楽天とヤフーに筒抜け
いつの間にか、世間では「何とかペイ」が当たり前になってしまった。確か1年ほど前に、「ペイペイ」で払うと20%引きを総額100億円までやるというキャンペーンがあり、何事かと思った記憶がある。ところがそれから半年もしたら、何と「古臭い」私までペイペイを使い始めた。
ペイペイは、ソフトバンク=ヤフー系で、私のスマホはソフトバンク。7、8年前に代官山の蔦屋書店に勤務する教え子からTカードを作ってもらったが、2年ほど前にソフトバンクでTポイントが溜まることがわかって連結した。すると長期継続特典として毎月600円とか300円とかもらえたので、ヤフーショッピングで使うことにした。
ところが昨年夏にソフトバンクから来たメールで、今後はTポイントではなくポイントをペイペイに移行するという。メールのリンクに従って、ペイペイのアプリをダウンロードした。そこに500円ほど貯まったので、セブンイレブンで使ってみたら400円強のコーヒー豆が無料になった。その時に「ペイペイ!」と高音で小さな声が聞こえたのも、実は嬉しかった。
そのうえ、ペイペイで買うと1.5%が戻ってくるという。もともとお金を払っていないのにポイントが貯まるのは意味不明だが、もらえるものはもらおう。最近、本をアマゾンではなくヤフーショッピングで買うようになった。Tポイントやペイペイのポイントが使えるからだが、使った後に金額の10%から20%がTポイントとペイペイに付く。これまたタコが足を食うようでわからない。
アマゾンやヤフーショッピングにはクレジットカードを登録しているが、ペイペイにはまだクレジットも銀行カードも連結していない。これはスマホを落として使われたら「ペイペイ!」=チャリンなので、まだ怖い。それにしても、ソフトバンク=ヤフーには、私がペイペイやヤフーショッピングで買うものがすべてばれていることになる。これは気持ちが悪い。
楽天ペイはアプリはダウンロードしていないが、前から楽天ポイントは貯めている。これは旧「旅の窓口」時代から、楽天トラベルでホテルを予約していたから。だから私の少なくとも10年の国内宿泊はすべて楽天にばれている。最近はTOHOシネマズやSMT(松竹系)の予約は楽天ペイで払うから、いつどのシネコンで見ているかも楽天はわかる。
要するに私の趣味のかなりのデータを孫正義と三木谷浩史に握られていることになる。あとはクレジットで一番使うセゾンカードと、給与や原稿料を振り込む三井住友銀行のデータを合わせたら、誰にも言わない秘密も含めてすべてがバレバレである。とんでもない時代になった。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 還暦を過ぎて髪は増えるか:その(2)(2024.12.08)
- 映画ばかり見てきた:その(2)(2024.11.30)
- 映画ばかり見てきた:その(1)(2024.11.14)
- イスタンブール残像:その(6)(2024.11.08)
- 高木希世江さんが亡くなった(2024.10.26)
コメント