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2019年6月29日 (土)

最近の夢

2日連続で同じ夢を見た。気がつくと、荷物をまとめて家を出ろと言われていた。持って行けるのは、自分で歩いて持てるものだけ。小さめのリュックと両手のカバンに服や洗面用具やパソコンを詰めた。

実はパソコンを入れるべきかは悩んだ。そんなものは没収されるだろうし、電源やWIFIがなければ重い粗大ごみでしかない。しかし私はあくまで海外に行く時と同じでいいだろうと思った。そもそもどこに連れていかれるかはわからないし、目の前には「早くしろ」と銃を持った男が待っていた。パスポートやクレジットカードも念のために持った。

いったいなぜ家を出ないといけないのか、これが全くわからない。そのうち、どこかの列に加わった。並んでいるのは、日本人もいるし外国人もいる。外国人は欧米もアジアもそれ以外も。いつの間にか検問の列の前に立っている。そこでは持ち物検査をするようだ。パソコンを押収されないかと心配して奥に押し込めたら、目が覚めた。

翌日は列に並んで荷物を持っているところから始まった。銃を持って見張っているいるのはロシア兵で、私はカタコトのロシア語を話してしまい、かえって絡まれた。そこで英語、仏語、伊語などを話したが、そのうち別室へ連れていかれるところで目が覚めた。

2日連続のこの夢は何を表しているのだろうか。何かどこかに罪悪感があるのだろう。私は60年近く生きてきたが、特に悪いことはしていないはず。しかし、自分のためだけに要領よく生きてきたのは事実。ほかの人よりもラクで楽しい暮らしを送ってきた気がする。その陰でこっそり怒っている人はいるかもしれない。その怒りが集積して、私は「追放」の身分になったのか。

実を言うと、「後ろめたさ」を感じ始めたのは最近になってのこと。たまに朝早く出て満員電車に乗って、自分と同じくらいの年のくたびれた会社員を見ると、申し訳なく思う。彼等が子供のために懸命に働いて払う高い学費で自分は食っていることを考える。

私は役人をやり、新聞社に勤めた後に、大学で教えている。みんな口先だけの仕事、「口舌の徒」である。中国の文化大革命ならば、真っ先に紅衛兵に狙われていただろう。そんな「良心の呵責」があの夢かもしれない。

これからは自分のためではなく、人のために生きよう。そんな殊勝な心がけに気分が向かうような、そんな夢だった。

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