コロナ騒ぎで何が変わったか:その(2)
昨日驚いたのは、フランスのマクロン大統領の演説だ。5、6分のうちに「我々は戦争状態にある」と正面を向いて真顔で何度も言った。ネットにはその動画がいくつも挙がっている。原則として外出禁止、会社に行く場合は在宅勤務は無理という証明書が必要、あとは生活必需品の購入のみが認められる。
私は4年前にフランスに行った時に、在パリの日本大使館に滞在届を出してメアドを登録した。すると月に1度は「大使館からのお知らせ」が送られて来る。おもしろいのは毎月の日本人が犯罪にあった事例で、これが楽しくて登録を解除していない。
大きな事件があると、フランス語ができない日本人のための解説もある。今回に関して昨晩届いたメールは以下の通り。
「本日(17日)から実施されている移動制限に係るフランス政府指定の証明書について,外出理由として「自宅と職場間の移動」を選択する場合には,移動中の証明書(ATTESTATION DE DEPLACEMENT DEROGATOIRE)と併せて,出勤証明書(JUSTIFICATIF DE DEPLACEMENT PROFESSIONNEL)を所持している必要があります。宣誓書(Attestation sur l'honneur)は,今回の移動制限においては使用できなくなりましたのでご注意ください」
宣誓書は最初は私的な移動に必要としたが、半日後にいらないということになった。手書きでもいいというから、私的な移動ごとにみんなが紙を書いてそれを警官がチェックしていたら、大変なことになる。いずれにせよ、基本的には外出禁止令である。違反の場合は135ユーロ=約15,000円という罰金まである。私はナチスドイツ支配下のパリで夜間に歩くフランス人が身分証明書をチェックされている映画のシーンを思い出した。
いくらなんでも、やり過ぎではないか。フランスの死者は今朝の「ルモンド」紙の数字で175人、感染者は7730人だが、それにしても。イタリアのように死者が2000人を超えたわけではないのに。自宅にいることを仏語ではconfinementと書いている。あまり使わない言葉なので辞書を引くと、①(法)独房監禁、禁錮 ②(人々を1つの場所に)詰め込むこと。
つまりは監禁。さっそくフランスの友人はフェイスブックで、「監禁のイメージはこれ」と大島渚の『愛のコリーダ』の写真を挙げていた。やはりフランスにおける監禁は「愛」である。ネットの質問コーナーにも「この期間、夫と性交はしてもいいのでしょうか」と質問があちこちに出ている。医者の答えは「もちろん大丈夫です。もしどちらかが感染していれば、同居する相手は性交なしでも感染しますから」
ではフランスの国技と言われる不倫はどうするのだろうか。相手の家に行くのに宣誓書が必要ならおかしいのだが。そんなバカなことを考えているが、事態は相当に深刻。未曾有の不況が巻き起こりそうな雰囲気だ。「終わりの始まり」かもしれない。
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