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2020年5月 5日 (火)

コロナ禍で何が変わったか:その(19)買物とゴミ

毎日家にいると買物ばかり行く。昼ご飯は気分転換も兼ねて辛うじて開いているお店に行くが、朝と夜は家で作って食べる。とにかく「テイクアウト」はエサのように感じるので、できるだけ避けたい。

みんなが家で食事を作るので、当然ながらスーパーはどこも大混雑。私の近所で一番混むのは1階に駐車場を完備した江戸川橋マルエツであまり行きたくないが、ここにしかない安くてうまいイタリアとスペインの赤ワインや柔らかい牛のイチボ肉があるから出向く。

結局、開店の朝9時に行くのが一番混まないことがわかり、3日に1度くらい、朝の9時前に運動を兼ねて小走りで行く。ただしここは高級志向が薄く、まともなオリーブオイルやバルサミコなどはないので、こちらは午後一番に神楽坂のよしやとキムラヤに行く。野菜と魚と白ワインはよしやが一番だが、焼酎や日本酒やパスタやチーズはキムラヤがいい。

そんなに料理を作れば、当然ながらゴミが増える。ところが連休もあってゴミの回収は少ないので、ゴミ置き場は大変なことになっている。そんなこともあって、ゴミを減らす工夫を考えてみた。

ベランダにある土の残っている植木鉢の上に、リンゴの皮や芯を置いてみた。普通なら生ごみで捨てるところだが、できるだけ捨てるものを減らしたいと思ったから。翌朝見ると、だいぶ水分がなくなって干からびていた。さらに1日たつと、縮んで小さくなっていた。

これはおもしろいと、剝いたオレンジの皮を置いてみた。これは少し小さくしたが、半日もしないうちに乾いた。調子に乗って、レモンの皮も置いた。レモンの種は地中に埋めてみた。ある日、レモンができるかもしれないと思いながら。

それからかぼちゃの料理を作った時に、その種が大量に出てきた。夜中だったのでそのまま鉢の上に置いた。ところが朝になると、大きなハエが一匹飛んでいた。急に怖くなって、種を分離していくつかの鉢に分けて土に埋めた。

はたして、これはいわゆる「コンポスト」のように土に帰って肥料になるのだろうか。それともいつの日かハエや虫が大量に発生して、家の中を襲撃するのだろうか。そんなことを考えながら、1日に何度かこわごわと土を眺めている。なぜか本を読むより、土を見ている方が気が休まる。

4月初旬の「映画館最後の日々」に見たドキュメンタリー『ビッグ・リトル・ファーム』のような大農場とは程遠いマンションのベランダの鉢の土だが、そこにも小宇宙がある。

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