オンライン授業でわかったこと:その(2)
私が教える大学は、昨日が最初の授業だった。予定より5週間遅れたからオンライン授業を十分に準備をする時間があったはずだが、やはり実際にやってみると思い通りにはいかない。最初が200人の授業なのがきつかった。
学生が授業に参加するには大学が割り当てたメアドでログインする必要がある。ところがマンモス大学のほとんどで昨日授業が始まったので、ログインできませんという学生が出た。幸いにしてこれはしばらくして収まったが、次にGoogleのMeetで承認がされないので入れませんというチャットが多数来た。
Meetは最初に入る時に承認が必要だ。200人の授業なので助手が対応してくれていた。なぜ承認されないか理由は不明だが、別のアドレスでMeetを再び立ち上げると、うまくいった。それにしても200人を承認すると5分以上かかる。
次に私がMeetで話しだすと、「音が聞こえません」というチャットがいくつも来た。パソコンにイヤホンをつけて始めていたが、それだと私の声が相手に聞こえないとは知らなかった。それは解決したが、今度は「画面が見えなくなりました」。パワポの画面を「共有」するようにしていたが、なぜかそれが途切れた。これもいったん共有を中止して、再度共有を始めたらうまくいった。
もともと通信環境が不安定な学生がいる。だから事前にパワポや動画や参考資料は見られるようにアップしていた。話す時は写すのはパワポ画面のみにして、私の顔を写さないようにした。それだけで通信容量が半分以下になるらしいので。
よかったのは資料を配布したこと。有名な文章で、これまではその概要を教えるだけだったが、今回はあえて7ページをスキャンしてPDFでアップした。図書館も閉まっているので、読んでみてくださいとは言えない。それにオンライン授業で丸々90分話すのはいろいろな意味でよくない。
「さあ、みなさん10分間で読んでください」と言ってその後に解説をする。資料は残るので後からも読めるし、文庫なので興味のある学生は買えばいい。課題で文章を書かせる授業ならばなおさらで、学生は図書館に行けない。その分こちらでいくつもの文章を一部スキャンして配る。そんなわけで、オンライン授業の準備でやたらにスキャンが増えた。
著作権法35条の改正と今年度の特例措置でそれらが無許可・無償でできるようになったからだが、本の中から重要な個所を探すのは案外楽しい。学生の心に訴えるページはどこだろうと、いつも本をめくっている。
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