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2020年2月

2020年2月29日 (土)

『三島由紀夫VS東大全共闘』が面白過ぎる

3月20日公開の豊島圭介監督『三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実』が抜群におもしろかった。これはTBSが撮影した1969年5月13日、東大駒場での三島の講演会の映像を中心に、インタビューなどを加えたものだが、何より三島の気さくな物腰や発言に驚いた。

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2020年2月28日 (金)

小中高を閉じるとは

昨日27日(木)夜の報道で、安倍首相が来週から小中高校に休校を要請したのには驚いた。26日(水)に突然、文化やスポーツのイベントの自粛を要請し、27日から国立博物館4館が休館を決めたのにびっくりしたばかりだった。

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2020年2月27日 (木)

最後の工芸館を歩く

東京国立近代美術館の工芸館が金沢に移転するという。最後の所蔵品展「パッション20 今みておきたい工芸の想い」が3月8日までやっているというので、見に行った。

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2020年2月26日 (水)

ようやく『全裸監督』を見た

ようやくネットフリックスの『全裸監督』を見た。もともと3年前に本橋信弘著『全裸監督 村西とおる伝』を読んで感激したのは、ここに書いた通り。ドキュメンタリーができつつあると聞いていたが、最終段階で頓挫したようだ。そうしたら昨年夏にネットフィリックスが劇映画を作ったという。

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2020年2月25日 (火)

「丸正ロス」の後に

2月初めに丸正・江戸川橋店がなくなったのは、私も含む近隣住民にとって大きなショックだった。近所のクリーニング店や肉屋や居酒屋では、「丸正ロス」が広がっていた。「毎日行っていたのに」「あんないいスーパーはない」。私は跡地にどこかのスーパーが入るのかと思っていたが、その気配は全くない。

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2020年2月24日 (月)

『スキャンダル』の苦さ

ジェイ・ローチ監督の『スキャンダル』を劇場で見た。何となく派手な映画を見たいと思って、予告編で選んだが、なかなか当たりだった。2017年秋に始まった#MeToo運動の結果として生まれた、たぶん最初の劇映画ではないか。

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2020年2月23日 (日)

「津田青楓」展の波瀾万丈の人生

自宅から一番近い美術館は東京国立近代美術館だが、勤務先の大学に近いのは練馬区立美術館。春休みの土曜なのに大学の雑務が午後までかかってうんざりしたので、帰りに気分転換に「生誕百四〇年 背く画家 津田青楓と歩む明治・大正・昭和」展へ出かけた。

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2020年2月22日 (土)

『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』の腐臭

(手違いで昨朝2時間ほどアップしたものです)映画は匂いは伝えないはずだが、これほど腐臭がしそうな映画は初めて見た。ドイツのファティ・アキン監督の『屋根裏の殺人鬼』で、試写に行けずに映画館で見た。この監督はトルコ系だが、私はドイツでは一番才能があると思っている。

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2020年2月21日 (金)

受験の昔話の続き

結局、私は早大に行かずに九州大学に入った。試験の時は、肝炎治療のために受験直前まで病院にいて前日に福岡に泊まった。共通一次試験(いまなくなろうとしている「センター試験」の前の形)が始まって2年目で、試験会場は何と予備校の水城学園(今はない)だった。

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2020年2月20日 (木)

とうとう『男と女 人生最良の日々』を見た

最近は『男はつらいよ』や『スターウォーズ』で、シリーズの総集編のような回顧的な新作を見てそれなりに面白かったので、『男と女 人生最良の日々』も見ようかと思っていた。実は最初にこの試写状が来た時は、「こんなものは見るものか」と思ったが、予告編を見るうちにだんだん「見てもいいかな」という気になった。

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2020年2月19日 (水)

『覗くモーテル観察日誌』を覗く

文庫になったゲイ・タリーズ著『覗くモーテル観察日誌』を読んだ。先日の「朝日」の書評で短く紹介されていたのが気になってアマゾンで買った。とても書店では恥ずかしくて手にできないタイトルだし、表紙はさらに煽情的だから。

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2020年2月18日 (火)

もう一度『パラサイト』を見る

「『パラサイト』アカデミー賞四冠の意味」について原稿を書くために、もう一度劇場で『パラサイト』を見た。前に見たのは試写室の小さなスクリーンで10月初めだったから、かなり記憶が薄れていた。

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2020年2月17日 (月)

ハマスホイの静寂

上野の東京都美術館で「ハマスホイとデンマーク絵画」を見た。デンマークで1900年前後に活躍した画家ヴィルヘルム・ハマスホイは2008年に「ハンマースホイ」として、忽然と国立西洋美術館で大きな個展が開かれて、一部で話題になった。見た人はまるで幽霊でも見たように「不思議な絵だった」と語っていたが、再び日本で見られることになったので、喜んで出かけた。

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2020年2月16日 (日)

とうとう、ネットフリックスに加入した

大学ではネットフリックスのプロデューサーを呼んで講義をしてもらったこともあるのに、自分はネットフリックスに加入していなかった。2年前は学生のほとんどは動画配信サービスには加入していなかったが、映画学科で最近聞いてみたら2/3くらいがいずれかの会員だ。そろそろ私もと思っていたが、急に機会が訪れた。

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2020年2月15日 (土)

試験監督をしながら考えたこと

先週から今週にかけて、入試業務が続いた。小論文の採点、面接などはすることがあるからまだいいが、一番つらいのは試験監督。60分や90分、何もせずに歩いたり腕組みしたりして、必死で答案を書く受験生を「監督」する。

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2020年2月14日 (金)

『ジュディ』の歌を堪能する

3月6日公開の『ジュディ 虹の彼方に』を見た。予告編で「虹の彼方に」(オーバー・ザ・レインボウ)を聞いた時に、「見たい」と思ったから。ジュディ・ガーランドはどこか気になる存在だったが、彼女が生前に同性愛を支持していたことを最近になって知った。

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2020年2月13日 (木)

府中に青木野枝を見に行く

府中市美術館は遠い。中央線からも京王線からもバスに乗る。めったに行かないが、3月1日までの「青木野枝」の個展を見に行った。直接的には、例年ながら低調の「恵比寿映像祭」(2月23日まで)を見て、そのあまりにあやふやな「現代美術」像にがっかりして、なにか確固とした作品を見たいと思ったから。

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2020年2月12日 (水)

『ナイブズ・アウト』を楽しむ

ライアン・ジョンソン監督の『ナイヴズ・アウト』を劇場で見た。実は予告編では何だか私が苦手なアガサ・クリスティ原作のオールスターもののようで気が進まなかったが、見た友人からおもしろいと聞いた。アカデミー賞の脚本賞ノミネートでもあるし。

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2020年2月11日 (火)

『韓国を支配する「空気」の研究』についてもう1度

牧野愛博著『韓国を支配する「空気」の研究』について、もう少しまとめる。これはよく聞くが、韓国は受験や就職が厳しいために若者には日本以上の「格差社会」が広がっている。「ヘル朝鮮」(ヘルチョスン)という言葉が流行っているそうだ。

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2020年2月10日 (月)

『1917』の描く第一次世界大戦

第一次世界大戦を撮ったアーカイブ映像を編集した『彼らは生きていた』を見た翌日に、試写で14日公開の『1917 命をかけた伝令』を見た。全くの偶然だが、第一次世界大戦で英国兵がフランスでドイツ軍と戦う映像を続けて見たことになる。

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2020年2月 9日 (日)

新美で展覧会2つ

六本木で試写を見た後に、国立新美術館で展覧会を2つ見た。映画はじっと動かないで見る時間芸術だが、展覧会は足を動かしてみる空間芸術だ。同じ「見る」でも頭の構造が全く変わるので気分転換にいい。

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2020年2月 8日 (土)

『彼らは生きていた』の描く第一次世界大戦

ピーター・ジャクソン監督の『彼らは生きていた』を劇場で見た。「日経」映画評で中条省平さんが5つ星をつけて、「これは凄い!」で始まる文章を書いていたから。ピーター・ジャクソンは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの監督だが、祖父が第一次世界大戦に従軍していたことが、映画の最後に出てくる。

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2020年2月 7日 (金)

新型ウィルスにまた考える

とにかく、毎日、新型ウィルスのニュースが入ってくる。中国での死者は毎日50人以上増えて500人を超え、感染者は3万人に近づいている。横浜港に着くはずだった大型クルーズ船は、20名の感染者が出て、3700人が2週間も足止めとなった。

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2020年2月 6日 (木)

『淪落の人』に見る香港

「日経」で宇田川幸洋さんが短評ながら4つ星をつけていた香港映画『淪落の人』を見に行った。まず、題名がいい。今どき映画の公開題に「淪落」という文字を使うなんて。調べたら原語でも「淪落人」だったので、なお惹かれた。

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2020年2月 5日 (水)

韓国を知るための読書:その(1)『韓国を支配する「空気」の研究』

韓国について、私はわからないことが多すぎる。なぜ人気だった日本製ビールの輸出がゼロに近くなるほど日本嫌いが進んでいるのか。昨年7月に私がソウルに招かれた時の知的で温かい歓迎との差は何なのか。そんなことを知りたくて、牧野愛博著の新書『韓国を支配する「空気」の研究』を手に取った。

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2020年2月 4日 (火)

『ロマンスドール』はすばらしい

劇場で見たタナダユキ監督の『ロマンスドール』がすばらしかった。この監督は大学に移ったばかりの頃に学生に勧められて見た『百万円と苦虫娘』(2008)でその才能に驚き、『ふがいない僕は空を見た』(12)や『ロマンス』(15)も大いに気に入った。

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2020年2月 3日 (月)

武漢の封鎖についてもう1度

「武漢」という文字が毎日のニュースを飾っているが、誰も触れていないことがある。「武漢」と言えば、かつての日本人は「武漢作戦」を思い出すはず。日本は上海や南京から内陸に迫り、1938年6月に武漢を制圧する。もちろんそれはつかの間の勝利で、首都が移されたさらに奥地の重慶は攻略できなかった。

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2020年2月 2日 (日)

『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』の味わい

『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』を劇場で見た。テリー・ギリアム監督は『未来世紀ブラジル』(1985)を学生時代に見て驚いて以来のファンだが、その後はいつも主演俳優が亡くなったり、怪我をしたりと不幸なニュースが多かった。

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2020年2月 1日 (土)

武漢の封鎖に考える

最近ショックを受けたニュースはゴーン氏の国外逃亡だったが、ここへ来て中国の武漢市を発信源としたコロナウィルス騒ぎが気になってしかたがない。共通点はどちらも飛行機が出てくること。

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