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2020年4月26日 (日)

コロナ禍で何が変わったか:その(16)セックスはどうする?

最近フェイスブック経由で見つけておかしかったものに、ニューヨーク州衛生局のHPのSex and Coronavirus Disease 2019 (COVID-19)「セックスとコロナ禍」がある。元の英語サイトを見て見ると、いったいセックスはしていいのでしょうか、という問いに答えている。

これが実に事細かに書かれていて目を剝く。抄訳のサイトもあるのでそこからコピペすると、「COVID-19は感染者の便からもウイルスが検出されている。精子、膣分泌液からは未検出、従来型コロナウイルスは性行為ではそう簡単にうつらない」

すごいのが「セックスは身近な人と」という項目で、「一番安全なセックス相手は自分自身です。自慰行為ならCOVID-19が広まる心配もありません。手(とセックストイ)をせっけんで20秒以上よく洗えばさらに安心」

「次に安全なのは同居人です。セックスなどの濃厚接触を身近な少人数に絞ることで、COVID-19の蔓延阻止になります。接触は両者同意のもとでのみ行なうこと。同居人以外とセックスなどの濃厚接触は避けてください。する場合は人数を極力絞ります」。人数を絞るとは。

「セックス相手と通常オンラインで会ってる人、風俗で生計を立てている人は、対面デートはしばらくおやすみにしてもいいでしょう。動画デート、セクスティング、チャットでしのぐのも一案です」。セクスティングとはエッチなメールのこと。「肛門キスもCOVID-19感染の元。便中のウイルスが口に入るリスクがあります」

こういうことが東京都の福祉保健局にサイトにあったら、非難の嵐だろう。おもちゃを含む自慰やエッチな動画デートの勧めであり、大人数の性交や肛門キスに言及するのだから。フランスの「ルモンド」紙にもコロナ禍のセックス指南があったが、もちろん自慰の勧めなどはない。そんなことはフランスも日本も「言わない話」。

35年ほど前にパリに住んでいた時、「パリ国際大学都市」に住んでいた。そこには世界各国の政府が建てた学生寮があり、「日本館」も「インド館」もあった。当時、各館にはその国の学生は半分以上住んではならないという規則があった。私は「日本館」は嫌だと思い、仏語圏の「スイス館」や「フランス地方館」を希望したが入れず、第三志望の「アメリカ館」となった。

そこは各国の館でも一番大きく人数も多く、明るいアメリカ人が知らない人にも「ハイ!」と挨拶する「パリのアメリカ」だった。私の隣のフィリップ君はどうも館内か市内に彼女がいるらしく、時々男女のアノ声が聞こえた。ニューヨーク市の保健局の文面を読んですぐに思い出したのはフィリップ君のことだったが、今日はここまで。

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