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2020年6月

2020年6月30日 (火)

『凱里ブルース』に慄く

私の大学の大学院生は中国人が多いが、1930年代の日本映画をめぐる授業で清水宏監督の『有りがたうさん』(1936)について論じた。ユーチューブにかなりきれいな画像があるので、事前に見ておくことが前提でのオンライン授業。そこである中国人学生が「『凱里ブルース』みたいですね」と言った。

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2020年6月29日 (月)

本を書いて考えたこと:その(6)NHK

本を書いた勢いで、昨朝NHKの「おはよう日本」に出た。最初に大学に連絡があったのは5月25日。翌日に1時間ほどの電話取材を受けて、その後メールでやり取りが始まった。連絡をしてきたディレクターが若い女性だったので、最初は私は情報提供のお手伝いくらいに思っていた。

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2020年6月28日 (日)

映画から浪曲へ:その(1)

去年、忽然と始まった「浪曲映画祭」に今年も行ってみた。もちろん私は浪曲のファンではない。しかし、去年の盛り上がりがすごかった。浪曲が出てくる映画と、それにちなんだ生の浪曲が組み合わさって2400円とかになる。客層はほとんどが浪曲ファンのようだ。

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2020年6月27日 (土)

本を書いて考えたこと:その(5)

今回、新潮新書で『美術展の不都合な真実』を出して一番よかったのは、いろいろな知り合いと連絡が取れたこと。新書で税込み836円なので、これまでにお世話になったいろいろな人々に送った。

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2020年6月26日 (金)

『ドヴラートフ』の描くレニングラード

アレクセイ・ゲルマン・ジュニア監督の『ドヴラートフ レニングラードの作家たち』を劇場で見た。予告編で見た1970年代前半のレニングラードのインテリ達の姿に、懐かしいものを思い出したから。私は1993年春に既にサンクト・ペテルブルグとなっていたその街に行った。

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2020年6月25日 (木)

追憶のアメリカ館:その(12)マリーさんについてもう少し

1987年1月末に高田馬場の私のオンボロアパートにやってきたマリーさんについてもう少し書く。なぜ彼女と3カ月で別れたのか。今思うと、一番の理由は私に金がなかったことではないか。パリでどんどん本を買う私を見て、彼女は金持ちだと思ったのかもしれない。

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2020年6月24日 (水)

なぜか『ストーリー・オブ・マイライフ』を見る

『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』を劇場で見た。私は「若草物語」を読んだこともないし、その映画化も1本も見ていない。しかし『レディ・バード』という洒落た映画を監督したグレタ・ガーウィグが再びシアーシャ・ローナンを主演で撮ったというので、興味が湧いた。

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2020年6月23日 (火)

コロナ禍で何が変わったか:その(23)新しい生活様式

緊急事態宣言が解除されたあたりから「新しい生活様式」という言葉が流通し始めた。確か、専門家会議の先生から出た言葉だと思う。あまのじゃくの私は、「生活」まで指導されたくないと反発したが、先日の朝日新聞で大塚英志さんがインタビューで答えていた内容がおもしろかった。

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2020年6月22日 (月)

「ドローイングの可能性」展を見る

また、東京都現代美術館に行った。先日、オラファー・エリアソン展を見た時にほかに2本の展覧会があったが、疲れたので改めて行こうと思った。ところがフェイスブックで流れてきた情報で、そのうちの「ドローイングの可能性」が21日で終わることを知って、慌てて足を運んだ。

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2020年6月21日 (日)

『Motherマザー』の描く母親像

7月3日公開の大森立嗣監督『Motherマザー』を試写で見た。大森監督は『日日是好日』のような、いい人しか出て来ない映画も撮れるが、やはり『ぼっちゃん』とか『タロウのバカ』のように悪を描いた方が本領を発揮する。それも実際にあった事件を彼なりに自由に料理すると、実に怖い映画ができあがる。

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2020年6月20日 (土)

アップリンクの訴訟に考える

先日、映画会社アップリンクの浅井隆社長が元従業員にパワハラで提訴された。その日のうちにHPに謝罪の告知が出て、昨日は「謝罪と今後の対応について」が発表された。私は浅井氏と面識はあるが、特に親しくはない。

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2020年6月19日 (金)

追憶のアメリカ館:その(11)マリーさん

1985年7月末、1年間過ごしたパリのアメリカ館から帰国した。それから地元の大学の仏文学科を卒業し、早稲田大学の大学院に行った。実はその間、就活をして内定ももらったが、結局行かなかった。

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2020年6月18日 (木)

『君はなぜ総理大臣になれないのか』に泣く

大島新監督のドキュメンタリー『君はなぜ総理大臣になれないのか』を劇場で見た。もともと選挙のドキュメンタリーは、マック赤坂を追いかけた『立候補』(2013)もそうだが、おもしろい。それにこの映画は1人の国会議員を17年も追いかけたと聞いて興味が湧いた。

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2020年6月17日 (水)

驚異的な博覧強記の『イタリア芸術のプリズム』

岡田温司著『イタリア芸術のプリズム』を読んだ。副題に「画家と作家と監督たち」と書かれているので気になったが、実はイタリア映画論だった。著者はイタリア美術史の専門家だが、『映画は絵画のように』(2015)という映画史を縦横無尽にめぐる本がある。

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2020年6月16日 (火)

真夜中に電子音が

先日、真夜中に「カチ、カチ」と音がした。どうも私の部屋から聞こえてくる。最初私は虫かなにかが動いているのかと思ってまた寝た。すると「カチ、カチ、カチ」とまた聞こえた。どうも虫ではなさそうだ。起き上がって部屋に行く。

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2020年6月15日 (月)

オラファー・エリアソンを見る

コロナ禍で閉じていた場所が次々に開く。カラオケやパチンコまでOKになったが、東京都の新たな感染者はここ数日、20人を超している。このままではまた「東京アラート」もありうると思って、何を見に行くか考えた。

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2020年6月14日 (日)

本を書いて考えたこと:その(4)

『美術展の不都合な真実』が出た直後に、かつての職場の後輩からメールが来た。「古賀さんが書いているような、主催するマスコミが大宣伝して押し込む「押せな押せな」の展覧会は、これからはもうやりたくてもできないんですよ」という内容だった。

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2020年6月13日 (土)

配信で映画を見る:その(4)『Passion』

コロナ禍の影響で、ユーチューブやアップリンククラウドなどで映画を配信で見ることが増えた。ここにも最近3回書いたので、急にシリーズ化して今回は(4)とすることに。なぜなら「サンクスシアター」を見始めたら、もっと見そうだから。

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2020年6月12日 (金)

コロナ禍で何が変わったか:その(22)人との距離

昨日、東京都は「東京アラート」を解除し、今日から「第3段階」へ移行するという。カラオケ、ネットカフェ、マージャン店、パチンコ、ゲームセンター、遊園地がOKになり、飲食店の閉店は午後10時から12時になる。

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2020年6月11日 (木)

『花のあとさき ムツばあさんの歩いた道』を見る

3、4月に来た試写状のほとんどはコロナ禍で試写が中止となって役に立たなかったが、そのなかで気になっていたのが、NHK製作の百埼満晴監督・撮影『花のあとさき ムツばあさんの歩いた道』。ある村落を17年間追いかけたというだけで、見たくなった。

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2020年6月10日 (水)

本を書いて考えたこと:その(3)

『美術展の不都合な真実』は発売2週間にして、重版となった。まさか売れる本だとは思っていなかったのでびっくりである。正直なところ、こんな美術業界の人々にしかわからない話をして、誰が読むのだろうかと思っていた。

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2020年6月 9日 (火)

追憶のアメリカ館:その(10)淡い出会い

その(8)でマリーさんという女子学生と出会ったことを書いたが、友人から「その後」を書けという依頼が来た。実はその年は何もなかった。1度カフェで日本映画について話し込み、その後は大学で2、3度挨拶を交わしただけ。

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2020年6月 8日 (月)

『ルース・エドガー』を見る

そろそろ「普通」のアメリカ映画を見たいと思って選んだのが、ジュリアス・オナー監督の『ルース・エドガー』。予想通りのいかにもアメリカ的な社会派映画でありながら、サスペンスもたっぷりの佳作だった。

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2020年6月 7日 (日)

なぜか『BUTTER バター』を読む

柚木麻子の小説『BUTTER バター』を読んだ。彼女の小説は『私にふさわしいホテル』がかなりおもしろかったが、今回買ったのは本屋でパラパラめくったら、主人公が出版社勤務の女性だったから。それも神楽坂駅そばの「秀明社」。

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2020年6月 6日 (土)

再開した美術館に行く:東京都庭園美術館

最後に行った美術館・博物館は、たぶん3月29日の開館直後のアーティゾン美術館。2月末に国立の美術館・博物館が閉じてもやっていた。それから2カ月以上たってようやく再開したので、どこに行こうかと考えた。

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2020年6月 5日 (金)

コロナ禍で何が変わったか:その(21)危機を語る人々

コロナ禍で深刻そうに危機を語る人はどこか信用できない。「ロックダウン」とか「東京アラート」とか意味のないカタカナを使って得意そうになっている都知事は、どう見てもインチキに見える。彼女の最近の言動を7月のに向けた選挙運動と言う人がいるが、本当にこれで当選するなら怖い。

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2020年6月 4日 (木)

再開した映画館に行く:『希望のかなた』

6月1日から再開した映画館にようやく行った。新作がまだ出揃っていないこともあり、ユーロスペースでアキ・カウリスマキ『希望のかなた』を見た。2017年の作品だが、35㎜プリントで上映するというのに惹かれた。

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2020年6月 3日 (水)

追憶のアメリカ館:その(9)

1894年夏から1年間のパリ滞在中にどの映画を見たかはわかる。留学日記があり、別に映画カードがあるから。映画カードというのは、大学3年生くらいから働き始めて数年まで7、8年間書いていた映画についてのメモのこと。

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2020年6月 2日 (火)

本を書いて考えたこと:その(2)

今日は新潮新書から最近出た『美術展の不都合な真実』をどのようなペースで書いたかを、メールの記録を見ながら振り返ってみたい。「はじめに」を書いたのは編集者と会って2週間後の2018年11月だったが、第1章を送ったのは2019年1月。それから1章か2章分を書いては送り、意見をもらいながら連休明けには全7章まで書き終えた。

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2020年6月 1日 (月)

配信で『クスクス粒の秘密』を見る

今日から映画館が開くが、この2カ月近く、一度も配信で映画を見ていないから不思議なものだ。授業の準備のために膨大な数のユーチューブを見たのに。もちろんそれは楽しむためでなく、画質やスクリーンサイズやバージョンや字幕の有無を確認して授業で学生に見るよう指示できるかを調べるのが目的だった。

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