新型ウィルスにまた考える
とにかく、毎日、新型ウィルスのニュースが入ってくる。中国での死者は毎日50人以上増えて500人を超え、感染者は3万人に近づいている。横浜港に着くはずだった大型クルーズ船は、20名の感染者が出て、3700人が2週間も足止めとなった。
25万円から150万円を払って乗った豪華客船に閉じ込められた乗客はたまらないだろう。今では部屋から出るのさえ、禁じられているというのだから。香港でもクルーズ船が足止めにあい、船内にとどまっているらしい。台湾は税関で中国からの入国を認めず、香港も中国本土からの入境者は2週間隔離するという。
この新型ウィルスはどうやって感染するのかと言えば、感染者からの唾や咳を直接口に入れることからのようだ。だからコンビニのマスクは、感染者が菌を広めないことには役立つが、普通の人が感染を防ぐことにはあまり役に立たない。
数日前から急に手洗いとうがいを意識的にするようになった。うがいはいいが、手洗いをするとその後に拭く必要が出てくる。乾燥機があればそれを使うが、混んでいたりすると、ポケットのハンカチで拭く。そうするとそのハンカチ自体が清潔かという問題になる。自宅ではトイレなどのタオルを頻繁に変えるようになった。
手はいろいろな場所に触る。駅の手すりやつり革やドアノブなど。自分の手がどこに触ったかをいちいち考えていたら、キリがない。せめて汚い手で口や鼻の穴などに触らないようには心掛けるが、少年の頃に手を洗ってズボンの尻で拭いていたような人間なので、いつどこで菌をもらわないとも限らない。
怖いのは「濃厚接触」というが、別にキスをするわけではなくて、飛行機やバスなどで長時間近くにいることを指すようだ。実際に武漢からのグループ客を乗せた観光バスの運転手やガイドが発症している。そこで私が考えたのは「映画を見る」ことだ。映画館に行くにしても、試写会場に行くにしても、2時間前後を狭い空間に閉じ込められる。週に2、3本はスクリーンで映画を見る私は危ない。
もし隣の人が感染者で大きなくしゃみをしたら、その飛沫を吸い込む可能性はある。急にそう考えて試写会場に行く前に京橋のコンビニでマスクを買おうとしたら、すべて売り切れだった。みんな早いなあ。
一昨日の「朝日」朝刊の一面で、武漢市では発症者もベッドがなくて入院できないというニュースがあった。SNSの投稿者に電話で取材したというが、彼らの言うことが本当かどうか確認できるのだろうか。あまり新聞が危険を煽るのはよくない。マスクもなくなるし、それ以上に差別意識を広める。
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