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2020年5月 7日 (木)

コロナ禍時代の外食の快楽:その(3)

私は昔からラーメン屋は好きではない。小さい頃は近所のラーメン屋さんの脂ぎったスープの匂いが嫌だったし、働き始めてからはラーメンを食べるとむかむかして仕事が捗らないのに気がついた。

そのうえ、いつ頃からか作務衣を着て威張る店主が出てきた。「ほら、そこ座って」とか「注文はこっちが聞くまで待って」とか、横柄なあんちゃんが仕切り、それに喜んで従う平成の若者たちを見ると嫌になった。

「横浜家系」とか「家系」というのが何かよく知らないが、やたらに麺が太く、チャーシューがでかいのも苦手。そんなこんなで40歳を過ぎてからもっぱら蕎麦が中心になった。こっちも時々作務衣のバカがいるが、少なくとも胃にはもたれない。

自宅の近くに「龍鳳」という昔ながらの中華がある。数年前から急にそこのチャーハンとか龍鳳麺がおいしいと流行り出した。これは「家系」ではないはずだが、こってりで野菜も肉もやたらに大きく量も多い。よく列ができているのを見て不思議に見つめていた。

この店もそうだと思うが、1階を店舗にして2階に住んでいるタイプの店は、家賃がかからないのでこの一月ほどは休んでいる。飯田橋から神楽坂周辺にはそういう店がいくつもあるが、私が近所で唯一好きなラーメン屋「麵屋ふぅふぅ亭」は今も営業している。何と「龍鳳」から50mほどの距離。

ここのラーメンは鶏がらスープで上品。若い店主は昔フランス料理の修行をしていたとどこかに書いてあったが、それもうなづけるほど薄味でかすかにバター風味。一応、塩、醤油、味噌を選べるが塩が一番この店らしさが出ている。

ここの「芳醇鶏そば(全部のせ)」は、チャーシュー2枚、メンマ、味玉、鶏海老ワンタン2枚で1050円。月に一度ほど食べたくなるが、最近はほかの店が閉まっているので、週に1度のヘビーローテーションとなった。

そのほか普通に営業しているのはすし屋。自宅近くだと「鮨長」は10周年記念で始めたランチの鮪丼500円が人気で半年も続けているが、ここでは850円のランチにぎりを頼む。夫婦でやっている小さな店で夜は酒も珍しいものを仕入れている。「吟遊」はもっと大きく豪華な感じで、鮪が有名。昼は鮪の頬肉丼とか穴子丼などの1000円前後のランチを頼む。

そんなこんなで、毎日午前中は昼に何を食べるかばかり考えて時間が過ぎる。

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