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2019年6月25日 (火)

吉武さんのパリの葬儀

吉武美知子さんについて、さらにもう1回だけ書く。パリで映画編集の仕事をしている渡辺純子さんが20日(木)の葬儀の様子をメールで教えてくれた。吉武さんらしさが伝わる内容で、これはみんなにも知らせたいと思った。渡辺さんの許可を得て書き写す(一部省略)。

「日本から弟さん、妹さんに姪御さんが来られてました。それからビターズエンドの定井さんも日本から来られたそうです。カトリーヌ・カドゥさんが美知子さんとの出会いやこれまでの仕事について語り、その後ニコラ・フィリベール監督、オブニー(パリの日本語新聞:古賀注)の代表者、それから諏訪監督の手紙のフランス語訳が読まれました。そして弟さん、妹さん、姪っ子さんが挨拶をされました。

私のわかるところではフランスの映画関係者は、ジャン=ピエール・レオー、イッポリット・ジラルドー、ジャン=ピエール・リモザン、ギョーム・ブラック、アルチュール・ハラリ、ポーリーヌ・エチエンヌ 、美知子さん製作で今年の秋に日本で撮影予定の作品の監督エリーズ・ジラール、それからArteのプロデューサー、オリヴィエ・ペールなどが来てました。美知子さん製作作品のスタッフもたくさんいたと思います。カラックスは彼の映画のスタッフが来れないと言っていたので多分撮影中でしょう。

日本人はオブニーの関係者とパリ在住映画関係者とお友達でしょうか。美知子さんが関わった映画の抜粋の上映もありました。(上映が始まると同時にそれまで後ろの方にいたレオーがゆっくりと歩き出し、真ん中辺りの階段に腰をかけたので役者だなぁと思いました)。その後、皆で近くのカフェに飲みに行きました。」

「弟さんのお話では、年の離れたお姉さんだったけれど、遊ぶ時も本気、ケンカする時も本気だったそうです。日本にいた頃フランスに行く資金を貯めるために内緒で配達のアルバイトをしたりしていたそうで、映画のために行ったのかどうかまでは定かではないけれど、とにかくフランスへ行きたかったようだと言われてました。そして最初の頃は日本に帰るお金も惜しんでいたらしいので、ご家族がパリに様子を見に来られていたそうです。

最近まで家ではあまり仕事の話はしなかったので、今回パリに来てから、いろんなことを知ってビックリしたそうです。近年製作された作品の感想などを書いて送ると大変喜んでくれたそうです。姪御さんは美知子さんにとても憧れていて、パリに遊びに来た時はいろんな所に連れて行ってもらったそうで、美知子さんの部屋には姪御さんが知らないような、小さい頃からの写真が全部貼ってあったと言われてました。それから弟さんは美知子さんから年齢をバラさないよう遺言されたそうです!」

日本では「朝日」の石飛徳樹記者が17日朝刊に訃報を載せたので「共同」が追いかけて配信し、「毎日」、地方紙、スポーツ紙に載った。「日経」では22日夕刊に古賀重樹記者が追悼文を書いた。フランスでも「リベラシオン」紙が19日に訃報を載せた。吉武さんは、そのお人柄と生き方をみんなが語りたい人だった。

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