4月25日 (木)

太陽のありがたみ

私は太陽の日差しが好きだ。みんなそうだと言われるかもしれないが、日本人はそうとも言えないところがある。そう思ったのは、スポーツクラブでランニングマシンに乗って走っていた時。係の人が「窓のカーテンを閉めましょうか」と聞く。私は外の庭の光景が好きなので「このままで結構です」と断る。すると妙な顔をされる。

電車に乗っても、どんなに日が照っていても私はできるだけカーテンを開けようとするが、まわりはそうではないことが多い。そもそもみんなスマホばかり見ていて窓の外なんか見ていない。窓の光はスマホ画面に反射して邪魔なのかも。

私が太陽光が好きな理由は、たぶん2つ。1つは田舎の生まれだから。山や川の間を走って小学校や中学校に通っていたので、いつも自然と共にあった。今は都心のマンション暮らしだが、いつも日当たりのいい場所や眺めのいい部屋を選んできた。1度は運河に面したマンションに住んでいて、日がな一日運河を眺めていた。

今でも天気のとびきりいい朝には、忽然と洗濯をしたくなる。かっと晴れた日に洗濯物を干したら、衣類もタオルもふっくらとなる。それだけでだいぶ得をした気になる。

もう1つの理由は、たぶんフランス人やイタリア人に影響を受けたから。彼らは日に当たると健康にいいと信じ、夏は海岸のそばで泳がずに一日中日光浴をする。都会では、カフェでもレストランでも、道路に面したテラスに座る。目の前を車やバイクが排気ガスや騒音を出して走っていても、おかまいなしで嬉しそう。

日本人はテラスを好まない。特に夏は冷房の効く中を好む。これはアジア人に共通するのかと思っていたが、パリで見る中国人や韓国人の観光客はテラスを占拠しているから、そうでもないかも。

私もパリでは昔は中の席に座った。その方が静かだから。それでもフランス人の友人と一緒だと、食事でも外のテラスが多い。だんだんそれに慣れてきた。3年前にパリで半年過ごした時は、テラス席が多かった。

今の日本は、初夏の日差しと風が心地よい。自宅でも大学でも窓の外ばかり見ている。大学には地下鉄の方が早いのに、時々バスで通う。窓というものが好きなのかもしれない。四角の枠に区切られて写る風景は、映画のようだから。

 

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