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2019年9月20日 (金)

図書館を巡る

昔から、あまり図書館に行かない。読む本は基本的に買うし、文章を書く時の調べものでも今は大学の開架式の図書館を使う。ところが最近美術関連の長い文章を書くことになり、ある美術雑誌のバックナンバーを読む必要ができた。

その雑誌は大学では一年分しか保存していない。近くの区立図書館のサイトも見たが同じだった。そこで都立中央図書館のサイトで検索したら、全号が出てきた。よく見ると「多摩」と書いてある。都立中央図書館は、古くからある開架式の日比谷と新しい閉架式の広尾だと思っていたら、日比谷は既になく、今は雑誌は「都立多摩図書館」にあるらしい。

まだ大学は始まっていないので、さっそく行ってみた。「多摩」というから八王子とか高尾山とかを想像したが、国分寺駅から1つ先の西国分寺駅から歩いて7分で意外に便利。

行くと、愛想のいい女性から「こんにちは、図書館をご利用ですか」と声をかけられ、いきなりカードを渡されてそのまま荷物を持って入館できた。さてお目当ての雑誌をどう注文したらと思ったが、相談窓口に行ってみた。そこでは親切なお兄さんが、「欠号がいくつかありますが、ご覧いただけるのはこれらの号です」と印字してくれた。

ついでに「欠号を読める図書館はありますか」聞くと、いろいろ調べて国会図書館しかないとの答え。とりあえず印字してもらった紙を持って資料請求窓口に行くと申込用紙を打ってくれて、「この番号が表示されたら来てください」

10分もたたないうちに番号が表示され(病院のようだ)、行くと10冊ほどを渡された。ワゴンで閲覧席に運んだ。周りは受験生が1/3、定年退職後の暇な人々が1/3、そのほか私のようなよくわからない者が1/3か。調査の成果は上々で、短時間で調べられて実に便利だった。館の方も全員協力的でいい感じ。

数日後、国会図書館に行った。まわりには警官があちこちに立っており、ここは永田町だと悟る。この図書館はさすがに登録が必要で、申請書を書いて身分証明書を出して利用カードを作ってもらう。カードの列に数人いたが、新規利用者がそれだけいるということ。15分ほどでカードをもらい入場するが、B5以上のカバンは持ち込めず、パソコンなどを取り出して入場。

ここは膨大な数のパソコンと机がある。空いている席を見つけて調べると、まず利用カードをリーダーに置いて暗証番号を登録。ようやくできたが、目当ての雑誌は2000年までは電子化されていた。これはPDF化されており、画面上で雑誌をめくるように見られる。もちろん自宅からは見られないが。

問題は電子化されていない号で、パソコン上で注文する必要があるが、その方法がわからない。長くなったので続きは後日。

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